ゆめ未来     

遊びをせんとや生れけむ....
好きなことを、心から楽しもうよ。
しなやかに、のびやかに毎日を過ごそう。

一と口椎茸

2023年02月28日 | ゆめ未来
永楽屋 京都市河原町 2023.2.28

京都市『 永楽屋 』の「 一と口椎茸 」をいただきました。


     eirakuya.co.jp

佃煮「一と口椎茸」は、永楽屋を代表する商品です。





ご飯のお伴に、お酒のつまみに美味しくいただきました。





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地図と拳/小川哲

2023年02月27日 | もう一冊読んでみた
地図と拳 2023.2.27

第168回 直木賞受賞作 
このミステリーがすごい! 2023年版 国内編9位 
地図と拳/小川哲荒/集英社


満州国建国の話です。
夢と希望、国民の幸福と繁栄を願っての建国。
しかし、その土地に昔から住んでいた人々には別の景色が見えた。



 「恐怖が心を満たしたときに、人間が取る行動は三つだ」
 もうずいぶん前の話だ。兵役で教練を受けたとき、上官からそう言われた。
 「戦うか、逃げるか、動けなくなるか。戦う者は勇敢だ。逃げる者は臆病だ」
 その言葉の続きは覚えていなかった。今はじめて、続きが知りたいと思った。


 「国家は都市を持つ。これまで、鉄道はそれらの都市と都市を繋いできた。だが、そんな時代はもう終わった」
 それまで黙っていたウィッテ大臣が口を開いた。「これからは、鉄道が都市を作る時代だ。まず駅を建て、その周辺が都市になるのだ。
我々は、シベリア鉄道を満洲に通すことにした。まだ満洲には森と荒野しかない。そこに線路を敷き、朝鮮まで支線を延ばす。すでに極東の海運はイギリスに握られてしまっている。日本やドイツ、フランスは、清の陸運を握ろうと必死になっている。先手を打たなければ、ロシアは極東の利権をすべて失うことになる。我々は鉄道を使って都市を作る。区画を整備し、人々を集める。君たちの作った地図から路線が選ばれることを忘れないでほしい。鉄道が都市を作るのであれば、その鉄道を作るのが地図だ。つまり、君たちの作った地図が都市を生むのだ」


 「地図の話をしたかっただけです。こうして地図にこだわるのは、僕が国家とはすなわち地図であると考えているからです。国家とは法であり、為政者であり、国民の総体であり理想や理念であり、歴史や文化でもあります。ですがどれも抽象的なもので、本来形のないものです。
その国家が唯一形となって現れるのは、地図が記されたときです。大日本帝国はこの何十年かで形を変えてきました。台湾を手に入れ、朝鮮を手に入れました。満州を手に入れようとして、少々困ったことになっています。日本という国家の歩みは、更新されてきた地図の歩みでもあります。僕は日本が、そして世界が、どのように地図を変えていくのかを知りたいのです」
 国家とはすなわち地図である。


 最後の授業を担当したのは明男の父だった。満鉄の仙桃城工事事務所、工務科長である明男の父は、授業の終わりに「君たちの後ろには、過去という名の一本道がある」と言った。「君たちの前には、未来という名の交差点がある。人間は常に直進するとは限らない。右折をしたら誰が待っているか。左折をしたらどこにたどり着くか。未来という白紙の地図を存分に旅して、その景色を可能な限り正確に描いてほしい」

  『 地図と拳/小川哲荒/集英社 』



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日経平均、米金融政策次第か

2023年02月26日 | 捕らぬ狸の経済


  2月24日
  日経平均 2万7453.48円(349.16円高)
  TOPIX 1988.40(13.15ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) -%(取引成立せず)
  1ドル= 134.83 - 134.85(0.11円安)


2月20日 2万7531円  10億1308万株 2兆2925億円
2月21日 2万7473円  10億0663万株 2兆2796億円
2月22日 2万7104円  12億0199万株 2兆8131億円
2月24日 2万7453円  12億3456万株 3兆0340億円

株探ニュース 2023.2.25
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今週の【早わかり株式市況】2週続落、週前半は様子見も後半に動き

今週の相場ポイント
1.日経平均は2週連続で下落、週末の所信聴取に注目
2.週前半は手掛かり材料に乏しく、様子見ムードに
3.米経済指標受け金利上昇、グロース株中心に売り
4.祝日挟み一転上昇、米エヌビディア好決算受け
5.日銀総裁候補が所信、金融緩和継続の姿勢示す


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比59円(0.2%)安の2万7453円と、2週連続で下落した。

今週は、週前半は方向感の乏しい地合いだったものの、23日木曜日の祝日を挟みややボラティリティが高まった。
米国の経済指標や金利の動向が引き続き注目されたほか、次期日銀総裁候補の所信聴取にマーケットの視線が集中した。


週明け20日(月)は、日経平均が18円高と小反発。
この日夜の米国がプレジデントデーの祝日で休場ということもあり、参加者は限られ様子見ムードが強まった。
銀行や鉄鋼などバリュー株への物色は続いた。

21日(火)も引き続き方向感の定まらない地合いで、日経平均は58円安と小反落で着地。
前日の米国株市場が休場だったことから手掛かり材料に乏しかった。
朝方に先物を絡めたインデックス売りで下げ幅を広げる場面があったが、その後下げ渋るなど下値での押し目買いは活発だった。

22日(水)は米株安を受けて幅広い銘柄に売り圧力が表面化し、日経平均は2万7000円近辺まで水準を切り下げた。
前日の米国では、発表された経済指標が想定を上回る強い数字となったことで米金利が大幅上昇し、ハイテク株や景気敏感株などが大きく下値を試す展開を強いられた。
この流れを引き継ぎ、東京市場でも高PERのグロース(成長)株を中心に向かい風の強い展開を余儀なくされた。

23(木)は天皇誕生日の祝日で東京市場は休場。
この日夜の米株市場では、半導体大手エヌビディアの好決算を背景にハイテク株が堅調だった。

これを受け、24日(金)の日経平均は一転上昇。
市場が注目していた次期日銀総裁候補・植田和男氏の衆議院での所信聴取で、同氏が金融緩和を継続する姿勢を示すと一段と上げ幅を拡大させた。
結局、日経平均は300円を超える上昇でこの日の取引を終えた。


来週のポイント
来週も日米の金融政策が焦点となりそうだ。
28日の米国2月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数、3月1日の同ISM製造業景況感指数など重要指標が多く発表される。
国内では参院で植田次期日銀総裁候補の所信聴取があり、衆院と同様の内容になると思われるが注意する必要があるだろう。


重要イベントとしては、国内では28日朝に発表される1月鉱工業生産、3日朝に発表される1月の完全失業率と有効求人倍率が注目される。
海外では上記の米国重要指標のほか、1日に発表される中国2月製造業PMI、3日に発表される中国2月財新サービス業PMIに注視が必要だろう。


日々の動き(2月20日~2月24日)

2月20日(月) 小反発、手掛かり材料難で膠着相場の様相
       日経平均 27531.94( +18.81) 売買高10億1308万株 売買代金2兆2925億円


2月21日(火) 反落、模様眺めムードのなか上値の重い展開
       日経平均 27473.10( -58.84) 売買高10億0663万株 売買代金2兆2796億円


2月22日(水) 大幅続落、米株安を受けリスク回避の売り優勢
       日経平均 27104.32( -368.78) 売買高12億0199万株 売買代金2兆8131億円


2月24日(金) 3日ぶり反発、金融緩和継続期待で買い優勢
       日経平均 27453.48( +349.16) 売買高12億3456万株 売買代金3兆0339億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、19業種が値上がり
(2)値上がり率トップは郵船など海運。次いで日本紙などパルプ・紙が大幅高
(3)輸出株はまちまち。ディスコなど機械が買われたが、
  トヨタなど自動車、テルモなど精密機器は売られた
(4)内需株もまちまち。三井不など不動産、三菱倉など倉庫・運輸が高く、
  OLC などサービスは下落率首位。ファストリなど小売も軟調
(5)金融株はクレセゾンなどその他金融、野村など証券が堅調な一方、
  ゆうちょ銀など銀行は安い


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 人工知能
2(2) 半導体  再び開かれた大相場への扉、機運到来の超割安「半導体関連」6銘柄
3(5) インバウンド
4(3) パチンコ・パチスロ
5(8) パワー半導体
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)


モーニングスター 2023.2.25
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株式週間展望=米金融政策に警戒、選別物色強まる

日経平均予想レンジ:2万6900-2万7700円


4営業日の変則日程となった今週の日本株相場は、24日に植田和男・次期日銀総裁候補が衆院での所信聴取を無難に乗り切ったことで日経平均株価が持ち直して終えた。
ただ、米国ではFRB(米連邦準備制度理事会)が金融引き締めを再び強める可能性も意識され、これまで以上に手控えムードが膨らみそうな状況にある。


    <植田氏所信聴取は好感限定的か>

注目された所信聴取で、植田氏は日銀の取り組みは適切だとするこれまでのスタンスを崩さず、株式市場に一定の安心感をもたらした。
半導体株高も相まって、この日の日経平均は前営業日比で一時361円高まで上げ幅を広げた。

もっとも、植田氏の発言内容は市場の想定に沿ったもので、好感反応は継続性が乏しいかもしれない。
一方、米国は次回3月21、22日のFOMC(米連邦公開市場委員会)をめぐって、利上げ幅が再び0.5%(前回は0.25%)に拡大する観測もある。


日経平均は1月下旬以降もみ合ってきた2万7500円どころの水準から、徐々に下放れてきたように見える。
テクニカルでは25日移動平均線と75日線が今週ゴールデンクロスしたが、昨年11月下旬の達成後には調整入りするなどあまり当てにならない。

とはいえ、全体相場が軟化した場合でも、中・長期的な業績回復期待を本格的に織り込むフェーズを迎えつつあるセクターは底堅い動きを維持しそうだ。
代表例は半導体で、関連株は既に来年の市況好転を先取りする動きを見せている。
化学や機械も、もはや景気循環の上り坂が意識されている。


    <経済指標を引き続き注視、中国全人代も意識>

米国では景気の強さを示す経済指標が相次いでおり、金融政策の早期緩和転換への期待が後退した。
このため、来週も同国の統計に注意する必要がある。
27日に1月耐久財受注、28日に12月S&PコアロジックCS住宅価格指数と2月CB消費者信頼感指数が発表され、3月1日に2月ISM製造業景況指数、3日に2月ISM非製造業景況指数も控える。

こうした経済指標を通じて経済に鈍化の兆しが見られない限り、タカ派傾斜への警戒感は弱まらず、日本株に関しても上値の重い展開が継続しそうだ。
指数逆行型のETF(上場投資信託)などによるヘッジや、選別物色がより重要度を増しているように映る。

また、中国では国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が3月5日に始まる。
同国のリオープン(経済活動再開)の勢いを市場が見極めることで、内容によっては日本株の支えになるだろう。
特に李克強首相(国務院総理)の後任者(李強・前上海市党委員会書記か)による経済政策の演説が注目される。

このほか、来週は中国で1日に2月の各PMI(購買担当者指数)が発表される。
国内では参院での植田氏の所信聴取が27日に行われ、28日には副総裁候補(前金融庁長官の氷見野良三氏と内田真一日銀理事)の所信聴取と質疑も実施される。
また、2日に10-12月期法人企業統計、3日に1月有効求人倍率と2月東京都区部消費者物価が出る。
日経平均の予想レンジは2万6900-2万7700円とする。

  提供:モーニングスター社


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仙禽 立春朝搾り 令和五年癸卯二月四日

2023年02月25日 | さらに酔うもう一杯の日本酒に
せんきん 栃木県さくら市 2022.2.25

今年も『 仙禽 立春朝搾り 』を取り寄せました。
3年目になります。



毎年同じデザインのラベルです。
もうおなじみになりました。

           日本酒 令和五年癸卯二月四日


             立春朝搾り 仙禽
             純米吟醸 生原酒




微発泡。少し甘く、サイダーを思わせる軽くてさわやかなお酒です。
アルコール度数が、14度のせいかスイスイと呑んでしまいます。
軽くさわやか、サイダーを思わせる味わい。これは、最近の新酒の傾向なのか「みむろ杉」も似たような印象を受けました。

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もやし炒めをいろいろ作ってみました

2023年02月24日 | お昼のおひとり様ご飯
 もやしだけでも立派なご馳走です!

今週も、先週に引き続きお昼に「 もやし炒め 」を作りました。
今回は、ハム入りです。
おかずらしくなりました。



もやしは、倍の値段に値上がりしても、まだまだ、財布に優しいです。

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晩白柚

2023年02月23日 | しあわせかんじるあまいもの
親戚が、『 晩白柚 』を作っています。
先日、その晩白柚(ばんぺいゆ)が届きました。



写真では、何の変哲もない、極普通のみかんに見えますが、その大きさに驚きます。
小玉西瓜ぐらいの大きさです。

この大きさのみかんが木にぶらさがっているのは何とも脅威です。



大きいこともさることながら、その皮の厚さのあついことあついこと。びっくりです。


    ja-banpeiyu.com

グレープフルーツのように切っていただきました。
味も香りも食感もニューサマーオレンジやグレープフルーツに似ていると感じます。
さっぱりとした美味しいみかんです。

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なまずや県庁前店 うな重   

2023年02月22日 | 食は文化だ
なまずや県庁前店  岐阜市藪田南 2023.2.22

うちのKさんと久しぶりに鰻を食べに行ってきました。
なまずや県庁前店 』で、うな重をいただきました。





テーブルに準備されていた「飛騨山椒」は、新鮮でした。
鰻にふりかけると、山椒がふあっと香り食欲をそそります。感動しました。
肝吸いも絶品の旨さでした。



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まめ秀の豆菓子

2023年02月21日 | しあわせかんじるあまいもの
煎豆屋 まめ秀  大分県豊後高田市 2023.2.21

大分県豊後高田市昭和の町に本店を構える「 煎豆屋 まめ秀 」の「豆菓子詰め合わせ」をいただきました。


  www.mamehide.com




  セット内容:豊後柚子胡椒豆40g あおさ豆50g 黒糖そら豆60g
  ミルクアーモンド60g ミックス豆50g






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此の世の果ての殺人/荒木あかね

2023年02月20日 | もう一冊読んでみた
此の世の果ての殺人 2023.2.20

このミステリーがすごい! 2023年版
国内編11位 此の世の果ての殺人/荒木あかね/KODANSHA


2023年3月7日に小惑星2021NQ2:通称「テロス」が熊本県阿蘇郡に落下する。
地球最後の日を間近にした特殊な状況下でのミステリ。
どのような物語になるのか、興味津々。
面白かったが、切なかった。

 「うん。彼女をこんな目に遭わせた悪い奴を探さないとね」
 「殺人犯を探して、どうするんです?」
 「そりゃ相応の報いを受けてもらわなきゃならない」
 「捕まえる? まあね、うん。捕まえる、捕まえる」
 「どうして先生が捕まえるんですか?」
 「誰かがやらなきゃいけないでしょ。危険は百も承知さ。犯人は私みたいな人間を恐れている。だから私がやらないといけないんだ」




 「小学生の頃さ、学校行きたくねえって毎朝喚いてたんだよ」
 「誰の話?」
 「俺に決まってんだろ。俺さ、すぐ手が出るし集団行動苦手だし、クラスで浮きに浮きまくってたんだよ。でさ、俺が学校行きたくねえって駄々こねると兄貴がいっつも変なこと言い出すんだ」
 今からお兄ちゃんが魔法をかけるから。さん、に、いちでタイムスリップできるおまじないだよ。ほらもう大丈夫。あっという間に放課後になってるから。
 暁人の口調を真似たのだろう、光は優しい声で言った。
 「要するに、根性出して学校行けって言ってたんだよな、兄貴は。時が過ぎるのは一瞬だから、朝の自分が一気に放課後までタイムスリップした体で、嫌な時間はなかったことにすればいいって。辛いとき自分はそういう風に気を紛らわしてるからって兄貴は言ってた」
 「それが?」
 「なんか悲しいよな。兄貴はそういう励まし方しかできなかったんだろうな」


 「で、誰にかけるの?」
 「取り敢えず110番してみる」
 そんなの無駄に決まっていると、イサガワは取り合おうとしなかった。ただでさえ警察署が次々と閉鎖されているのに、本部の通信指令室が機能するはずもない。
 ところが光の指は既に三桁の数字を入力していた。
 「やってみないとわかんないぜ」
 「無駄だよ」
 「イサガワさんは世界がこうなってから110番したことあんのか? ないだろ? どうせ無駄だと思い込んでるだけで、案外繋がるかもしれない。無駄ならそれから考えればいいだろ」
 コール音は長く続いた。駄目だ。警察なんかに頼ろうとしたってどうせ助けてくれない。駄目だ。自分たちで何とかしなければ。
 そのとき、突然呼び出し音が消えた。電話の向こうで聞き覚えのない声が言った。
 『はい110番警察です。事件ですか? 事故ですか?』


  『 此の世の果ての殺人/荒木あかね/KODANSHA 』


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日経平均、日柄調整続行か

2023年02月19日 | 捕らぬ狸の経済


  2月17日
  日経平均 2万7513.13円(183.31円安)
  TOPIX 1991.93(9.16ポイント安)
  長期金利(新発10年国債) 0.500%(変わらず)
  1ドル= 134.79 - 134.81(1.02円安)


2月13日 2万7427円  11億5925万株 2兆6670億円
2月14日 2万7602円  10億1953万株 2兆4260億円
2月15日 2万7501円  11億8791万株 2兆7304億円
2月16日 2万7696円  11億4174万株 2兆6373億円
2月17日 2万7513円  11億1321万株 2兆6692億円

株探ニュース 2023.2.18
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今週の【早わかり株式市況】6週ぶり反落、米金利横目に方向感欠く展開

今週の相場ポイント
1.日経平均は6週ぶり反落、2万7500円台はキープ
2.米長期金利を横目に方向感に欠ける展開
3.米1月のCPIと小売売上高は強い内容、金融引き締めを警戒
4.米金利に上昇圧力もナスダック続伸が投資家心理を強気に
5.週末は米株安を受け日本株は戻り売りに押される


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比157円(0.6%)安の2万7513円と6週ぶりの下落となった。

今週発表された1月の米消費者物価指数(CPI)は、前年比の伸び率が12月に比べ鈍化したものの、市場予想を上回った。
更に、1月の米小売売上高もコンセンサスを上回る強い内容で、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め策が長期化するとの警戒感が再燃した。
米国株が頭打ちとなるなか、日本株も上値の重さが意識され、戻り売りに押される展開となった。


13日(月)の東京市場で日経平均は243円安と反落した。
米長期金利の上昇を嫌気して米ハイテク株が下落するなか、先物主導で売られ、日経平均は一時400円を超す下げとなった。

14日(火)は175円高と反発。
米国市場では1月の消費者調査がインフレの先行き鈍化を示唆する内容となり、米長期金利が低下した。
米国株が上昇した流れを日本株は引き継いだものの、米1月のCPIの公表を控え、持ち高を一方向に傾ける姿勢は限られた。

15日(水)は100円安と反落。
注目された米1月CPIは市場を上回る強い内容。
米金融引き締めの長期化が警戒されるなか、前日のNYダウが下落したことで買い手控えムードが広がった。

16日(木)は194円高と反発。
1月の米小売売上高が市場のコンセンサスを上回る強い内容となった。
米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めの長期化への警戒感が広がって米長期金利が上昇したにも関わらず、ナスダック総合株価指数が堅調に推移し、ハイテク株中心に日本株の支えとなった。

17日(金)は183円安と反落。
1月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回る上昇となり、インフレ警戒感が強まった。
米国株安が重荷となったほか、週末を控え利益確定売りも膨らんだ。


来週のポイント
来週は、今週に続き米長期金利の上下に株式市場が振らされる展開となりそうだ。
3月期末に向け、配当権利取り狙いの資金流入が続くことも予想される。
日経平均は2万7500円前後の動きに終始する可能性が高そうだ。


重要イベントとしては、国内では24日朝に発表される1月全国消費者物価指数が注目される。
海外では、24日に発表される米国1月の個人所得と個人消費支出、および新築住宅販売件数に注視が必要だろう。


日々の動き(2月13日~2月17日)

2月13日(月) 反落、米長期金利上昇で利益確定売りが優勢
       日経平均 27427.32( -243.66) 売買高11億5925万株 売買代金2兆6670億円


2月14日(火) 反発、米株高を受け主力株を中心に買い優勢
       日経平均 27602.77( +175.45) 売買高10億1953万株 売買代金2兆4260億円


2月15日(水) 反落、朝高も米金融引き締めの長期化を警戒
       日経平均 27501.86( -100.91) 売買高11億8791万株 売買代金2兆7304億円


2月16日(木) 反発、米ハイテク株高や円安で買い優勢
       日経平均 27696.44( +194.58) 売買高11億4174万株 売買代金2兆6373億円


2月17日(金) 反落、米株安を受けハイテク株を中心に売り優勢
       日経平均 27513.13( -183.31) 売買高11億1321万株 売買代金2兆6692億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、22業種が値上がり
(2)上昇率トップは日本製鉄など鉄鋼。郵船など海運や三菱UFJなど銀行といった高配当セクターが大きく買われた
(3)金融株は東京海上など保険、SBIなど証券も高いがアイフルなどその他金融は売られた
(4)輸出株はまちまち。トヨタなど自動車が買われたが
  オリンパスなど精密機器は下落率トップ、ソニーGなど電機も安い
(5)内需株もまちまち。鹿島など建設、JTなど食料品は堅調だがリクルートなどサービスは軟調
(6)INPEXなど鉱業、コスモHDなど石油、住友電など非鉄といった資源株も総じて高い


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 人工知能 「ChatGPT」にマネー乱舞!「生成AI」で覚醒する変貌株を追え
2(4) 半導体
3(23) パチンコ・パチスロ
4(6) チャットボット
5(16) インバウンド
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)


モーニングスター 2023.2.18
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株式週間展望=次期日銀総裁を試す円安、植田氏所信聴取が焦点に

日経平均予想レンジ:2万7200-2万7800円


今週はFRB(米連邦準備制度理事会)が早々には金融引き締めを転換できそうにない外部環境が鮮明になる中でも、株式市場は一定の底堅さを示した。
日本株に関しては円安の進行も日経平均株価を支えている。
目先は24日の衆参両院の議院運営委員会で実施される、次期日銀総裁内定の植田和男氏への所信聴取が最大の焦点となる。


    <米金融政策の楽観シナリオ崩れる>

日経平均は今週、弱含みつつも2万7500円より高い水準で取引を終えた。
米国では3日発表の1月雇用統計を皮切りに、根強いインフレを示唆する経済指標が相次いだことで、長期金利の見通しが切り上がった。
年後半の利下げ転換という楽観的なシナリオが揺らいだ格好だ。

14日に出た米1月CPI(消費者物価指数)は前年同月比で6.4%上昇と市場予想(6.2%上昇)を上回り、16日のPPI(生産者物価指数)の上昇率もコンセンサスより大きくなった。
これを受け、前回のFOMC(米連邦公開市場委員会、1月31日-2月1日)で決まった0.25%の利上げ幅について、メンバーからは不十分だったという声も上がっている。

株式市場では、利上げ局面にもかかわらず堅調な米景気に対する安心感が物価高の一方にあり、本稿の締め切り(日本時間17日午後5時)時点でショック安というほどの事態には至っていない。
もっとも、一連の経済指標が、次のFOMC(3月21-22日)へ向けボディーブローのように効いてくる可能性はあるだろう。

来週の米国では22日に前回FOMCの議事録が公表される。
1月雇用統計発表前の会合のものとはいえ、マーケットが神経質になっていればリスク要因となる。
また、2-7年物の国債入札も控えている。


    <今12月期前提は平均1ドル=129円>

前週急浮上した日銀総裁候補で、元日銀審議委員の植田氏。
この「サプライズ」を手掛かりに為替が一時円高・ドル安にフレた。
しかし、結局のところは円安方向に傾いている。
背景には、植田日銀が異次元緩和を当面継続するだろうという見方があるとも考えられる。
ただ、為替市場が植田氏を「試す」動きととらえることもできるだけに、所信聴取での発言は重要度が極めて大きい。

本決算を発表済みの12月決算企業の今期予想の為替前提は、平均でおよそ1ドル=129円となっている。
AGCやヤマハ発動機は125円、ブリヂストンは123円、ユニオンツールは115円。
これに対し、時価は134円台後半(日本時間17日午後5時時点)。
円安トレンドが続くのであれば、輸出企業の収益拡大余地が生まれてくる。


こうした中、23日の祝日を挟む来週の日本株相場は、米金利をめぐる警戒感を円安が支えられるかがポイントだ。
円安は輸出企業への追い風のほかに、海外勢のドル建て株価の目減りに伴うウエート維持の買いにつながる。
日経平均の予想レンジは2万7200-2万7800円とする。


国内では22日に企業向けサービス価格指数、24日に1月CPIが発表され、同日の植田氏の所信聴取と絡めて注視される。
このほか、海外で21日にドイツ2月ZEW景況感指数、22日にニュージーランド準備銀行の金融政策決定会合、23日に米10-12月期GDP(国内総生産)改定値とG20(主要20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議(25日まで)、24日に米1月新築住宅販売件数。

  提供:モーニングスター社



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