ゆめ未来     

遊びをせんとや生れけむ....
好きなことを、心から楽しもうよ。
しなやかに、のびやかに毎日を過ごそう。

ペッパーズ・ゴースト いくら、先のことが見えるからと言って、できないことはできない。

2022年02月28日 | もう一冊読んでみた
ペッパーズ・ゴースト/伊坂幸太郎    2022.2.28

伊坂幸太郎の 『 ペッパーズ・ゴースト 』 を、読みました。

 <先行上映>は、父が考案した表現だった。「まだ誰も、本人すら見ていない場面を、先行的に観ることができるのだ」と。
 「俺も自分の父親から、この体質について教えてもらったんだ」
 先行上映は、飛沫感染で起こる。


 「ネコジゴって聞いたことがない?」 アメショーはそう言うと、猫を虐待する実況を繰り返した<猫ゴロシ>のことや、それを嬉々として視聴し、扇動しつつ指示を出していた者たちのことを説明した。
 ロシアンブルとアメショーの二人はネコジゴハンターの仲間。


 ニーチェの「ツァラトゥストラ」の考え方。
   この世界の嘆きは深い、
   喜びのほうが、深い悩みより深い。
   嘆きが言う。「消えろ!」と。
   だがすべての喜びが永遠をほしがっている。


人質立てこもり事件で、愛する家族を皆亡くし、天涯孤独になったら人はどのように生きのか。
ほんの短い時間、近未来を見通す事の出来る能力を授かった中学校教師檀千郷の巻き込まれた事件と彼の苦悩とは。
ネコジゴハンターの二人の仲間、何事も悲観的なロシアンブルと、これまた楽観的なアメショーの活劇とカンフーが得意の成実彪子の活躍が面白い。




  <先行上映>補足

 父のことを思い出す。どうにか相手に伝えてあげたいと思ってしまうが、どうにもならないことはどうにもならない。彼はそう言っていた。役立つのは難しい、と。

 どうにもならないことはどうにもならない。念じるようにそう思った。いくら、先のことが見えるからと言って、できないことはできない。

 母は大らかな性格で、物事に動じることが少ない。「悩んでも仕方がないからね。その時、やれることをやるしかないでしょ」とよく言った。「人事を尽くして天命を待つ」「くよくよしても天気は変わらない」を座右の銘にしている。
 「その能力? 体質を使って得はできないのかな。宝くじが当たる、とか、株で儲けるとか」
 父は少し黙る。今から思えばそれは、「得をするどころかつらいことばかりだ」と深刻な思いが溢れるのをぐっとこらえたのかもしれない。


 「相手が大変な目に遭う分かっていても、助けることはもちろん、助言すらできないことばかりだ」
 ああ、なるほどね、と私は深く考えることもなく答えた。これはまあ、そうだろうね、と。
 「これが意外にきついんだ」父はつらそうに顔を歪めながらも、少し笑った。「罪悪感というほどではないが、無力感の積み重ねと言うのかな、とにかく、自分では気にしないようにしていたつもりでも、精神的にまいってきて」
 「そんなにつらいものなの?」
 「脅すようで悪いけれどな、一つ一つは大したことではないんだ。別に、世紀の大事件を止められなかった、とかではないんだから。ただそれでも、『分かっていたのにどうにもできなかった』という事実は、脳に負荷を与えるんだろう。気づいた時には、気持ちが塞いでいたり、よく眠れない、なんてことがある。だから俺から言えるのは、できるだけ、気にするな、ということだけなんだ」
 「よっぽど、その人の先行上映は見たくない、という場合はマスクをしたほうがいいかもしれないけれどな。とにかく観てしまうのは仕方がないことで、それをいちいち気にかけていたら、まさに神経がもたない。なるべく忘れたほうがいい。重要なのはそれだよ」
 「分かった。忘れろ、という教えを覚えておく」
 「そうだな」と父はくしゃと表情を崩し、うなずいた。


 「父さんからは、気にしてはいけないと言われていた。未来のことが見えると、意外と精神的にまいってしまうからと」
 <先行上映>の経験を積んだ今は、父の言いたかったことがよく理解できた。良くない<先行上映>を観た際、「気にしてはいけない」「忘れればいい」と自らに言い聞かせても、心のなかにひっかかりは残り、それが続くと気持ちが塞ぐ。


  「ツァラトゥストラ」の考え方の補足

 わたしはまさに、羽田野さんが教えてくれた「ツァラトゥストラ」のことを思い出していました。「人生で魂が震えるほどの幸福があったなら、それだけで、そのために永遠の人生が必要だったんだと感じることができる」「これが、生きるってことだったのか。よし、もう一度!」といった言葉が頭を何度も過っていきます。


    『 ペッパーズ・ゴースト/伊坂幸太郎/朝日新聞出版 』
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ウクライナ情勢次第か

2022年02月27日 | 捕らぬ狸の経済


  2月25日
  日経平均 2万6476.50円(+505.68円)
  TOPIX 1876.24(+18.66)
  出来高 13億3899万株
  長期金利(新発10年国債) 0.205%(+0.020)
  1ドル=115.27円(0.66円安)


2月21日 2万7079円  13億7981万株 3兆1992億円
2月22日 2万6865円  13億4390万株 3兆0589億円
2月24日 2万7232円  11億8069万株 2兆9200億円

2月25日 2万7122円  11億2566万株 2兆8069億円

■株探ニュース 2022.2.26
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今週の【早わかり株式市況】大幅続落、ロシアのウクライナ侵攻で世界同時株安

今週の相場ポイント

1.日経平均は2週連続で大幅安、ウクライナ情勢の緊迫強まり波乱展開に
2.欧米とロシアの対立深刻化で週前半から東京市場は荒れ模様の地合い
3.週央は天皇誕生日で休場だったが、その間に米国株市場の下げが加速
4.祝日明け24日(木)は日経平均が続急落で1年3ヵ月ぶり安値、世界同時株安の様相
5.週末は先物を絡めた一気に買い戻され、日経平均は6日ぶりに急反騰


週間 市場概況

今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比645円(2.38%)安の2万6476円と2週連続で下落した。

今週はロシアのウクライナ侵攻を巡り、株式市場は大きく振り回される展開を強いられた。
日経平均は年初からの急落で一番底と見られた1月27日の安値を下に抜け、再び底値模索の動きとなったが、週末は買い戻しが入り大幅高に切り返した。


21日(月)はウクライナ情勢が緊迫化の度合いを強めているとの見方が広がるなか前週末の米株安を引き継ぎ、幅広い銘柄に売りが及んだ。
ただ、日経平均は朝方に570円あまりの急落に見舞われたものの、米ロ首脳会談に関する報道を契機に先物主導で下げ渋る形となった。

22日(火)は前日の米国株市場が休場だったが、欧米とロシアとの対立が深刻化するとの思惑で欧州株が全面安に。
これを受け日経平均も大幅安。
主力のハイテク値がさ株への売りが目立った。

23日(水)は天皇誕生日の祝日で東京市場は休場だったが、その間に米国株市場が連日の急落に見舞われ、24日(木)は一段と市場心理が悪化した。
日経平均は大きく下押し、フシ目の2万6000円台を割り込む展開に。
ロシアがウクライナに軍事攻撃を開始したと伝わったことも下げを助長し1年3ヵ月ぶりの安値に沈んだ。
日経平均は5営業日続落で、下げ幅はこの日の安値まで合計1700円近くに達した。

そして25日(金)は満を持して6日ぶりに急反発。
前日は世界同時株安の様相を呈すなか、ロシア株市場では主要株価指数が一時50%を超える記録的暴落をみせたが、米国株市場では朝安後に流れが変わり、後半にナスダック指数は急上昇した。
東京市場でも先物を絡めた買い戻しが加速し、日経平均は500円を超える大幅高で今週の取引を終えた。


来週のポイント

ロシアによるウクライナ侵攻が首都キエフに迫るなど本格化しているだけに、来週も底値を探る不安定な展開が続きそうだ。

重要イベントとしては、国内では28日朝に発表される1月鉱工業生産や3月2日朝に発表される10~12月期法人企業統計調査、4日朝に発表される1月の完全失業率と有効求人倍率が注目される。

海外では1日に発表される中国2月製造業PMIと米国2月ISM製造業景況指数や3日に行われるパウエルFRB議長の上院銀行委員会での証言、4日発表の米国2月雇用統計に注視が必要だろう。


日々の動き(2月21日~2月25日)

2月21日(月)  3日続落、ウクライナ情勢の緊迫化で2万7000円割れ
         日経平均 26910.87(-211.20)  売買高9億3859万株 売買代金2兆3068億円


2月22日(火)  4日続落、欧米とロシアの対立深刻化で売り優勢
         日経平均 26449.61(-461.26)  売買高11億3893万株 売買代金2兆7093億円


2月24日(木)  5日続落、ロシアのウクライナ侵攻で2万6000円割れ
         日経平均 25970.82(-478.79)  売買高15億9412万株 売買代金3兆6281億円


2月25日(金)  6日ぶり反発、ハイテク株買い戻しで2万6000円台回復
         日経平均 26476.50(+505.68)  売買高13億3899万株 売買代金3兆1752億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、31業種が下落
(2)値下がり率トップはブリヂストンなどゴム製品
(3)第一生命HDなど保険、オリックスなどその他金融、みずほFGなど銀行といった金融株が売られた
(4)JALなど空運、JR東日本など陸運は大幅安、商船三井など海運も軟調
(5)JTなど食品、菱地所など不動産、大和ハウスなど建設といった内需株は総じてさえない
(6)トヨタなど自動車、ダイキンなど機械、日立など電機といった輸出株も安い
(7)INPEXなど鉱業は上昇


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(1) メタバース
2(2) 半導体
3(18) 防衛  ウクライナ情勢の緊張度合い高まる
4(11) 海運
5(3) 総合商社
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



■モーニングスター 2022.2.26
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株式週間展望=油断大敵もリスク選好へ/日経平均予想レンジ:2万5800~2万7000円

今週は24日のロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻を受けて、日経平均株価が1年3カ月ぶりに2万6000円を割り込んだ。
しかし、同日の米国市場でNYダウなどの主要指数が大幅安後に一転して急上昇。
攻撃開始で懸念が現実化したことにより、張り詰めていた投資家の心理がほぐれた格好だ。
焦点は軍事行動の継続性に移り、さらには米国の金融政策、世界景気へと回帰する流れが予想される。


      <「銃声が聞こえたら」? 米政局注視>

プーチン大統領は親ロシア派住民の保護を口実に、ウクライナへの侵攻に踏み切った。
欧米や日本は経済制裁を強化する構えだが、ロシア側は強硬姿勢を崩さず、首都キエフをはじめとするウクライナ全土には戒厳令が敷かれている。

同じようにプーチン政権がウクライナに侵攻した2014年のクリミア危機のケースは、FRB(米連邦準備制度理事会)による金融緩和の縮小時期と重なることや、原油先物相場の水準など共通点は多い。
今後の情勢はなお見極めにくいが、当時は日米とも株価が軍事行動の発生後に上昇基調を強めている。


「銃声が聞こえたら」という相場格言の通り、買い場が訪れた可能性もある。
一方、より長期的な観点では、強気の判断を下すのは尚早と思われる。
それには、世界がインフレを耐え、コロナ禍からも脱して経済成長の軌道に乗せる期待が必要だ。
また、3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)へ向けて、市場が0.5%分の利上げをどの程度織り込んだのかも、ウクライナ危機の混乱であやふやになってしまった。

こうした中、来週は3月1日に米テキサス州で予備選挙が行われる。
11月の同国の中間選挙へ向けたバイデン大統領の政治戦略は、ウクライナ問題での対ロ姿勢や物価高対策にも直結してくるだけに、支持率の推移とともに注目される。
また、同日にはバイデン大統領の一般教書演説も控えている。
民主党の劣勢に変化が見られれば、マーケットにとっても新たな悪材料にはならないと考えられる。


      <脱コロナを改めて意識>

日本でも、改めて脱コロナが意識される可能性が高い。
新規感染者数の減少が続いている。
死者数がまだ減っていない点は気掛かりだが、欧米の状況に照らせば経済活動の制限は撤廃されていく方向にある。
今後寒さが和らげば、行楽のニーズも盛り上がる公算だ。


日経平均は下値に広い真空地帯が待ち受けるため、世界的なリスク許容度の低下が再び拡大してしまえば一段の急落も想定される。
しかし、それを言い出せばきりがない。
目先はリバウンドを想定し、少しずつリスクを取る方向に傾けるのも一手だろう。
日経平均の予想レンジは2万5800~2万7000円。


来週は国内で28日に1月鉱工業生産が発表されるほか、3月2日に10~12月法人企業統計、4日に1月有効求人倍率が出る。

海外では3月1日に、北京五輪後の中国経済の動きを占う2月製造業・非製造業PMI(購買担当者景気指数)に加え、米2月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況指数と景気に関連する重要指標が相次ぐ。
2日は米ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計、3日は米ISM非製造業景況指数、4日は米2月雇用統計。
さらに、2日のOPECプラスにも注目だ。

  提供:モーニングスター社



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自粛して、外食を控える。 お昼はうなぎ弁当

2022年02月26日 | 食は文化だ
なまずや県庁前店  岐阜市 2022.2.26

新型コロナの感染拡大の勢いが、収まりません。
外食は自粛。 「 うなぎ弁当 」 を自宅でいただきました。





飛騨山椒をかけて、いただきます。
鰻は、いつの時季でも美味しいですね。




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焼きねぎと牛肉のすき煮風  大庭英子

2022年02月25日 | お昼のおひとり様ご飯
冬野菜のシンプルおかず/ねぎ  2022.2.25


          焼きねぎと牛肉のすき煮風

冬のねぎは、みずみずしくて甘くて美味しい。
今日はねぎを焼いて、牛肉と蒸し煮して、すき焼き風に仕上げました。
冬のねぎは、何もしなくても甘いのに、焼くことによってさらにとろ~りと甘くあまくなります。
牛肉との相性も良く、とっても美味しく仕上がりました。



       きょうの料理 2022年1月号
       焼きねぎと牛肉のすき煮風 : 大庭英子


  こんがりと焼いたねぎが、牛肉に負けない存在感を発揮!
  うまみたっぷりの甘辛い味にご飯が止まらなくなります。


  材料(2人分)
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    ねぎ  2本(200g)
    牛切り落とし肉  150g
    しょうが  (小)1/2かけ

    =A=
    みりん  大さじ2
    砂糖  大さじ1/2
    しょうゆ  大さじ2

    七味とうがらし  少々

    サラダ油・酒
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  作り方

1.ねぎは3~4cm長さに切り、横に2本ずつ、両面に浅い切り込みを入れる。
  しょうがは皮をむいてせん切りにする。

2.フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱してねぎを入れ、両面に焼き目をつけ、取り出す。
  ねぎはあまり動かさずにじっくりと焼いて、香ばしい焼き目をつける。

3.フライパンをきれいにし、サラダ油大さじ1/2を入れて中火で熱し、牛肉をほぐすようにして炒める。
  肉の色が変わったら、しょうがを加えて炒め、酒大さじ2をふり、=A=を順に加えて混ぜる。
  ふたをして弱火で5分間ほど蒸し煮にし、のねぎを戻し入れて混ぜる。
  ふたをして4~5分蒸し煮にし、器に盛って七味とうがらしをふる。

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サラダに!まめ 牛肉炒め

2022年02月24日 | お昼のおひとり様ご飯
お豆と根菜の肉炒め  カネハツ食品 2022.2.24  

カネハツ食品』の、「サラダに!まめ 根菜ミックス」を利用して 「 お豆と根菜の肉炒め 」 を作りました。



4種類のお豆と根菜
ごぼう れんこん にんじん 根菜ミックス
商品の袋の裏レシピ、「お豆と根菜の肉炒め」 です。

一袋に、牛肉(60g)とねぎ一本を用意して、炒めるだけの超シンプルな料理です。
ぼくは、安い牛肉を利用しましたが、柔らかくて美味しい牛肉ならば旨さ倍増間違いなし。
もう一品欲しいとき、便利です。

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美味しい日本酒を届けたい。100人のきき酒師の物語。 

2022年02月23日 | さらに酔うもう一杯の日本酒に
沢の鶴  2022.2.23

            これで、選びました!


いつものスーパーのお酒のコーナーにありました。



             100人のきき酒師
             純米生原酒

          米麹(日本産米)
          精米歩合/70%
          アルコール分/18.5度
          沢の鶴(神戸市灘区新在家南町)

包み紙に惹かれて、このお酒、選びました。
このような遊び心が、何とも楽しいですね。



そして、「沢の鶴」からのメッセージも素敵です。



限外濾過(げんがいろか)」とか、「常温流通可能商品」など聞き慣れない言葉もあります。
このお酒、試してみました。



アルコール度数、18.5度と日本酒としては、少し高めです。
パンチを感じます。
特徴ある味です。
720mlです。
充分、味が分かる前に飲み終わってしまいました。

無色透明の日本酒の瓶は、最近では、余り見かけなくなりましたね。
袋(遮光性に優れた)から取り出した瞬間、懐かしさで、少し感動しました。

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ミニキューブ食パン 本多    

2022年02月22日 | しあわせかんじるあまいもの
熟成純生食パン専門店 本多+2nd  岐阜茜部店 2022.2.22



熟成純生食パン専門店 本多+2nd』 で、「ミニキューブ食パン」 を買って来ました。
今回が、2回目です。



    上から時計回りに、
       フレンチキューブ
       小倉餡バターモンブラン
       焼きビーフカレー
       デニッシュシュー

食パンの 『 雅 みやび 』 も、買って来ました。
トーストしてバターを塗るだけ。このシンプルさ。
これが、飽きずに、いつまでも美味しく続けられる秘訣ですね。

  honda.junnama-shokupan.co.jp/gifu-akanabe2nd


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天使と嘘  わたしが愛する人はみんな死ぬ。

2022年02月21日 | もう一冊読んでみた
天使と嘘(上・下)/マイケル・ロボサム  2022.2.21

天使と嘘(上・下) 』 を読みました。

たたみ掛けるように話が進み、下巻後半から、物語は俄然面白くなります。

最後の「宗教に関する冗談」には笑ってしまった。
どのよう内容なのかは、本書をご一読あれ。



 「さっき見ただろう? 人が嘘をつくとわかるんだ。“真実の魔術師”だよ----おまえがそう書いていたじゃないか」
 「まさかあの論文を読んだのか」
 「ああ隅から隅まで」
 わたしは眉をひそめる。「書いたのは八年前だぞ」
 「公開されている」
 「それに、真実の魔術師などいないというのが結論だった」
 「いや、おまえはこう書いていたよ。人口のごくわずかだけ----五百人にひとりくらいの割合で----存在し、特にすぐれた者は八十パーセントの的中率を誇る。感情にも左右されず、対象への知識不足も物ともせずにその技術を大きく伸ばせる者、より確度の高い者もいる、とも書いてあった」


 「イーヴィは一度も話していないのか、自分の身に----つまり、その家のなかで何が起こったかを」
 「話してない。本人によると、過去も家族も記憶もないらしい」
 「目をそらしているんだ」
 「かもな。そして嘘をつき、ぼかす。煙幕を張って、誤った方向へ導く。あの子は悪夢そのものだ」
 「真実の魔術師だとは思わない」わたしは言う。
 「わかったよ」


 悪口を言われても気にならないのは、どの職員よりもあたし自身が自分にきつくあたってるからだ。ここまであたしのことをきらってる人はいない。自分の体がきらいだ。自分の考えもきらい。あたしは醜くて、ばかで、穢れている。欠陥品だ。あたしを必要とする人なんか、この先も現れない。
 悪い子は吠える。悪い子は笑う。悪い子は勝つ。


 また長い沈黙がおり、やがてレニーがため息とともに肩をあげて落とす。「この世界には、正真正銘のろくでなしが野放しになっているのよ、サイラス。そしてその一部は天使の仲間だと思われている。

 「問題が起こったの」
 「これまでの経験によると、問題を訴えてくる人間は、いつだって自分の問題を押しつけようとするんだ」
 「力を貸して」


 沈黙がひろがる。亀裂が生じたのではなく、履き古したスリッパや大好きなセーターのように、慣れ親しんだ心地よいものだ。レニーと出会ったのは、わたしが十三歳のときだった。レニーは二十代半ばぐらいだった。それからずっとレニーはわたしの最大の支援者であり、最も手きびしい批評家であり、養母であり、容赦のないおばであり、友人であり、共鳴する同志であり、いちばんの理解者である。

 ジョディがこの会話を聞いているかも知れないと思っているかのように、マギーは目を天井へ向ける。 「神に怒りをぶつけてもかまわないとパトリック神父はおっしゃいます。怒りというものは、どうすることもできない状況や理解が及ばない事態に対するごく自然な反応だとのことでした。いまでも納得できません。ジョディがこんな目に遭うのはおかしい。わたしが遭うのもおかしいです。走ることができなくなったら歩けばいい、とパトリック神父はおっしゃいます。歩けなければ這えばいい、這うのも無理なら仰向けになって天を見上げ、キリストに助けを求めればいいと」

 人は聖書にかけて、真実を、すべての真実を、真実のみを述べるなんて誓うけど、そんなの寝言もいいところだ。だれだって嘘をつく。弁護士。ソーシャルワーカー。カウンセラー。医者。里親。ティーンエイジャー。子供。人はみんなそう。呼吸し、食べ、飲み、そして嘘をつく。

 見え見えの嘘がいちばんわかりやすい。そうじゃない嘘はうまく隠されてるか、真実に近すぎて境界線がぼやけてる。自分勝手な嘘もある。誇張したり、合成したり、和らげたり、ただだまってたり。いいと思ってつく嘘もある。人はたいしたことじゃないと思って嘘をつく。真実を話したら収拾がつかなくなるとか、真実は都合が悪いとか、期待を裏切りたくないとかで、嘘を言うこともある。ほんとうだとどうしても信じたいからってときも。あたしはそういう嘘を全部訊いたことがある。そして全部言ったことがある。

 イーヴィは驚くほど冷たい目でこちらを見て、わたしのなかの何かを打ち砕く。彼女のなかで何かが欠けていると感じたのははじめてではない----欠損と言うべきか、遅滞と言うべきか。これほど徹底したニヒリストにはお目にかかったことがない。まるで、何もかも否定しようとする自己嫌悪にまみれて育った新しい人種で、かつて見えていたであろう自愛の心もそのせいで破滅させられたかのようだ。イーヴィの頭と心のなかでは、自分は歩いている地面や吸っている空気を汚す存在だ。彼女のあらゆる強さ、あらゆる知的能力が、世界を憎まなくてはならないと自分自身に告げている。世界に破壊される前に、自分が世界を粉々に打ち砕かなくてはならない、と。

 「じゃあ、きみのほんとうの名前を教えてくれ。それくらいは教えてくれてもいいだろう」
 「言えない」
 「どうして?」
 「わたしが愛する人はみんな死ぬ。あなたをそうさせたくない


    『 天使と嘘(上・下)/マイケル・ロボサム/越前敏也訳/ハヤカワ・ミステリ文庫 』
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日経平均、二番底固めの展開か

2022年02月20日 | 捕らぬ狸の経済


  2月18日
  日経平均 2万7122.07円(-110.80円)
  TOPIX 1924.31(-6.93)
  出来高 11億2566万株
  長期金利(新発10年国債) 0.215%(-0.005)
  1ドル=115.11円(0.18円高)


2月14日 2万7079円  13億7981万株 3兆1992億円
2月15日 2万6865円  13億4390万株 3兆0589億円
2月16日 2万7460円  11億5578万株 2兆8246億円
2月17日 2万7232円  11億8069万株 2兆9200億円
2月18日 2万7122円  11億2566万株 2兆8069億円

■株探ニュース 2022.2.19
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今週の【早わかり株式市況】3週ぶり下落、ウクライナ情勢の緊迫化で売り優勢

今週の相場ポイント

1.日経平均は3週ぶりに下落、決算シーズン通過で材料株物色の相場に移行
2.ウクライナ情勢の緊迫化を受け、神経質に上下に振れる展開が続く
3.地政学リスクへの警戒からリスク資産が敬遠され、金など安全資産が選好される
4.強いインフレ指標による金利の先高観も売り要因に
5.個別では新型コロナ関連の規制緩和で鉄道、旅行関連などが物色される


週間 市場概況

今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比574円(2.07%)安の2万7122円と3週ぶりに下落した。

今週は決算シーズンの通過で業績相場から材料株物色の相場へ移行し、株式分割や自己株取得枠の設定など、買い材料が出た銘柄が選好された。
ただ、ウクライナ情勢が緊迫化するなか、全般的には売り優勢の地合いとなった。
地政学リスクが高まったことで安全資産である金の価格が上昇した。
欧米株のボラテリティー(変動幅)が大きく、不安定な値動きとなったことも投資家心理を冷やし、買い手控えにつながった。


3連休明けの14日(月)は東京市場の連休中に欧米株が急落したことを織り込む相場展開となり、値がさ株が軒並み大幅に下落し、下げ幅は一時700円を超えた。
ウクライナ情勢の緊迫化に加え、米消費者物価指数の高い伸び率による金利の先高観も嫌気された。

15日(火)は買い先行となったものの失速し、節目の2万7000円を割り込んで取引を終えた。
バイデン米大統領の「ロシアによるウクライナ侵攻が16日にも行われる見通し」という発言が伝えられ、リスク回避ムードが高まった。
指数寄与度の大きいリクルートホールディングスが決算発表を受けて急落したことも全体相場の重荷となった。

16日(水)は3日ぶりの大幅反発となり、上げ幅は一時600円を超えた。
ロシア軍が一部撤退したとの報道でウクライナ情勢への懸念が和らぎ、幅広い銘柄に買い戻しが入った。

17日(木)は前日の大幅高に対する反動売りが優勢となった。
後場は一段安となり、ウクライナ軍がロシア側に砲撃したとの報道でリスクオフムードが強まった。

18日(金)は寄り付き後に再び2万7000円を割り込んだが、前場中ごろに米ロ外相会談が来週後半に行われると伝わったことでリスク回避ムードが和らぎ、2万7000円台を回復して取引を終えた。


来週のポイント

来週は週後半に行われる米ロ外相会談を控えて様子見姿勢が強まり方向感に乏しい展開になりそうだ。

重要イベントとしては、国内では25日発表の12月景気動向指数[改定値]が注目される。

海外では22日発表の米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数や24日に発表される米国の10~12月GDP[改定値]と1月新築住宅販売件数、25日に発表される米国1月の個人所得と個人消費支出に注視が必要だろう。


日々の動き(2月14日~2月18日)

2月14日(月)  急反落、ウクライナ情勢や米金融引き締めを警戒
         日経平均 27079.59(-616.49)  売買高13億7981万株 売買代金3兆1992億円


2月15日(火)  続落、ウクライナ情勢を警戒し2万7000円割れ
         日経平均 26865.19(-214.40)  売買高13億4390万株 売買代金3兆0589億円


2月16日(水)  3日ぶり急反発、米株高を受けリスク選好の買い優勢
         日経平均 27460.40(+595.21)  売買高11億5578万株 売買代金2兆8246億円


2月17日(木)  反落、ウクライナを巡る思惑で後場に値を崩す
         日経平均 27232.87(-227.53)  売買高11億8069万株 売買代金2兆9200億円


2月18日(金)  続落、ウクライナ情勢緊迫でリスク回避の売り優勢
         日経平均 27122.07(-110.80)  売買高11億2566万株 売買代金2兆8069億円


セクター・トレンド

(1)全33業種中、23業種が下落
(2)リクルートなどサービスが値下がり率トップ
(3)キーエンスなど電機、コマツなど機械、トヨタなど自動車といった輸出株が売られた
(4)内需株はオービックなど情報・通信、近鉄エクスなど倉庫・運輸は安いも
  サッポロHDなど食品、NXHDなど陸運、パンパシHDなど小売りは堅調
(5)三菱UFJなど銀行、第一生命HDなど保険、オリックスなどその他金融といった金融株は軟調
(6)住友鉱など非鉄、日本製鉄など鉄鋼、信越化など化学といった素材株は低調
(7)郵船 、商船三井など海運が値上がり率トップ


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(1) メタバース
2(2) 半導体
3(5) 総合商社  原油など資源高で急浮上するバリュー株の一群
4(3) 全固体電池
5(24) エネルギー
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



■モーニングスター 2022.2.19
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株式週間展望=地政学リスクへの免疫獲得を待つ/日経平均予想レンジ:2万6500~2万7600円

ウクライナ情勢の緊張を背景に、今週の日本株相場はリスク回避の売りに上値を押さえられた。
日経平均株価は再び2万7000円を割り込み、1月27日の安値2万6044円を起点とする戻りの動きは一服した。
一方で、国内の懸念要素であった新型コロナウイルスのオミクロン株の感染がピークアウトする様子を見せている。
米国の金融引き締め観測も含め外部環境が落ち着かない中で、来週も選別買いの色合いが濃くなる可能性がある。


      <焦点は3月FOMCに収れん>

今週はサービスや電機、機械セクターなどを中心に幅広い業種に売りが広がり、日経平均は15日に2万6724円まで下落し当欄の予想レンジ下限(2万7250円)を大幅に割り込んだ。
その後はロシア軍のウクライナ国境からの一部撤収の報を受けて持ち直したものの、ほどなくまやかしだとの見方が強まり再び警戒感が膨らんだ。


ウクライナをめぐっては、東部でウクライナ軍による親ロシア地域派勢力への砲撃があったとする真偽不明のロシア側の主張が報じられた一方、米国とロシアが来週後半に外相会談を開くことで合意した。
ウクライナは豊富な資源を有し、問題の悪化を通じてインフレが一段と高進することへの不安に駆られるマーケットは、外電に敏感な反応を示している。

NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大見直しを求めるロシアと、そうしたロシアの動きを看過できない欧米の溝は深い。
ただ、本格的に戦火を交えることにメリットは双方ともない。
ただ、米バイデン政権が11月に中間選挙を控えているため、ロシア側は揺さぶりをかけやすい状況だ。
また、支持率の低下に苦しむバイデン大統領にも、有権者の目を仮想敵に向けさせたい思惑があるように見える。

ウクライナ情勢が政争の具にすぎなければ、時間の経過とともに市場は「緊張」にも慣れてくるだろう。
偶発的に有事がぼっ発する危険性はなお残るものの、金融市場の焦点は早晩、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策へと収れんする公算。
その最初のチェックポイントはやはり3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)だろう。


米CPI(消費者物価指数)は1月に前年同月比プラス7.5%と大きく上昇した。
また、1月開催のFOMC議事録からはFRBがハイペースでの利上げも辞さないスタンスが示された。
これにより、3月FOMCにおける0.50ポイント(事実上の2回分)のFF(フェデラル・ファンド)レートの誘導目標引き上げを、多くの投資家が既に覚悟している。


      <アフターコロナや不動産に注目>

そうした中で、物色動向は売り一辺倒ではなくなりつつある。
例えば今週の東京市場の業種指数を見ると、およそ4分の1超のセクターは前週比で上昇した。
TOPIX(東証株価指数)が約2%下落したのに対し、海運が5.3%、陸運と食料品がそれぞれ約2%値上がり。
総合商社を中心とする卸売や、小売、不動産なども堅調に推移した。


これには、今年に入って日本で猛威を振るったオミクロン株の新規感染者数が減少に転じたことも影響している。
経済再開の恩恵を受ける旅行・レジャーや交通に関する企業の株価が、新型コロナのピークアウトを歓迎する動きを示しつつある。
岸田政権は入国制限の緩和にも舵(かじ)を切るなど、徐々にウイルスへの向き合い方を変えてきている。
アフターコロナ株の人気は続きそうだ。

来週は米ロ外相会談のほか、米国では22日に12月S&PコアロジックCS住宅価格指数、24日に10~12月期GDP(国内総生産)改定値と1月新築住宅販売件数が発表される。
日本では22日に1月企業向けサービス価格指数が出る。
23日は天皇誕生日の祝日で東京は休場。


日経平均の予想レンジは2万6500~2万7600円とする。
ウクライナ情勢の緊張緩和がなければ海運や卸売は強調が続くと考えられる。
また、旅行関連や小売、電鉄もオミクロン株の収束を視野に入れた動きをキープしそうだ。
また、不動産株にも期待したい。

  提供:モーニングスター社



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浜木綿で、久しぶりの夕食

2022年02月19日 | 食は文化だ
浜木綿 岐阜県庁前店  岐阜市 2022.2.19

浜木綿 』 で、家族そろつて夕食をいただきました。

    広東風えびだんご


    浜木綿のひと口餃子


    小籠包



    えびのチリソース


    豚ヒレ肉の黒酢スブタ


    ふかひれ満載、上海蟹味噌あんかけ飯


    浜木綿の杏仁豆腐 ファミリーサイズ


前菜 「広東風えびだんご」と「ひと口餃子」、「小籠包」。
主菜 「えびのチリソース」と「豚ヒレ肉の黒酢スブタ」。
〆のご飯 「ふかひれ満載、上海蟹味噌あんかけ飯」。
デザート 「浜木綿の杏仁豆腐 」。

今夜の夕飯は、上記の構成にしました。
いただいてみて、我ながら、よい組み立てだったと感じました。
「広東風えびだんご」は、絶品の味。
このえびだんごをあてに、お酒が飲めなかったのが残念です。

来店されたお客さんは、何時もより少な目の感じ。
みなさん、静かにお食事をされています。
岐阜県は、依然として新型コロナの感染拡大が収束していない状態なので、気を使われているのでしょう。




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