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ひょーけつの霊パ考察+@

ゴーストタイプ統一。時々その他趣味の話だとか

【霊パ】VSエスパー統一 ~毒ノ楯サンクチュアリ~【ポケモンORAS】

2015-11-04 | ポケモン
【はじめに】

「こんばんは。最近は対統一に意欲的な私達だけど、此度縁に恵まれてタイプ統一チーム戦の大会に出場することとなった……というか、絶賛出場中よ。今回は対戦が終わったタイプの対抗策について述べていこうと思う」

「初戦の相手は水統一だったんだけど、水統一はこれからも当たる可能性があるから今回は二回戦目の相手であった超パからよ」

「一見有利タイプに見えるけど、流石に思考停止でゴリ押せるほど甘くは無いからね。考察の際にはかなり頭を抱えたよ~。
 じゃあ前置きを長くするのも何だしそろそろ紹介の方へ移ろうか」

【使用したパーティ】


「色々と考えた結果こういうものになった。ギルガルドやヤミラミ、ミカルゲは対超を考えるのであれば安定の面子と言ったところかしら?
 でも、今回は随分と捻くれた戦法で有ることが上の図からは窺えるわね。毒菱にトリル……正攻法というものが一つも無いわ」

「確かに、前回の対超パ戦では使われていたゴルーグの姿が見えないね。ステロを撒いたり普通に攻撃したりと、色々便利だと思うんだけど?」

「一応はトリル軸を仕込んでいるものの、半分くらいは飾りなんだ。『どくびし』で決めるつもりだったから『ステルスロック』に必要性を感じなかったわ」

「姉さん、『どくびし』主体で行くことになった経緯を話さないと、物凄い捻くれ者みたいな風に捉われちゃうわよ? だって普通に考えたら素直に攻撃した方が単純明快に勝てるんだもの」

「それもそうか。今回『どくびし』を中心に戦いを組み立てたのは、ギルガルドを最大限に活かす為ね。
――うん、言いたいことはわかる。ギルガルドには『つるぎのまい』と『かげうち』があるから、これで攻撃した方が良いんじゃないかってことでしょう? でも、私はその考え方を改めることとなった

イカサマ』の存在ね」

「あ~……そうか。超ポケって結構な個体が『イカサマ』を覚えるもんね。迂闊に積んだりしたら逆に危ないってことか」

「そういうこと。それに、下の図を見て。霊パに対して出てくると予測される――言うなればトップメタよ」


「ギルガルドの『かげうち』が通る相手がサーナイト1体しかいないわね。なるほど、でも『どくびし』なら3体ともに通る

「うーん、『どくびし』が主軸として採用された理由はわかったよ。でも『どくびし』と組むギルガルドってことは『みがわり』搭載のやつってことだよね? それだと『アンコール』持ちのサーナイトや『すりぬけ』持ちのカラマネロには勝てない気がするけど」

「詳しいことは個別解説の方でやっていこうか。とりあえず、この項目では何故『どくびし』を採用したのかを分かって欲しかった――わかってくれたかしら?」
【型紹介】
<ギルガルド>

特性:バトルスイッチ
持ち物:カゴの実
性格:おだやか
努力値:H204、B4、C4、D164、S132(H16n+1調整、一致イカサマを身代わりが確定耐え調整、図太20振りカラマネロ抜き調整、余りD)
技:ラスターカノン、キングシールド、身代わり、眠る


「なんだこれ……。え、なんだこれ……? 『ねむる』搭載のギルガルドなんて初めて見たよ」

「それは後で説明しようかな。まずは『キングシールド』と『みがわり』だね。これは言うまでもないけど、『どくびし』との相性に優れているからよ。この二つを繰り返すことで相手をゴリゴリと削っていくことが出来る」

「攻撃技が鋼技である『ラスターカノン』だけっていうのも中々奇抜ね。これはやっぱりキリンリキを意識してのこと?」

「それもあるけど、一番はサーナイトかな。ギルガルドには最低限サーナイトに後出ししてから殴り勝つだけの性能が欲しかったの。霊技と鋼技が候補に挙がって、だったら無効タイプの無い方にしようって感じね。
 最後に『ねむる』だけど、これはギルガルドにどうしても回復技が欲しかったからよ。この技のお蔭で、ギルガルドに対して確三を取れない超ポケは『ねむる』連打しているだけで勝手に毒で倒れていくわ。あとはサイクルを回す上で受け出し回数を増やすためでもあるわね」

「恐ろしいね……。じゃあ『シャドーボール』や『あくのはどう』を覚えなかったり、C種族値が低かったり、あとはヤミラミとかの『おにび』や『バークアウト』が一回でも入ったらもう攻撃技での突破は絶望的ってことだね」

「とにかく耐久を意識したってことかしら。色々なところから飛んでくる『イカサマ』を『みがわり』でシャットアウトできるのはいいわね。A個体値0を粘った甲斐があったわ」

「でも、このギルガルドだけではまだ不安が残る。それは『すりぬけ』を持ったカラマネロよ。『イカサマ』しか持っていないなら基本的には負けないけど、『いばる』をしてきたり、普通に『はたきおとす』で攻撃して来たら流石に勝てなからね。だから、このギルガルドをサポートする霊ポケが必要だったわ」

<ヤミラミ>

特性:悪戯心→マジックミラー
持ち物:ヤミラミナイト
性格:図太い
努力値:H252、B252、D4
技:バークアウト、鬼火、瞑想、自己再生


「それがヤミラミ……いえ、メガヤミラミってことね。カラマネロを想定した場合、確かにメガヤミラミを突破する手段は無いわ。
 可能性があるとすれば『めいそう』を積んだメガヤミラミに対して『ひっくりかえす』でも使って無理矢理突破するくらいかしら? それにしても逃げられたら終わりだから、やっぱり後出しは安定するわね」

「今度はドテンプレって感じだね。HD軸で努力値が振られたギルガルドに、HB特化のヤミラミ……なるほど、補完を意識しているのか」

「ええ。それにメガヤミラミはサーナイト以外に対しては極めて強気に出られるからね。加えて、『どくびし』が効かないメタグロスに対しても強い点は評価できるわ。他に『どくびし』が無効であるラティ兄妹やネイティオにしても『バークアウト』がある以上『めいそう』合戦には負け辛いのよ。
 テンプレだけど、それだけに有用であることは証明済み。色々と変なメガヤミラミも考えたけど、やっぱりこれが一番かなって」

<デスカーン>

特性:ミイラ
持ち物:メンタルハーブ
性格:図太い
努力値:H252、B44、C4、D20、S188(最速シャンデラ抜きメガサナを怖い顔発動時抜き調整、鉢巻意地カラマネロの叩き落とす確定耐え、余りD)
技:悪の波動、毒菱、怖い顔、スキルスワップ


「また変な型を……。ええと、『あくのはどう』が採用されているのはキリンリキ意識だっていうのは分かるけど、『こわいかお』とか『スキルスワップ』は流石に意味不明過ぎるね……」

「もう『あくのはどう』と『どくびし』についてはいいかな。じゃあまずは『こわいかお』から。これは技スペースが余ったっていうのもあるんだけど、一応ギルガルドのサポートとして。やっぱり『みがわり』を使う上で先手を取りたいっていうのはあるからね。特にキリンリキに対して『こわいかお』を撃つことが出来れば後続のギルガルドがぐっと楽になるわ。『どくびし』を打ち終えたら基本的にはこの技を連打することになるのかしら」

「次は『スキルスワップ』ね。これはもしかしたら『こわいかお』以上に奇抜な技かもしれないわ……。だって『ミイラ』があるのに、更に特性を塗り替えようとするんだもの。下手をすれば失敗すらしかねないわよ? そりゃ、カラマネロの特性を塗りつぶすことが出来ればギルガルドの負担が圧倒的に減るのはわかるんだけど」

「その通り。カラマネロの特性を『ミイラ』に変更できれば、ギルガルドが『イカサマ』と『はたきおとす』の両方ともに強くなるから無双態勢に入るわね。それを狙ってこそデスカーンを採用したとも言えるわ。でも『ミイラ』による特性の書き換えは交代したら治っちゃうからね。相手もデスカーンに触れたくないだろうから、だったらこっちから特性を潰しに行くわ。
 また、メガサーナイトの『フェアリースキン』を掻き消すことが出来れば今度はヤミラミの独壇場になるしね。S調整からそれも狙っていることが窺えるでしょう?」

「出てきやすいエスパータイプをあの手この手で弱体化させるためだったんだね。持ち物の『メンタルハーブ』も確実に仕事をするためのものってことか。接触されるだけで特性が発動するから、HPが1でも残っていればカラマネロ相手に仕事を熟せるっていう点も評価できるね!」


「残念ながら、型紹介が出来るのは対戦で使用したここまで。残りは後々のタイプ統一戦で使うかもしれないから、そこまでは秘密にしておくわ。」

【まとめ】というか感想?

「対戦の結果は無事に勝利することができたよ。デスカーンは本当にただ『どくびし』を撒くだけだったけど、その反面ギルガルドとヤミラミは大活躍だったね! 特にギルガルドが『イカサマ』を耐えたときは相手も驚いたんじゃないかな? 他、『みがわり』と『キングシールド』で相手のPPを枯らせたり……。それには『ねむる』も貢献してくれたね。
 でも、選出画面にエーフィがいたから、ちょっと『どくびし』中心で行くかどうかは躊躇したかな? 結局出てはこなかったから良かったけど」

「うーん、確かにエーフィはいたんだけど……普通に考えたら出てこないわよね。だって『かげうち』を持ったギルガルドやスカーフシャンデラ、ミカルゲ、ヤミラミに勝てないし、その上『トリックルーム』選出まで見せている――要するに“刺さっていない”んだから」

「やっぱり相手の選出に影響を与えられるポケモンっていうのは相手に怖いと思わせられるポケモンじゃないといけないわ。例えば超パならキリンリキがそれにあたるわね。キリンリキがいるだけで、相手は霊技以外のなにかしらを用意してくる。実際私達もそうだったから」

見せポケと置物の違いってことなのかな? 確かに、水パにヌケニンを連れて行っても今じゃまるで怖がってくれないし……。心理戦って結構奥が深いんだね」



「今回は相性が有利だったこともあって“こちらの勝ち筋を妨害してくる行動をどうやってメタるか”に重点を置いたわ。これが逆に相性不利であったならば“相手の勝ち筋をどうやって妨害していくか”になっていたわね。このどちらに重きを置いて戦うかは結構重要で、これを見誤ると苦しい戦いになり易いわね。以前から繰り返し気味だけど“勝つ”と“負けない”の違いになるのかしら」

「別に“勝つ”戦いをするからって攻撃的とは限らないし、反対に“負けない”戦いだからって受け身だとは限らないわ。あくまで戦略的に見た場合の思考の話よ」



「じゃあ長くなってきたし、そろそろ終わろうかな。次の対戦相手は毒タイプ統一だから、そっちの方も気合を入れて考察したいところだわ」

「ではまた」


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