【はじめに】
どうも、ひょーけつです。
考察記事は流石に文量が多くなるので、プリズムリバー三姉妹のアレはしません。死にます。
今回は昨年末に構想を練っていた「レンブブルンゲル」(リンク有)の紹介をさせて頂こうと思います。
上記の記事をご覧になればお分かりかと思いますが、はい、霊ミラー用の個体です。……いえ、個体でした。
元来の目的はゲンガーへ対する勝率の確保と、同様にシャンデラへの強さ、そしてミカルゲへの強さ。霊ミラーで重宝される霊ポケに対するメタポケとしての役割でした。ここで、一つ目に挙げたゲンガーへの勝率というものを基盤に若干調整を加えたものが、当記事で紹介させて頂くレンブブルンゲルとなります。
ゲンガーはレート環境でも多く見掛け、また霊パに対して選出されやすいポケモンです。これに対して対面性能を発揮できるのは十分な強み及びアイデンティティとして機能します。
同時に、ファイアロー、ヒードラン、ランドロス、ガブリアス、ボーマンダ……こうしたものへの強さ、もしくは「りゅうのまい」などの積み技を回避できるのは非常な強みになると思い、今回のレート転用へと踏み切りました。
以下、レンブブルンゲルの型紹介に移ります。
【型紹介】
特性:のろわれボディ
持ち物:レンブのみ
性格:ひかえめ
努力値:H252、C116、D140
技:ハイドロポンプ、シャドーボール、れいとうビーム、トリックルーム
<特性>のろわれボディ
元々霊ミラー用として育成したものらしく、水技を撃たれる想定はありませんから、消去法で「のろわれボディ」に。
レートに於いてはスカガブやスカーフランドに対して特に強く出られますが、それ以外でも「あくのはどう」などを呪う事が出来れば後続の霊ポケの起点になったりと、相変わらずの優秀さ。発動すれば、ですが。
<持ち物>レンブのみ
ゲンガーのもつ「きあいのタスキ」を貫通しつつ突破するために搭載。これにより、襷ゲンガーに対して相当な強さを誇ります。
その他にも悪タイプへ変化した珠ゲッコウガを「ハイドロポンプ」+「いのちのたま」ダメージ*2+「レンブのみ」で道連れにできたり。ともあれ本命は襷ゲンガーですね。
ただし、メガゲンガーになると「レンブのみ」込みの「シャドーボール」でも大体落ちません。霊ミラーでメガゲンガーって出てこないのでね。火力がもう少し欲しかったかも……。
イバンだとか、ジャポだとか、そういうものでもいいかもしれませんね。
<性格>ひかえめ
十分な特殊耐久がありますから、不足する特殊火力を補うために「ひかえめ」を選択。
<努力値>H252、C116、D140
体力は思考停止でぶっぱ。
CはCSシャンデラを「ハイドロポンプ」で超高乱数一発調整だそうで。ここまで振って一致110をぶっぱしても、確定にならないブルンゲルの火力とは……。
余りはD。
使ってみて思った改善点としては、Dが余分に高いのでそれをCに回してみることでしょうか。
<技構成>
:ハイドロポンプ
対ファイアロー、対カバルドン、対ランドロス、対ヒードラン、対バシャーモとして。貴重な一致水は流石、霊パが苦手とする相手によく刺さります。
一応最高打点としてメインウェポンに分類されますが、火力不足は否めません……。
後ろ向きなことを書きましたが、カバルドンを起点とするメガリザードンXorカイリューへのコンボ……いわゆるカバリザ、カバカイリューに対してブルンゲルがメタとして機能するのはこの技あってこそです。パワーイズ正義。グッバイヒポポタマス。
:シャドーボール
殆どゲンガーピンポイントのような感覚。ですがそのゲンガーが多い為使用機会は中々。
止めを刺す際に命中不安な「ハイドロポンプ」と違って安心できます。
:れいとうビーム
ガブリアス、ボーマンダに対して。特にボーマンダに「りゅうのまい」をされると霊パはもれなく詰みなので、これに対して全力で牽制します。
:トリックルーム
相手に応じて展開。「りゅうのまい」や「かそく」による詰みを回避します。
仮想敵が軒並み自分よりも素早い(カバルドンは除く)こともあり非常に有効。霊パはいわゆる中速に分類されるので、今の高速環境の中で「トリックルーム」の搭載は詰みを回避するために必要なことなのかなと最近思うようになりました。
「トリックルーム」有無が勝率に大きく左右するのは明確です。(最初は「じこさいせい」でしたが、レート1300いきました^p^)
【役割でいえばヨノワールと似ている?】
流行りのポケモンに対して一定の性能を誇る「トリックルーム」搭載のメタポケ……アレ、“見覚え”(リンク有)があるような?
ということで、以前にご紹介しました『帯ヨノワール』とそっくりな役割を持っています、このブルンゲル。
では双方どうした点で差別化を図っているのか?
<ヨノワール>
:ガブリアス、ゲンガー、ボーマンダに対してブルンゲル以上に強い(メガマンダの捨て身でブルンは死ぬ)
:採用技が全て命中100←とても重要!
:「おみとおし」のため想定ミスが発生し辛い。
:ギルガルドやボルトロスに対してブルンゲルは勝てない。
<ブルンゲル>
:バシャーモ、風船ヒードランに対してヨノワール以上に強い(特にバシャーモに「はたきおとす」されても、火力が減退しない点は大きい)
:「おにび」で役割を妨害されない
:カバルドンに対して強く出られる←先鋒を任せる上で重要
:ゲンガーは十中八九居座ってくる(役割遂行がしやすい)
パッと思いついた分ですが、上記のようなものでしょうか。
ヨノワールは弱点が少ないのでブルンゲル以上に広い相手と殴り合えますが、攻撃範囲が狭いことから、有利じゃない相手にはジリ貧になります。
反面ブルンゲルは弱点が多くなるものの、ヨノワールが「じしん」で弱点を突いてた「ほのおタイプ」に対して水技を使用することにより、カバルドンのような「じめんタイプ」への強さも手に入れました。同時にタイプ一致により「ほのおタイプ」へは一層強くなりました。
『帯ヨノワール』を育成した当時はファイアローが少なく、バシャーモに関しても「バトンタッチ」型(「はたきおとす」を持たない)が主流でしたのでヨノワールが非常に動きやすかったのですが、今期はファイアローが復活、バシャーモも再びアタッカーとして運用されているようなので、ブルンゲルに軍配が上がるかなと思います。なによりもカバルドンの採用率上昇がこの采配の決定打となりました。
【おわりに】
以上、レンブブルンゲルの紹介でした。
この型に助けてもらって何とか1500まで這い戻ってきましたよ……。俺たちのレートはこれからだ!
さて、レートのデッドラインとも言われるS100以上が3体。その中で即効性の火力を持つものが1体。
ご存知ですか、今のPGLレート(シングル)のKPランキングを。一位~八位までがS100越え(内一体はS80加速持ち)です。正直、上から殴られる前提になるとかそういうレベルです。役割論理かよって話です。その役割論理は六世代のインフレに追い着けずに衰退しました。
上が六世代になってから霊パが戦い辛くなった最大の要因だと考えます。五世代では何だかんだで環境トップがS45、それのメタがS85でしたからね。
役割論理は「変化技を使用しない」という、もはや呪いによって完全に廃れました。ですが霊パには豊富な変化技があります。その光明の一つとして「トリックルーム」があるんじゃないかなと。
色々と試行錯誤しましたが、やはり自分には「勝つ戦い方」よりも「負けない戦い方」の方が性に合っているのは違いありません。
霊パのような地力の低い統一パには前者の方が向いているとは思いますけど、それでもプレイヤー側の問題として「負けない戦い方」、つまりメタを組みたがるんだろうと。そういうことで今回のレンブブルンも、ばっちりメタとして活躍してもらいます。
他の霊パ事情は知りませんが、霊パのような絶対数の少ない統一パでもその形は多種多様です。第六世代も終盤ですから、そうした独自のパーティが各々熟成されてきた頃かと思います。
誰がどういう霊パへ発展して、どう運用しているのか、なんてものに少し興味が湧いてきました。
第六世代の終わりには、一つ、自分の集大成のような“まとめ”記事を書いてみるのもいいかもしれません。その流れが他の霊使いさんに伝播し、自分がその人の霊パを目にする機会になればいいと思います。全力でパクるので。ぐへ。
ではまた。
どうも、ひょーけつです。
考察記事は流石に文量が多くなるので、プリズムリバー三姉妹のアレはしません。死にます。
今回は昨年末に構想を練っていた「レンブブルンゲル」(リンク有)の紹介をさせて頂こうと思います。
上記の記事をご覧になればお分かりかと思いますが、はい、霊ミラー用の個体です。……いえ、個体でした。
元来の目的はゲンガーへ対する勝率の確保と、同様にシャンデラへの強さ、そしてミカルゲへの強さ。霊ミラーで重宝される霊ポケに対するメタポケとしての役割でした。ここで、一つ目に挙げたゲンガーへの勝率というものを基盤に若干調整を加えたものが、当記事で紹介させて頂くレンブブルンゲルとなります。
ゲンガーはレート環境でも多く見掛け、また霊パに対して選出されやすいポケモンです。これに対して対面性能を発揮できるのは十分な強み及びアイデンティティとして機能します。
同時に、ファイアロー、ヒードラン、ランドロス、ガブリアス、ボーマンダ……こうしたものへの強さ、もしくは「りゅうのまい」などの積み技を回避できるのは非常な強みになると思い、今回のレート転用へと踏み切りました。
以下、レンブブルンゲルの型紹介に移ります。
【型紹介】
特性:のろわれボディ
持ち物:レンブのみ
性格:ひかえめ
努力値:H252、C116、D140
技:ハイドロポンプ、シャドーボール、れいとうビーム、トリックルーム
<特性>のろわれボディ
元々霊ミラー用として育成したものらしく、水技を撃たれる想定はありませんから、消去法で「のろわれボディ」に。
レートに於いてはスカガブやスカーフランドに対して特に強く出られますが、それ以外でも「あくのはどう」などを呪う事が出来れば後続の霊ポケの起点になったりと、相変わらずの優秀さ。発動すれば、ですが。
<持ち物>レンブのみ
ゲンガーのもつ「きあいのタスキ」を貫通しつつ突破するために搭載。これにより、襷ゲンガーに対して相当な強さを誇ります。
その他にも悪タイプへ変化した珠ゲッコウガを「ハイドロポンプ」+「いのちのたま」ダメージ*2+「レンブのみ」で道連れにできたり。ともあれ本命は襷ゲンガーですね。
ただし、メガゲンガーになると「レンブのみ」込みの「シャドーボール」でも大体落ちません。霊ミラーでメガゲンガーって出てこないのでね。火力がもう少し欲しかったかも……。
イバンだとか、ジャポだとか、そういうものでもいいかもしれませんね。
<性格>ひかえめ
十分な特殊耐久がありますから、不足する特殊火力を補うために「ひかえめ」を選択。
<努力値>H252、C116、D140
体力は思考停止でぶっぱ。
CはCSシャンデラを「ハイドロポンプ」で超高乱数一発調整だそうで。ここまで振って一致110をぶっぱしても、確定にならないブルンゲルの火力とは……。
余りはD。
使ってみて思った改善点としては、Dが余分に高いのでそれをCに回してみることでしょうか。
<技構成>
:ハイドロポンプ
対ファイアロー、対カバルドン、対ランドロス、対ヒードラン、対バシャーモとして。貴重な一致水は流石、霊パが苦手とする相手によく刺さります。
一応最高打点としてメインウェポンに分類されますが、火力不足は否めません……。
後ろ向きなことを書きましたが、カバルドンを起点とするメガリザードンXorカイリューへのコンボ……いわゆるカバリザ、カバカイリューに対してブルンゲルがメタとして機能するのはこの技あってこそです。パワーイズ正義。グッバイヒポポタマス。
:シャドーボール
殆どゲンガーピンポイントのような感覚。ですがそのゲンガーが多い為使用機会は中々。
止めを刺す際に命中不安な「ハイドロポンプ」と違って安心できます。
:れいとうビーム
ガブリアス、ボーマンダに対して。特にボーマンダに「りゅうのまい」をされると霊パはもれなく詰みなので、これに対して全力で牽制します。
:トリックルーム
相手に応じて展開。「りゅうのまい」や「かそく」による詰みを回避します。
仮想敵が軒並み自分よりも素早い(カバルドンは除く)こともあり非常に有効。霊パはいわゆる中速に分類されるので、今の高速環境の中で「トリックルーム」の搭載は詰みを回避するために必要なことなのかなと最近思うようになりました。
「トリックルーム」有無が勝率に大きく左右するのは明確です。(最初は「じこさいせい」でしたが、レート1300いきました^p^)
【役割でいえばヨノワールと似ている?】
流行りのポケモンに対して一定の性能を誇る「トリックルーム」搭載のメタポケ……アレ、“見覚え”(リンク有)があるような?
ということで、以前にご紹介しました『帯ヨノワール』とそっくりな役割を持っています、このブルンゲル。
では双方どうした点で差別化を図っているのか?
<ヨノワール>
:ガブリアス、ゲンガー、ボーマンダに対してブルンゲル以上に強い(メガマンダの捨て身でブルンは死ぬ)
:採用技が全て命中100←とても重要!
:「おみとおし」のため想定ミスが発生し辛い。
:ギルガルドやボルトロスに対してブルンゲルは勝てない。
<ブルンゲル>
:バシャーモ、風船ヒードランに対してヨノワール以上に強い(特にバシャーモに「はたきおとす」されても、火力が減退しない点は大きい)
:「おにび」で役割を妨害されない
:カバルドンに対して強く出られる←先鋒を任せる上で重要
:ゲンガーは十中八九居座ってくる(役割遂行がしやすい)
パッと思いついた分ですが、上記のようなものでしょうか。
ヨノワールは弱点が少ないのでブルンゲル以上に広い相手と殴り合えますが、攻撃範囲が狭いことから、有利じゃない相手にはジリ貧になります。
反面ブルンゲルは弱点が多くなるものの、ヨノワールが「じしん」で弱点を突いてた「ほのおタイプ」に対して水技を使用することにより、カバルドンのような「じめんタイプ」への強さも手に入れました。同時にタイプ一致により「ほのおタイプ」へは一層強くなりました。
『帯ヨノワール』を育成した当時はファイアローが少なく、バシャーモに関しても「バトンタッチ」型(「はたきおとす」を持たない)が主流でしたのでヨノワールが非常に動きやすかったのですが、今期はファイアローが復活、バシャーモも再びアタッカーとして運用されているようなので、ブルンゲルに軍配が上がるかなと思います。なによりもカバルドンの採用率上昇がこの采配の決定打となりました。
【おわりに】
以上、レンブブルンゲルの紹介でした。
この型に助けてもらって何とか1500まで這い戻ってきましたよ……。俺たちのレートはこれからだ!
さて、レートのデッドラインとも言われるS100以上が3体。その中で即効性の火力を持つものが1体。
ご存知ですか、今のPGLレート(シングル)のKPランキングを。一位~八位までがS100越え(内一体はS80加速持ち)です。正直、上から殴られる前提になるとかそういうレベルです。役割論理かよって話です。その役割論理は六世代のインフレに追い着けずに衰退しました。
上が六世代になってから霊パが戦い辛くなった最大の要因だと考えます。五世代では何だかんだで環境トップがS45、それのメタがS85でしたからね。
役割論理は「変化技を使用しない」という、もはや呪いによって完全に廃れました。ですが霊パには豊富な変化技があります。その光明の一つとして「トリックルーム」があるんじゃないかなと。
色々と試行錯誤しましたが、やはり自分には「勝つ戦い方」よりも「負けない戦い方」の方が性に合っているのは違いありません。
霊パのような地力の低い統一パには前者の方が向いているとは思いますけど、それでもプレイヤー側の問題として「負けない戦い方」、つまりメタを組みたがるんだろうと。そういうことで今回のレンブブルンも、ばっちりメタとして活躍してもらいます。
他の霊パ事情は知りませんが、霊パのような絶対数の少ない統一パでもその形は多種多様です。第六世代も終盤ですから、そうした独自のパーティが各々熟成されてきた頃かと思います。
誰がどういう霊パへ発展して、どう運用しているのか、なんてものに少し興味が湧いてきました。
第六世代の終わりには、一つ、自分の集大成のような“まとめ”記事を書いてみるのもいいかもしれません。その流れが他の霊使いさんに伝播し、自分がその人の霊パを目にする機会になればいいと思います。全力でパクるので。ぐへ。
ではまた。