もうすぐ夏休みです。大学の夏休みは２ヶ月程あると聞いていたのですが、自分は部活の関係上、２週間足らずです。
入学前は「大学生活の間に、日本の各所を廻るぞー」なんて思っていたものでした。ところがどっこい、まさかここまで部活に縛られるとは……。せめてもの夏、精一杯いきましょう。
どうも、ひょーけつです。
新しい戦い方を得ようとツイッター繋がりの霊使いさんの意見を伺ったところ「霊パは火力で押す。ただ、単純なゴリ押しでは殴り負けるために、トリルを用いる（要約）」と仰られていましたから、自分も
ようやくトリックルームを軸……とまではせずとも、いわゆる
スイッチトリパなるものを作ろうと思い至った次第であります。
いいですね、火力推し。自分も５世代では火力厨でした。６世代に入ってからはすっかり搦め手の申し子になってしまいましたけどｗ
さあ昔の自分を取り戻せ、ということでスイッチトリパを組むわけですが、まずはその始動要員から確保しなければなりません。ということで目を付けてみましたメガジュペッタに。
詳しくは後々解説致しましょう。まずは型紹介から。
NN：ティポ
特性：お見通し→悪戯心
持ち物：ジュペッタナイト
性格：意地っ張り
努力値：Ｈ252、Ａ116、Ｄ140 余り2
技：ダストシュート、叩き落とす、道連れ、トリックルーム
NNはテイルズオブエクシリア、エクシリア２に登場するエリーゼが所持する人形、ティポから取りました。理由は単純にTOX2が好きだからです。
特性はメガ進化後については触れないとして、メガ進化前の特性について少々。
先ずは自分がお見通しにした理由。持ち物を見ることで相手の型を大雑把に把握することが出来ますから、メガ進化やトリル要員の兼ね合い上先発になり易いこのポケモンにとって、以後の試合運びをやり易くする偵察の役目も持たせられるのは良いことであると判断しました。また、今回の型とは関係がありませんが、
金縛りを使用する場合はお見通し以外ありえないと思っています。拘りであることが分かれば、そいつは置物扱いできるのですから。
不眠に関しては、それが永続のものであるのならば（バナやビビヨンに対して）有効なのですが、メガ進化しないと火力も耐久も不足がちなジュペッタである以上メガ進化をせずに突っ張るという手段は取り辛いです。もう少し耐久があれば不眠も候補に挙がったのでしょうけど。トリル要員としての襷ジュペッタならば不眠も十分にありだと思います。その場合はダブルバトル向けなのかもしれませんが。
呪われボディに関しては真っ先に候補から外れました。素の耐久が低いジュペッタはただでさえメガ進化していない状態での後出しは控えたいところ。だというのに攻撃技にしか反応しない呪われボディは、博打でしかありません。ですが、環境が偏りお見通しの必要性が薄まってきた際には、もしも繰り出した際にもしも発動すればラッキー、程度で呪われボディにするのも悪くないかもしれません。
要するに、基本的にはお見通し安定です。
持ち物はメガ進化をしたいのでジュペッタナイトに。それだけです！
性格は勇敢……にするつもりだったのですが、理由があって意地っ張りに。あと、スイッチ――中速トリパということで無理に鈍足を演じる必要もないかなと。
意地っ張りにした理由は、メガ進化した際のＳが75と非常に微妙な数字でありましたから、悩んだ結果
先手を取れる相手には取ってしまおうと思い至りました。特にその中でもマリルリに対して先手を取れる点は大きく、ジュペッタの利点の一つであるダストシュートを活かせる点でも意地っ張りの旨味はあるんじゃないかなと。
努力値の説明。
トリックルームをする上で必要なことは先ず
自分のターンが回ってくることです。つまり、トリックルームをする前にやられていては話になりません。物理耐久に関しては補正ガブの逆鱗を耐えますからそれで良いとして、特殊耐久に関してはＨＳメガゲンガーのシャドボを確定耐えするようにしました。多いですからね、あいつ。まあ自分も愛用しているのですがｗ
以下耐久目安。
補正ガブ逆鱗→84.2%～98.8%
補正マリじゃれつく→70.1%～83%
補正アローブレバ（鉢巻）→91.2%～107.6% 乱数1発（50%）
ＨＳメガゲンシャドボ→84.2%～99.4%
補正サザン悪の波動→85.3%～101.7% 乱数1発（6.3%）
化身ボルト１０万Ｖ（珠）→56.7%～66.6%
振れば特殊耐久は結構あるんですね。といいますかサザンドラの悪の波動を最高乱数切り耐えするとは思いもしませんでした。しかしこの数値をより少ない努力値で再現してしまうメガゲンガーはやはり化け物です。
技の説明。
ダストシュートはジュペッタが使用できる技の中では最高火力を誇ります。また、霊パでは搦め手無しでは相手し辛いマリルリ、ニンフィアに対しても非常に高い打点を持ちます。追加効果も優秀で、毒毒や鬼火を入れたい相手にまで追加効果が発生してしまう点と、命中率の低さが玉に瑕ですがそこさえ目を瞑れば非常に優秀な技です。
→Ｈニンフィア 115.8%～136.6%
→Ｈマリルリ 96.6%～114% 乱数1発（75%）
→Ｈメガサナ 133.7%～157.7%
叩き落とすは６世代で最も出世した技でしょう。５世代の頃でもデスカーンなどに採用していましたが、当時はまだ補助技としての運用しかありませんでした。それが６世代では一変、主力技へと成り上がりましたからね。敵に回すと相性的にも最悪でしたが、今回は自分が使います。シャドークローよりはこちらの方が優先度は高いです。やはり強力な追加効果が魅力的ですね。
→Ｈメガゲン 95.8%～113.7% 乱数1発（75%）
→盾Ｈガルド 57.4%～68.2%
→補正ＨＢポリ２ 18.2%～21.8%
まあ、最低限メガゲンに高乱数を取れればいいでしょうか。流石に不一致だとＡ165とはいえこんなものですね。そもそもメガゲン対面だと鬼火をされる確率が非常に高いのですがｗ
道連れは悪戯心持ちのなかでの専売特許。優先度+1の道連れは間違いなく脅威そのものです。加えて、トリックルームとの相性が非常に良い。道連れを狙うというよりは、トリックルームのための牽制として使用することが多いです。
トリックルームは自らの、そして後続の補佐として使用。素早さ関係の上下逆転というのはやはり強力ですね。下手をすると自らの首を絞めることになりますが、上手く使えば戦況をひっくり返すことだって可能です。また、道連れとの相性が素晴らしく、二つを組み合わせることで最低限の仕事は果たしてくれます。
使ってみた感想。
自分で殴ることのできるトリル要員というものは頼もしいですね、無駄がありません。そして叩き落とすはやはり便利すぎます。威力はそこそこ、命中安定、効果は優秀の３拍子。困ったらこいつを頼ればいいと言っても過言ではありません。そりゃ流行りますよ、これ。霊パにとっては被害以外のなんでもありませんがｗ
さて上記で述べた道連れとトリックルームの相性の良さについてですが、トリルの５ターン目に道連れを行うと、次に自分が再びトリルを張るまでの間道連れの効力が効き続けることはご存知だと思います。このメガジュペッタは唯一の先制道連れを行うことで、それをより無駄なく行うことが出来るのです。
トリル５ターン目にもまだ攻撃を行い、トリルが切れてから先制道連れ……そしてトリル、とすれば上の例と同様に隙間なく自分優位を保つことが出来ます。
トリル要員としては優秀そのものです。メガ枠を消費してしまう点が大変痛いですが、それに見合った性能は見せつけてくれました。本当、器用なやつが悪戯心を得ると色々出来ますね。考えていて楽しいです。
ではまた。
