ひょーけつの霊パ考察+@

ゴーストタイプ統一。時々その他趣味の話だとか

【霊パ】霊vs霊戦術論

2015-08-05 | ポケモン
【はじめに】

「今回は霊対霊パについて考察していく……って事だけど、それって以前にやらなかった? それもドン引きされるくらいの考察量を」

「確かに私達は、半年と数か月程前に、可能な限り考察したわ――あくまで当時としては、だけど。でも、先々月頃だったかな……とある霊パと交流戦をしたところ、メガヤミラミという考察当時は存在しなかった要素によって、論の破綻を痛感させられたよ。だから、今回はその最新版を作ろうと思うの」

「とは言っても、今月中旬頃に開催される統一大会に刺激されて執筆したようなものだから、勿論それを意識して、個性が出る考察や核心に迫るものは一切書くつもりは無いわ。これは他の霊使いさんからも『その人らしさと勝負したい』という意見を受けているから、私達のせいでその個性に干渉しちゃったら悪いからね」

「じゃあそもそも敵に塩を送らなくてもいいんじゃないの? ってなるかもだけど、それに関しては……」

「ハロウィン大会に時に強く思ったことなんだけど、正直、『そのパーティ(若しくは選出)で勝てるの?』って聞きたくなるようなパーティが多数あった。
 個人の『らしさ』をぶつけ合いたいと言う気持ちには賛同するけど、『らしさ』は基盤が無いと伸びるわけがないと思っているわ。だから、今回の記事でその基盤を築く手助けをしたい凄く上から目線で、物凄く失礼だという事は承知の上で、以上のことを言わせて欲しい」


「一方的に知識を蓄えているっていうのは、個人的にはフェアじゃないって思っちゃうんだ。もちろん、それを特権だと思う人もいるだろうけどね。
 さあ、難しい話はこれで終わりにして、霊対霊の考察をしていこうか! ……ってあれ、こっちも難しい話かな?」


【霊パvs霊パの特徴】

「霊タイプってお互いに弱点を突き合うことが出来るから、そこは大きな特徴よ。一致技の威力がほぼ二倍になると考えていい。逆に言えば、ヤミラミ・ミカルゲは霊技を等倍で受けることが出来るから、実質的な耐久が二倍になると考えていいわ。よって、ヤミラミ・ミカルゲは必然的に戦術の要になるわね」

「その通り。どんなパーティを作るにしても、仮にヤミラミ・ミカルゲを使う気が無いにしても、選出画面にだけは絶対に入れるべきね。さもなければ、ゲンガーやギルガルドがもれなく選出されて、ゴリ押しされる羽目になるわ」

「ハロウィン大会では、何度かそういうパーティに当たったわね。結果はお察しの通りだったけど」

「単純な力勝負だとメガゲンガー、ギルガルドに勝る霊ポケは存在しないからね。そもそもミカルゲで詰みなんだけど……。
 だから、霊パvs霊パの環境下では一部の霊ポケしか活躍出来る見込みが薄いんだ。なんだかレート環境みたいで嫌だなって思っちゃうよ」


【注意するべき霊ポケ】

「霊パ版のKP上位……とでも言えばいいかな。使用される霊ポケが限定されることが予想できるから、最低限、それらの対策は必要だね。そこで次の統計を見て欲しい」


「ハロウィン大会の時くらいしか大量のデータを収集出来なかったから、ちょっと古いものになって申し訳ない。でも、大体はこのデータの通りのKP順位のままだと思う」

「絶対選出だったパンプジンはさておき、後の数値は有効でしょうね。ゲンガーからミカルゲまで……ええと、ジュペッタの使用率が結構予想外だったんだけど、実はジュペッタは選出されたことが無いのよね。ゲンガーの代わりにマスコット枠として人気があったって印象かしら? あと、素で行けば最強の影打ち使いでもあるわね」

「『大きな壁』ってあるところから下はそこまで深く考えなくていいと思うな。そりゃ、弱点保険フワライドだとか地雷を踏んだら危ないけどさ。
 さて、霊パvs霊パにおけるKP上位を確認したところで、それらを含めた次の図を作成したよ」



「相性表……っていうと大袈裟かな。この矢印の方向は好きなようにひっくり返せるわけだし。図表の矢印はあくまでハロウィン大会で私達が設定した相性に過ぎないからね。
 踏まえておいてほしいことは、KP上位の霊ポケに対しては必ず何かしらで対策しておく必要があってことかな。図で言えば、矢印を向けられていない霊ポケを作らないってわけだ」


「最初に、ヤミラミの対策をしない事には始まらないわ。同じ霊/悪のミカルゲがいるけれども、ミカルゲじゃ相当な無理をしないとヤミラミには勝てない――例えば呪いとかね。でもそれをすると役割放棄もいいところだから、必然的にヤミラミの対策はミカルゲ以外ですることになるわ。
 次に打たれ強さに定評のあるミカルゲだけど、これはヤミラミにまず勝てないから、ヤミラミをぶつければそれでいいわね。逆に言えば、ヤミラミ以外で相手をしようと思えばかなり苦戦するでしょう。
 最後にその他アタッカーの霊ポケの対策。これはミカルゲで良いわ。急所を連続して引いたりしない限りは正面突破は滅多にされない。特にギルガルドに対してはイカサマがあるから強気に出られるでしょうね」


【影打ちによる線引き ~ギルガルドライン~】

「パーティ構築の上で気をつけたいことは、ギルガルドやメガジュペッタ……持ち物の自由からして主に前者を指してだけど、先制技で壊滅しないパーティ作りを意識しないといけないわね。
 だって考えてもみて? きっとこれを読んでくれている人の中に、鉢巻ファイアローにひたすらブレイブバードを撃たれて3タテされたって人はいると思うのだけど、影打ちの対策を怠ると、それと同じ結果になるわ。試合中の立ち回りではどうすることも出来ないわね。
 ギルガルドの影打ちと、KP上位との関係を表した図を作ってみたわ」



「色々ごちゃごちゃしちゃっているけど、まあ見てみてよ。一番右側の弱保剣舞は試合中のプレイングで防げるから今回は置いておいて、真ん中の鉢巻影打ちは重要だね。対戦前から得ている火力だから。
 ギルガルドに対して攻勢に出る可能性が微塵でもある霊ポケに関しては、鉢巻影打ち耐えは施しておくべきだと私は思う。でないと、うっかり返り討ちに遭うなんてこともザラだからね」


「ギルガルドの影打ちが一定の耐久ラインになるのは確かだろうね。それ未満の霊ポケは動く前に潰されるんだから、死活問題も良いところよ。いうなれば、ギルガルドラインってところかしら……ちょっとダサいわね」

「とは言え、全員が鉢巻影打ち耐えをする必要は無いと思うし、後続の霊ポケ――ミカルゲなんかで受けられるのならば、素直なCS振りも十分にありだと思うわ。
 まあ、主役がヤミラミ・ミカルゲになり易い対戦環境だけに、S振りの長短をよく考えてから……ね?」


【まとめ】

「大袈裟な名前をつけちゃったけど、今回はこのくらいにしておこう。大会も近い事だしな。
 今回の記事の目的は最初に書いた通り、何に注意するか……ということにだけ触れたかったの。だから、そこから先の対策などのパーティの組み方に関しては、個性として各自で考察して欲しいわ」


「みんなとの対戦、楽しみにしているよ!」

「ではまた」