烏有亭日乗

烏の塒に帰るを眺めつつ気ままに綴る読書日記

今年一年の読書

2006-12-31 23:09:37 | Weblog

 今年一年さまざまな本を手当たり次第読んできた。このブログを始めたのが去年の11月だったから、一年間の読書の総括となると今回が初めてとなる。来年末にまだこのブログを続けているのかどうかはわからない(だから最初で最後かもしれぬ)が、今年読んだ本で特筆しておきたいものを挙げる。私が今年読んだということだから今年の新刊書とは限らない。特筆するということは、二回以上読む価値があるということである。各書籍の分野はそれぞれ異なる。したがって順位付けするのはあまり意味のあることではないのでしない。また冊数を決める必要もないので、ベスト5やベスト10などと数も決めない。


『ヨーロッパ思想史のなかの自由』(半澤孝麿著、創文社)
『誘惑される意志』(ジョージ・エインズリー著、山形浩生訳、NTT出版)
『祖先の物語』(リチャード・ドーキンス著、垂水雄二訳、小学館)
『乱交の生物学』』(ティム・バークヘッド著、小田亮・松本晶子訳、新思索社)
『芸術(アルス)と生政治(ビオス)』(岡田温司著、平凡社)
『リベラリズムとは何か ロールズと正義の論理』(盛山和夫著、勁草書房)
『グールド魚類画帖』(リチャード・フラナガン著、渡辺佐智江訳、白水社)