今年一年の読書

 今年一年さまざまな本を手当たり次第読んできた。このブログを始めたのが去年の11月だったから、一年間の読書の総括となると今回が初めてとなる。来年末にまだこのブログを続けているのかどうかはわからない(だから最初で最後かもしれぬ)が、今年読んだ本で特筆しておきたいものを挙げる。私が今年読んだということだから今年の新刊書とは限らない。特筆するということは、二回以上読む価値があるということである。各書籍の分野はそれぞれ異なる。したがって順位付けするのはあまり意味のあることではないのでしない。また冊数を決める必要もないので、ベスト5やベスト10などと数も決めない。


『ヨーロッパ思想史のなかの自由』(半澤孝麿著、創文社)
『誘惑される意志』(ジョージ・エインズリー著、山形浩生訳、NTT出版)
『祖先の物語』(リチャード・ドーキンス著、垂水雄二訳、小学館)
『乱交の生物学』』(ティム・バークヘッド著、小田亮・松本晶子訳、新思索社)
『芸術(アルス)と生政治(ビオス)』(岡田温司著、平凡社)
『リベラリズムとは何か ロールズと正義の論理』(盛山和夫著、勁草書房)
『グールド魚類画帖』(リチャード・フラナガン著、渡辺佐智江訳、白水社)

 

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本の整理

 書き続けてきた読書感想のブログが溜まってきた。最初に「本」というだけのカテゴリーしか作っていなかったため、濫読を続けると収拾がつかなくなってきた。これは自分の部屋も同じ。カテゴリーを細分化して、これからときどき整理していくことにする。
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休日が減れば・・・

 昨日友人からクイズを出された。「休日が減ると○○が増えるとするとこの○○は何か? 原文は英語でmで始まる文字だ」という。折しも休日出勤のことなどを考えていたところだったので、休日が減る→出勤日数が増える→その分手当は増える→とすると手にするお金(money)が増える、と考えて、「money」と答えた。そうするとすかさず「それは日本人の発想だ」と笑われてしまった。英国の人は、そういう考え方はせず、バケーションとしての休日を消化していく→「残りの」休日が減る→休日を満喫した分思い出(memory)が増えると連想するのだそうな。
 国民性をネタにしたジョーク同様、このクイズの真偽も定かではないが、「休日」というものの全体が確保されているという前提をもつかどうかで考え方は変わってくるのだと思った。休日はある日数必ず確保されていて、その日数を減らして労働にあてるという考えが毛頭なければ、休日が減るということは、消化して残りが減るということになる。しかし休日が他人の裁量に委ねられており、自分で自由に増減できないという状況にある場合は、休日が減るということは直ちに労働日数が増えるという発想に結びつく。残念ながら私には、自分の休日というものがカレンダー上の祝祭日のように一定数必ず存在するという考えがなかったのだ。
 当然休日を返上すれば、他の日に代休は取ることが「可能」とされているのだが、この「可能性」は、少なくとも私にとってはきわめて現実性の低い可能性なのだ。
 「日本人の発想だ」と同じ日本人から笑われ、図らずも貧困な休日の概念を明らかにしてくれたこのクイズに微苦笑したのだった。実は昨日のブログに記しておこうと思っていたのだが、その日の労働に疲れて眠り込んでしまっていたのであった。
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