Wake Up !

一人のヒーラーさんとの出会いから、私の世界が変わっていきました。

篠山

2012-11-13 19:52:12 | 神社 エネルギースッポトを巡る旅

11月3日始発で到着されたノワタリさんと空港で合流し、みんなで再会を喜び空港で朝食を取り10時過ぎに出発した。

「まさかこんなに早く来るとわね…。これじゃ以前と一緒だよね。」などと言いながら、ひたすら南に向かって走った。

5月に行っているので大体の様子は分かるが、山への道は愛媛側からも2つの道がありカーナビの設定がうまくいかなかったのでその時は遠回りして、県境から登った。

今回は時間が厳しいので、津島町から祓川温泉を目指した。初めて通る道で、大変のどかな田園風景が続く。秋祭りらしく、こんな所でと思うような場所で離れた集落を周っているらしえ軽トラックにぎっしりと人が乗った牛鬼の一団とすれ違う。

山道を登って行くと、祓川温泉の前に3人のお年寄りがいたので道を教えてもらい、ずんずんと登って行く。所々に紅葉が目に付いたが、紅葉狩りをするような山でもないので対向車も来ない。

そうするうちにやっと1台通れるような狭く暗い出口の見えない長いトンネルに入った。

照明が暗いので灯りと陰がモノトーンの節状に続き、まるで次元を遡っているような感覚に襲われ、出たときは別の世界に行くのではないかと、みんな同じ事を思っていた。まるで昔の白黒映画のヒッチコックかミステリーゾーンのオープニングみたいであった。

みんな口々に「一人だったら、絶対に通りたくない。4人いるからまだ良いんだけどね。」と言っていた。やっと曲がった所で出口が見えて安堵した。

そこで以前通った道と合流したが、其処からがまた狭い山道であちこちに「落石注意」の立て札。

「あんなもの気づいた時は、お陀仏よ。」と悪態をつきながらワイワイと半分ワクワクしながら進んだ。

上り口前の駐車場には他に一台の車があった。思ったよりも速く着き、12時半過ぎだった。

登山道の入り口で「登らせていただきます。」とノワタリさんが巫女鈴を振りながらご挨拶をされ、みんな従ってご挨拶をして登り始めた。その時の写真が上記のものだが、カメラのレンズを通して彼女の頭の上に赤い光の柱が立っているのが見えた。

何時もの事だが、レンズを通して見えた時は写らず、何か写った時は反対に見えない。

みんなで御神酒と水を2ℓ、塩1キロの1セットをリュックに担いだが、紙パックやペットボトルだといってもずっしりと肩に食い込む。片手に杖をつきながら、それぞれが指示に従ってお清めしながら上っていった。頂上までは1キロ、100メートルごとに距離数が書いてあるが足元は岩だらけで平坦な道はなくずっと坂道が続くので、キツイ。それぞれ1セットを使い切った所で、病み上がり?の私に気を使ってもらい、私のリュックから出してもらった。

300メートルほど登ったところで家族連れとすれ違い、山水が出ている所で休憩、途中のお地蔵さんにもご挨拶をして、後400メートルと言う所に昔の神仏習合時代のお寺の跡があり、隅にお墓があるのに気づいた。

数個の墓石が隅に寄せてあったが、そこでお清めし般若心経や光明真言をあげた。その前に枯れた枝が積み重なっていたが、まるで骨のような白い色をしていた。誰かがそれを言うと、ノワタリさんは「そうです。骨です。」と言われて、御神酒やを掛けられた。

奥の鹿よけの柵があり扉を開けて入った。もう此処から頂上は近い。だんだん上が明るくなってきた。

上の2枚は今回の物。下の狛犬の写った物と三日月と満月の石灯籠は5月の物であるが、どちらも上天気だったのに明るさが違う。午前中に着いた5月の写真の方が明るく写るのが本当だと思うが、そうではない。

4セット用意したお清め用の水や酒はお社の所まで来ると、2セットになっていた。

お社の周りを清めた後、御祭神様である伊邪那美命 速玉男命 事解男命 木花咲耶姫命様にご挨拶し、ノワタリさんは歌われ、その後右に3度拍手をしながら周り今度は左の3度周った。

そして頂上の御神体の池へと向かった。頂上の池と言うから、蔵王のお釜のようなものを想像していたのであまりにもかわいらしく気抜けしたが、初めてのノワタリさんも妹もその大きさに以外だったようである。

友人のユキちゃんはこの池の龍神様が降りたくても汚くて下りれないのではと言っていたが…。

その池に持参した榊の葉とお清めの御神酒、水、塩をそれぞれ1個づつ使いきって入れ、持参した20個入りの鈴を15袋以上投げ込んだ。

ノワタリさんは巫女鈴を水の中に入れて中でずっと振られた。そして龍神様のお供えである卵も10個投げ込んだが、とても深いみたいで音もせずに沈んでいった。

ノワタリさんがずっと池の中で振られていると、澱んでいた水が澄んでいき、空を明るく写していった。私達もみんなで手を入れてエネルギーを流したが、とても冷たく身を切るようであった。

手の痺れは下山するまで残った。

そして御祭神様方と、宇宙根元の神様、国常立神様方にお礼を言われ、歌を歌われ清められた。

以前の池はとても汚く澱んでいた。5月に書いた篠山の中に周りの木々も変色してざわついているように写っている。

その後ここでも、拍手しながら、右に3回、左に3回周った。右回りと左周りでは、風の感触が微妙に違うのを感じた。

そこでお清めを終了して軽くお結びを食べようとしたら、「池にも」とのお言葉。

一人1個のはずが、なぜか少食のノワタリさんが購入する時に2個買っていて、1個池に入れた。お供えという意味で、チョコレート、ミカンと次々池に入れて入ったが、気になるのは深さ。

誰も思う事は同じで、妹が杖にしていた竹を入れようとすると、ノワタリさんが、

「神様を試すものではありません。」と、言われ静止した。でも大そう深そうで、地底から湧き出しているようだった。

改めて気づいたが、玉置山山頂とよく似ている。頂上は草むらで高さも1000メートルあまりで周囲からはあまり見えない。

すべてを終えるともう3時近かった。晩秋の日暮れは早いので、私達は急いで走り下りていると、トライアスロンでもされるような姿の男性とすれ違った。

「これからですか?」と思わず言ってしまったが、駐車場に自転車があった。麓に下りるまで街灯も無い。

この山は海底から隆起して出来た岩山で、道無き道を先人達は登っていったのだろうと推測した。今でも岩だらけで、私達は背中に重い荷を背負い、そして下山は一気に駆け下りたので膝はがくがくで明日は普通に歩けるのか不安だった。

今夜の宿は宿毛の料理の美味しい民宿である。それを楽しみに宿を目指して出発した。

この日の日程は予定より1時間くらい早く進み、日暮れ前に宿に到着した。


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2 コメント

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ご苦労様でした (こういち)
2012-11-14 21:40:08
いつもに輪をかけて、情景が映るブログでした。m(_ _)m
しかし、山深い神社は、いつも感心しますが、どうやってお社の資材を、石の灯篭を、狛犬さまを運んだのか?
信仰心の賜物が、行動させたんでしょうね。
現代ならお金かけて、重機使って、電動工具で作ってしまいそうですけど。
昔は、相当多くの人が協力しないと出来なかったでしょうし、そんなに人がいるほど栄えていたのでしょうか?
また、そんな意識の時代が再来するといいですね。でも重機は使うだろうけど(苦笑)
大変、お疲れ様でした。その後は体重も、いや、体調も戻られましたか。

一言多いのは、ご容赦ください。m(_ _)m
固すぎだけだと、他の人がコメントしづらいかと思いまして(苦笑)
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Unknown (フク)
2012-11-14 21:56:05
仰るとおりです。
どうやって運んだのだろうと何時も思います。
この神社の場合、立て替えられてそう年月が経ってい無いと思います。横に古い柱?のようなものが積まれて置いてありました。
石段も結構年月が経っているみたいで、かなりずれたりしていましたが、狛犬が多いのに年月を感じました。
ノワタリさんはこの山そのものが御神体と言われましたが、昔の人はそのような場所を直感で分かったのでしょうね。
四国なので当然、弘法大師のお名前もありました。
そういう方々が、岩を砕き道を造って登っていったのだろうと見られる険しい道でした。

この時、体重は2キロほどダウンしましたが、今はその反動でおなかが空いてたまりません。
その時は「体の切れがいいのよ。」と嘯いてましたが、まだ、大好きなビールを飲む気は起こりません。それがいいのかも…。
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