Wake Up !

一人のヒーラーさんとの出会いから、私の世界が変わっていきました。

2005年10月 弥山 玉置神社

2009-12-02 10:05:13 | 神社 エネルギースッポトを巡る旅

弥山 天河神社奥宮

小さなオーブが沢山写っている

10月22日、始発で出てこられたノワタリさんと今回が初めてのウチダさんと京都駅で合流し、近鉄に乗り換え大和八木駅まで行きレンタカーで出発した。前回の事故の事もあり、それからはヴィッツばかり利用している。

今回、浜本末造さんの本に書いてあるように、魂の思疑を融かすため、般若心経を写経し6枚を3部書き、1部は神社の境内の隅に埋め、1部は川に流し、1部は燃や目的で写経したものを18枚持参した。前回、この奥宮でそれをされていたご夫婦に会ったので私たちも実行したいと思っていたからだ。その本によると行く事が出来無い人は他の人に頼んでも良いと書いてあったので、私は家族、友人の分も持参したので計10人分にもなってしまった。この事が後で大変な事になってしまった。

予定外の事だったが、ウチダさんが「ここまで来たら、ぜひ橿原神宮にお参りしたい」と言う。遅くなるとやばいなと内心思ったが、ご挨拶だけでもと結局参拝した。

その上、慣れないナビでもたつき思うように進めない。途中、お清めの塩、水、酒を買う為コンビニに寄ったり、何故か途中の道の駅の催し物に寄り道したりして大幅に予定がずれた。

車を行者還りトンネルの入り口近くの駐車場に停め二人を待つ間に買った昼食用のお弁当も食べる暇もなく、上り始めた。その日は風も強く、前日とは打って変わっての悪天候で時折雨の降る寒い日だった。登山道で出会う下山してくる人たちは口々に「今日は山小屋でお泊りですか?」と尋ね、「いいえ」と言うと、「絶対、無理」と皆さん同じ事を呆れ顔で言った。

しかし、気持ちとは裏腹足は進まない。おまけに靴紐が解けて何度も結びなおした。前回は、登山靴でもなかったのに今回みたいにきつくはなかった。ノワタリさんも私も度々、休んだ。そのうち、雨は、雪交じりのミゾレになった。

やっと奥宮に着き、お清めをし、お参りした後、スコップを取り出し、土の中にそそくさと埋めた。悪天候なので、空が暗い。早くしないとマズイのでお弁当も食べず、私達は全速力で山を駆け下りたが、やはり、靴紐が解けていけない。私が二人の足を引っ張ってしまった。その上、解けた紐をそのままにしたら、足首を捻挫してしまった。痛い足を引きずりながら、それでも走るしかなかった。

最後の難所の急な山道まだ来た時、日が暮れてしまった。ブナの木立に覆われているのもあり、もう何も見えない。足元は木の根が不ぞろいの階段のようになっていて歩けるものではない。このままでは、山で一夜を過ごすしかないと思った。ウチダさんがライターの火をつけたが、かえって暗がりに慣れつつあった目が又見えなくなった。

ノワタリさんが「大丈夫、付いてきて」と言って先頭にたち進みながら、「ここ!」「ここ!」と言われ、ウチダさん、私が続いた。しかし歩くのは危ないので、お尻を地面に落とし、お尻歩きをした。何かが地面一面うっすら夜光虫のように光っていたが、あれは何だろう芍薬の葉?ブナの葉?しかないはずだが...

やっと下りたが、その先には川があり小さなつり橋と沢沿いを歩かなければならない。一難さって又一難である。それもノワタリさんの誘導でどうにか車道まで出た。

が、しかし、全くの闇夜で駐車場も見えない。道の向こうは川である。どうしようと思っていると、丁度そこへ一台の車が走ってきた。走り去っていくだろうと思っていたら、それはライトをつけたまま駐車場に止った。天の助けだとこの時は手を合わせたいくらい嬉しかった。ライトのついている間に大急ぎで車に乗り込み出発した。

車に乗り込んだ途端、安堵感から、どっと疲れがでたが、オーバーでなく本当に無事であった事を喜び、感謝した。ノワタリさんにお尋ねすると、「光が一筋ずっと照らしてくれたのが見えたのよ。」とおっしゃる。やっぱり、ノワタリさんってすごいと思った。

こんな事になったのは馬鹿みたいに10人分もの写経を持参したせいである。10人分のカルマは重い、重すぎる。翌日気が付いたが、合羽もリュックも登山靴もすごい寒気だった。お二人にご迷惑をかけてしまった。ゴメンナサイ。

予定では、天河神社に時間があればお参りするはずだったがそれも夜になり出来なかった。宿の方にも遅くなると連絡しようとしたがも圏外で川合近くまで行かないと繋がらなかった。

ウチダさんもお疲れなのに一人で真っ暗な知らない道をナビ頼みで走った。途中、車に会う事もほとんどなく、キツネか狸に惑わされそうな感じがした。大塔村が地すべりで通れず、迂回路を大回りしてやっと温泉地温泉に着いたが、案内板が人気の無い国道にポッカリと白く浮かび上がっていた。

宿は国道裏の川沿いに在ったが、イザ車を下りようとしたら、強張って足が動かない山を全速力で駆け下りたせいである。宿のお部屋に通されても、私達は、階段を這って上がった。宿の方には気の毒だったが、先に風呂で汗を流して、夕食を頂いた。

処の珍しい食材の鹿の肉などが出ていたが茶碗片手に3人とも目がふさがってしまい、余り進まなかった。ノワタリさんに捻挫した足を手当てしていただき、痛みは消えた。その夜の記憶は余りなく、爆睡だった。