新宿から小田急線で家に帰った時の話をするね
ビールを飲んでいい気分のオットはワタシの横でウトウトしてる
ワタシは本を読みながら乗っていたの。
私たちは4人掛けの真ん中2つに座っていました。
ワタシの右(端っこ)には確か男性が座っていたわ。
そのうちワタシもウトウトしたんだわね。
本を開いたままzzz・・・
突然ワタシ、大きなひじ打ちを食らったの。
ふぇ?
気持ちよく寝てた私がパッと目を覚ました。
ひじ打ちのあった右隣を見たら、小5~小6とおぼしき女の子。
(どこかで男性が降りてその子が座ったんだね)
彼女の膝の上には4歳とおぼしき妹が向かい合うように座っていて、
パパが横に立っていました。
あからさまなひじ打ちだったけど、妹が暴れたかなんかでお姉ちゃんのひじが当たったのかな。
外はちょうど急行の停車駅。
せっかく気持ちよく落ちたところだったのにとちょっとムッとしたんだけど、
ま、いっか。
ワタシはまた下を向いてウトウト…
ぐん!
再びのひじ打ち。
また起こされたワタシはパッとその子の方を見ました。
こちらをチラチラと気にするそぶりの女の子。
妹が暴れ・・・てないじゃん
妹は静かに歌を歌っているわ。
外はまた急行の駅。
・・・・・・・
そうか。
コイツ、ワタシを駅ごとに起こして、降りはぐらないように教えてるんだわ。
ワタシが目を覚ましてパッと下りれば妹を横に座らせられる。
その証拠に向かいの席が空いた時、「それ行けっ!」と妹に指示していたもの。
結局向かいの席には妹の(膝から)降りるタイミングより早くおばさまが座ってしまい座れずに、またお姉ちゃんの膝の上に戻ってきたのだけど。
すごくない?
その小賢しさ。
急行の駅ごとにワタシを起こして「降りないの?」とやるその感じ。
気持ちよく寝ていたワタシはもう一度彼女を、今度は軽く睨みました。
「わかってるんだからね」
(言わないよ)
彼女はこちらを気にしつつ目をそらすそぶり。
こうなったら試しにもう一度寝たふりをしてみようか。
次の停車駅でもひじ打ちをしたら今度は怒ってやる!
・・・と思ったけど、今度はムカついてさっぱり眠気が飛んじゃった。
結局その家族の方がワタシより一駅手前で降りたんだけど、
何だか末恐ろしさを感じたよ。
あの子
あんな小賢しい子の横には二度と座りたくないわー。
ビールを飲んでいい気分のオットはワタシの横でウトウトしてる
ワタシは本を読みながら乗っていたの。
私たちは4人掛けの真ん中2つに座っていました。
ワタシの右(端っこ)には確か男性が座っていたわ。
そのうちワタシもウトウトしたんだわね。
本を開いたままzzz・・・
突然ワタシ、大きなひじ打ちを食らったの。
ふぇ?
気持ちよく寝てた私がパッと目を覚ました。
ひじ打ちのあった右隣を見たら、小5~小6とおぼしき女の子。
(どこかで男性が降りてその子が座ったんだね)
彼女の膝の上には4歳とおぼしき妹が向かい合うように座っていて、
パパが横に立っていました。
あからさまなひじ打ちだったけど、妹が暴れたかなんかでお姉ちゃんのひじが当たったのかな。
外はちょうど急行の停車駅。
せっかく気持ちよく落ちたところだったのにとちょっとムッとしたんだけど、
ま、いっか。
ワタシはまた下を向いてウトウト…
ぐん!
再びのひじ打ち。
また起こされたワタシはパッとその子の方を見ました。
こちらをチラチラと気にするそぶりの女の子。
妹が暴れ・・・てないじゃん
妹は静かに歌を歌っているわ。
外はまた急行の駅。
・・・・・・・
そうか。
コイツ、ワタシを駅ごとに起こして、降りはぐらないように教えてるんだわ。
ワタシが目を覚ましてパッと下りれば妹を横に座らせられる。
その証拠に向かいの席が空いた時、「それ行けっ!」と妹に指示していたもの。
結局向かいの席には妹の(膝から)降りるタイミングより早くおばさまが座ってしまい座れずに、またお姉ちゃんの膝の上に戻ってきたのだけど。
すごくない?
その小賢しさ。
急行の駅ごとにワタシを起こして「降りないの?」とやるその感じ。
気持ちよく寝ていたワタシはもう一度彼女を、今度は軽く睨みました。
「わかってるんだからね」
(言わないよ)
彼女はこちらを気にしつつ目をそらすそぶり。
こうなったら試しにもう一度寝たふりをしてみようか。
次の停車駅でもひじ打ちをしたら今度は怒ってやる!
・・・と思ったけど、今度はムカついてさっぱり眠気が飛んじゃった。
結局その家族の方がワタシより一駅手前で降りたんだけど、
何だか末恐ろしさを感じたよ。
あの子
あんな小賢しい子の横には二度と座りたくないわー。
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