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「ARIGATO」文字に感動=機上から発見-復旧支援の米軍指揮官

2011年04月16日 | 災害・事故
2011/04/16 時事通信

 【ワシントン時事】東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた仙台空港の復旧作業に携わった米軍嘉手納基地(沖縄県)の特殊部隊指揮官、ロバート・トス空軍大佐が15日、ワシントンと電話回線を通じて記者会見した。空港近くの浜辺に、米軍の支援に感謝する「ARIGATO」(アリガトウ)という木を組み合わせた文字を機上から発見した際、「苦境の真っただ中にありながらも、感謝の気持ちを示す日本人に心を打たれた」と語った。

 地震発生当時、韓国で演習中だったトス大佐は、戦地の前線への兵力投入を得意とする353特殊部隊を率いて仙台に移動。「戦地や災害派遣経験のある自分にとっても、被害規模は想像を絶するものだった」と感じ、「滑走路のがれきの除去には数週間はかかる」と覚悟した。

 しかし、自衛隊との連携で震災から5日後には滑走路のうち約1500メートルを確保し、援助物資の空輸を開始。「悲劇に直面しながらも秩序を保ち懸命に復旧作業に取り組む日本人の姿に感銘を受けた」と述べるとともに、「震災支援を通じて日米同盟はより強固になり、深まる」と力を込めた。(2011/04/16-09:25)

衆院選・愛知6区補選 候補者の横顔

2011年04月16日 | 幸福実現党
2011/04/16 毎日新聞より

選挙:衆院選・愛知6区補選 候補者の横顔/上 /愛知

 衆院愛知6区補選は、元職と新人の計5人が24日の投開票を目指して熱戦を繰り広げている。東日本大震災後初めての国政選挙で、今後の国のあり方を占う選挙として注目される。候補者はどんな人か、政策は。主な候補者を2回に分けて紹介する。【花井武人】

 (届け出順)

 ◇自衛権確立へ自衛隊増強--福原真由美氏 50 諸新
 「平和憲法だけでは国民を守れない。平和を脅かす国には憲法9条適用外として毅然(きぜん)とした態度で臨むべきだ。世界標準の自衛権を確立するには自衛隊の増強が必要」

 椙山女学園大家政学部を卒業して会社勤めした後、87年に結婚した。1男1女に恵まれ、水泳教室や子供会、学習塾など育児サークルで活動した。

 そこで知り合った人の勧めで「幸福の科学」のサークルに参加。91年に夫婦で入信し、07年に出家した。名古屋東支部長を経て春日井支部長。勉強会を開いたり、布教活動を続けている。

 09年に幸福実現党県副代表となり、同年の衆院選に6区から出馬、落選した。「国防政策だけでなく教育改革も重要になっている。ゆとり教育を廃止して教育の質を高め、愛国心と自助努力の精神を育む教育を実現する」。駅前など繁華街の街頭で訴え続ける。

 趣味はテニスと水泳。座右の銘は「努力に勝る天才なし」。

神からの「贈り物」の危機

2011年04月16日 | ニュース・報道
2011.4.16 産経新聞

 ◆「レベル7」の情報発信力

 「テクネー」というギリシャ語は「つくる」という意味をもち、「技術(テクニック)」の語源とされる。派生語として、たんに「つくる」だけでなく、創造性が求められる「芸術(アート)」が生まれた。

 技術は芸術とは異なり、絶えざる「進歩」が求められる。「IT革命」のさい、ドッグ・イヤーというコトバが生まれたように、1年間で4年間ほどのペースで、技術が進歩した。

 進歩は技術にとって、いわば「無意識の過程」に属している。無意識の過程とは、無前提的かつ不可逆的に前に進んでいく、といったほどの意味である。

 東日本大震災の福島原発事故をめぐって、原発に対する畏怖と忌避の動きが日本だけでなく、ドイツなど欧米各地に広がっている。たしかに事故を直視したら、「こんな、恐ろしいモノを近くに造られたらたまらない」という反対の声も当然である。

 原発は水力や火力を経て、生まれたエネルギー源である。日本ではすでに電力供給の3割を占め、さらに促進させる計画だった。世界でも四十数カ国で稼働、建設、計画中とされる。

 米国やフランスなどの「原発大国」は、いち早く原発建設計画の継続を打ち出した。現在の技術のレベルでは、原発に代わるエネルギー源はないからだ。

 それだけに、東電や政府の情報発信や事故処理をめぐっては、世界各国から不審の目を投げかけられている。すみやかな情報発信は、いたずらな危機意識を抑制するためには欠かせないのに、その発信力は当初から「レベル7」に陥っていた。

 ◆代替エネルギーはない

 だが事故の処理は、純然たる技術の問題である。技術がもたらした瑕疵(かし)は、あらたな技術によって解決するしかない。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故をめぐり、菅直人首相と同じ東京工業大学出身で、技術者の経験もあった思想家、吉本隆明氏は、世界的に巻き起こった反原発の運動に対し、こう発言している。

 「ただ原則は、原発の科学技術安全性の課題を解決するのもまた科学技術だということだ。それ以外の解決は文明史にたいする反動にしかすぎない」

 吉本氏は、原発もまた科学技術の進歩によって将来的には消滅し、有効で安全なエネルギー源にとって代わられると指摘した。10年くらいのうちに、その可能性を持つとも述べた。

 これは甘かった。有効で安全なエネルギー源とは、人類が使っている全エネルギーの1万倍を放っているといわれる太陽エネルギーを指すのであろう。だが太陽を含めた自然エネルギーが、原子力の代替エネルギーとなるには、まだ数十年はかかるらしい。10年後でも、電力供給の2%ほどにしかならないという。

 ギリシャ神話に出てくるプロメーテウスは、天界にあった火を人類にもたらした神として知られる。だが主神ゼウスの怒りを買い、山に縛りつけられ、ワシに毎日、肝臓をついばまれるという責め苦を強いられた。不死のプロメーテウスの肝臓は夜中に再生し、拷問に耐え抜いた。

 原発が最初にできたとき、この神話にちなみ、「プロメーテウスの第二の火」と呼ばれた。温室効果ガスも出さず、山や谷を切り崩してコンクリートでかためたダムをつくる必要もない。「クリーンエネルギー」だと、もてはやされもした。

 ◆「巧みなわざ」に期待

 古代ギリシャの劇作家、アイスキュロスの『縛られたプロメーテウス』(呉茂一訳)では、ゼウスの伝令役であるヘルメースの脅しを受けたプロメーテウスは、こう叫んで反論する。

 「大地をさえも根底から、根ぐるみ颱風(はやて)にゆるがし立てろ、海原の波は逆まく怒濤(どとう)に吹き上げさせ、天頂にある星々の行き交う路に注(そそ)ぎかけろ--」

 東日本大震災でも、太平洋からの「逆まく怒濤」が、東北の沿岸部の村落や都市を襲った。自然の暴虐は、時として神の仕業のようにも思えてしまう。関東大震災や阪神大震災、さらに今回の大震災でも、一部の知識人から「天譴(てんけん)論」が出たゆえんである。

 プロメーテウスは盗んだ火について、「あらゆる技術」を人間に教える贈り物だとも語った。呉訳では、この「技術」について、「たくみ」と「わざ」という2種類のルビを振っている。

 事故の処理で、創造力をも駆使した「巧みなわざ」を喫緊に発揮しないと、日本のエネルギー政策は危機的な状況に陥る。プロメーテウスの怒りも「レベル7」に達しているはずだ。(論説委員・福島敏雄)