学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

病をおして

2007-11-12 20:24:04 | 仕事
朝、右目の奥がえぐられるような痛さで目を覚ましました。嗚呼…片頭痛です。いつもなら、このまま布団の中で安静にしているのですが、東京に取材へ行かなくてはならないため、病をおして出陣です。

頭痛、それに伴う吐き気をこらえての遠出。もちろん頭痛薬は服用。しかし!今日に限って、全く効かない!動くと鐘の音の如く、ぐわんぐわんと頭のなかで痛みが鳴り響きます。静かに、なるべく衝撃を与えないようにして歩くしかありませんでした。

回った先は、九段、丸の内、日比谷、鎧橋です。ひたすら写真を撮って参りました。画像は、九段の灯篭(とうろう)です。明治4年の創建といいますから、まさに文明開化を象徴する建物ですね。小林清親の《九段坂五月夜》にもしっかり登場しています。

頭痛を抱えながらも、私は江戸城跡のお堀でカルガモの親子を見て心がなごんだり、すっかり黄色に色づいたイチョウの美しさに惹かれたり、日比谷公園の菊花大会に感動したりと、なかなかよく歩き回ったものでした…。

さて、一向に体調が戻らない私。帰りの電車の中で、少し仮眠したせいか、ようやく地元に帰ったところで頭痛が和らぎました。

頭痛持ちってつらい!そう思った、秋の一日でした。

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2 コメント

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Unknown (momoyan)
2007-11-14 23:19:34
hoyhtさんこんばんは、具合の方はいかがですか?
体調が優れない時に、ちょうど取材と重なって大変でしたね。どうぞ、無理をなさらずにお大事になさって下さい。
写真拝見。周りが高層ビルなのでしょうか?そんな中で九段にあった灯籠がなんだか、下の礎がお城で、中ほどはレンガつくりのように見え、モダンですね。
壊さず、そのまま保存して頂きたいものです。
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こんばんは (hoyht)
2007-11-15 22:44:42
ご心配をおかけしました。
頭痛は、この日の夜になってようやく治りました。痛みがまだ軽いうちに薬を飲んだのもかかわらず、夜になって効くのでは遅いですよね(笑)

この灯籠の明かりは、かつては江戸湾の漁船からも見えたのだそうです。momoyanさんがおっしゃるとおり、和洋折衷の不思議な灯籠です。明治期、擬似洋風などと言われる建築が沢山建ちましたが、この灯籠もその中の1つなのでしょうね。幸い、戦災からは免れたようで、現在の灯籠は平成になって修復されたもののようです。
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