発熱の症状が出たため、病院で見てもらうと単なる風邪との診断。今年に入ってから、どうも体調を崩すことが多い。
床のなかで多和田葉子氏の小説を流し読みする。あとがきに、インターネットはヘドロのようだ、と書いてあって、小説よりも、むしろ、その文言が強く印象に残った。語感に鋭い小説家の言葉だけに重い。
午後になっても、どうも寝付けず、今度は岩波文庫のエリア随想抄を引っ張り出して読んでみたが、話の内容がいまいち良く分からない。そのうちに眠くなって来たので、これ幸いにと寝てしまった。これも読書の効用のひとつなのかもしれない。