学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

美術館への作品寄贈

2018-12-18 21:13:33 | 仕事
今日は雲ひとつない青空で、とても気持ちの良い天気でした。戸外の空気は冷たいけれど、とても澄んでいて、深呼吸すると体の中がリフレッシュするようです。

このところ、どういうわけか、私が勤めている美術館に作品を引き取って欲しいとの依頼が多々寄せられています。美術館という施設は、美術作品を後世まで残すという使命がありますから、こうした依頼は学芸員として嬉しい限りです。ただ、美術館として収蔵するべき作品について、条例や内規で収集方針決められていますから、泣く泣くお断りすることもあります。

今日はある作家の資料について寄贈の申し込みを受けました。とても貴重なもので、作家の美術に対する考え方がよくわかるものです。作品や資料の寄贈は、単純にそれらをお預かりするだけではなくて、寄贈者の気持ちも一緒にお預かりするものと考えています。美術館を信頼して下さった寄贈者に心から感謝です。

明日は朝から作品調査で出張です。先方の御好意に感謝して、しっかり勉強してきたいと思います。今夜も夜が更けました。星が綺麗ですね。それでは、おやすみなさい。