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学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

2024/02/27

2024-02-27 18:34:00 | その他
 今日からパソコンで展覧会の作品解説を書く仕事を始めています。といっても、これもまとまった時間は取れないので、毎日15分とか30分などでコツコツと進めていく予定です。もっとも、私の場合は、常にノートを持ち歩くようにしていて、そこに手書きで文章を書いたり、ふいに頭をよぎったことなどをメモしておいて、パソコン作業はそれらをまとめるだけにしています。以前はパソコンに向き合いながら、うんうんと考えていたのですが、それよりも今のやり方のほうが時間が短縮できるし、記憶に残りやすいので、そちらの方が私には向いているようです。
 このあいだ、茨城県坂東市にある逆井城でいつもの「城浴」をしてきました。ここは後北条氏の城であったそうで、いま、この城跡は県指定文化財です。見どころは城内の幾重にも張り巡らされた空堀の跡でしょうか。まるで迷路のようで楽しかったです。ちなみに写真は堀底。土塁から堀底までの高さは10メートルくらい、城が現役のときはもっと深かったのでしょうから、なかなか圧巻です。
 昨年は土浦、今年になって、真壁、小田、そして逆井と見てきましたが、どの街も城跡を大切にしていて、地域の人たちの憩いの場になっているようです。逆井城跡でも、ゲートボールを楽しむ皆さんがたくさんいらっしゃいました。今回も心がなごむ「城浴」となりました。感謝です。


2024/02/26

2024-02-26 19:04:00 | その他
 今日は完全オフの日。以前から気になっていた「劇場版ハイキュー!!」を見てきました。私は原作を読んだことがないので、結末を知らずに見ましたが、とても面白かったです。最後は不覚にも泣きそうになってしまいました。歳を重ねると涙腺が緩む…。パンフレットを買って帰りたかったのですが、すでに売り切れ。ハイキュー!!の人気は恐るべし。
 その後、体を動かしたくて、久々にバッティングセンターへ。右打ち、左打ちの各1回ずつトライして、まずまずの打球。とてもサッパリしました。心身の充電をして、明日からまた仕事を頑張ります。


2024/02/17

2024-02-17 20:11:00 | その他
 今朝、散歩をしていましたら、梅の花がきれいに咲いていました。梅といえば水戸。今頃、梅まつりでさぞ賑わっていることでしょう。行ってみたいものです。
 さて、今日は休日なので、街の本屋へ出かけました。新刊本の背表紙を眺めるのは至福のひととき。ちくま学芸文庫の白さ、講談社文芸文庫のカラフルさ、講談社学術文庫の海のように深いブルーがたまりませんね…。さて、それはいいとして、今日は辻惟雄先生の「風俗画入門」(講談社学術文庫)、北野信彦さんの「天下人の文化戦略」(吉川弘文館)を購ないました。岩波書店が網野善彦さんだけで2冊の文庫を刊行していて、とても欲しかったのですが、また次の機会に。これから読むのがとても楽しみです。


2024/02/15

2024-02-15 11:52:00 | その他
 今朝、日本が世界のGDPで4位に落ちたとニュースがあって、経済大国と言われた日本も後退の時期に来たようです。
 今、「じゅうぶん豊かでまずしい社会」(ちくま学芸文庫)を読んでいて、この本は資本主義と私たちの欲望がいかに貧しい社会を作っているのかを経済と哲学の面から説いています。GDPが高いからといって、その国民が幸せとは限らない、というメッセージが響きます。主観的な見方ですが、GDPがこれまで3位の割には、どうも私たちの社会は息苦しく、豊かさをあまり実感できませんでした。
 これから、私たちは経済に支えられるのではなく、それに変わる何か(それが芸術であってもいいのかもしれませんが)を見つけ、みんなが慎ましく、幸せになる社会を目指す方向にシフトすべき時期なのかもしれません。 

2024/02/12

2024-02-12 20:39:00 | その他
 私の好きなアニメのひとつがハイキューで、今日コンビニのチョコエッグを買ったところが、烏野キャプテンの大地さんで嬉しいこと限りなし。
 さて、今年は日本酒をよく飲んでいて、というのも、年末年始に家族で「くどき上手」を飲んだところ、とても美味しくて、改めて日本酒に目覚めてしまったのです。この頃は宮城の「日高見」を飲んで楽しんでいます。日本酒は美味しいだけでなく、体が温まるので、今の時期はそういう意味でもありがたいところ。しばらく(花粉症までは)、日本酒を楽しみたいと思っています。
 小澤征爾さんが死去。今年はすでに篠山紀信さん、柚木沙弥郎さんと訃報多し。
 

2024/02/11

2024-02-11 20:24:00 | その他
 今日はプライベートで他所の美術館の講演会を聞きに行きました。会場は満席。100人くらい居たでしょうか。
 内容はとても面白く、新しい発見もあり、90分があっという間でした。ある作品が制作された背景を3つのワードから迫る方法で、こういう捉え方もあるのかと勉強になった次第です。
 私の場合、仕事柄、講演会の中身もさることながら、その講師の話の進め方、テンポ、言葉遣いなども意識して見、自分が講師をするときの参考にしています。そういう意味でも、今回は良いものでした。
 年末、ある講演会に参加したのですが、レジュメは膨大、講師は我々を見ずに下ばかり向いて、ただ延々とお経のようにレジュメの文書を淡々と2時間読み上げるという、体験したことのない講演会で、これはある意味で貴重な体験だったかもしれません。
 何はともあれ、とても充実した時間を過ごすことができました。


2024/02/05

2024-02-05 22:21:00 | その他
 久しぶりに雪の1日。特に出歩く用事もないので、家で画集を見て過ごしました。画集、といっても、調査研究のためではなく、ただ楽しみたくて、横尾忠則さんのものを本棚から取って眺めました。
 その画集は、今から15年前くらいになりますでしょうか。金沢へ旅行した際、金沢21世紀美術館で横尾忠則さんの展覧会を開催していたときに求めたものです。そのとき、私は横尾さんの作品を初めて見て、絵の力に衝撃を受け、圧倒されました。でも、どこか私たちのそばに寄り添うような親しみの湧く作品群で、とても魅力されたのを今でもよく覚えています。以来、その画集は年に何度か見返しては楽しんでいます。
 特に好きなページが、奇縁まんだらの肖像画(江戸川乱歩が洒落てます)、日記の一部分とアンリ・ルソーのパロディ。発想の面白さにいつもうならされます。横尾さんの展覧会、ぜひまたどこかであれば見に行きたい、と思う休日でした。

2024/01/31

2024-01-31 20:44:00 | その他
 「城浴」のあとは、雨引観音様へお参り。雨、というだけあって、水と縁が深いらしく、実際、山の上にお寺があるというのに、寺内は豊富な水で満たされていて、たいへん素敵なお寺でした。ちなみにおみくじは吉。何事も念じて努力すれば叶うそうです。
 さて、「城浴」もそうですが、月に一度、私はお寺や神社にお参りするようにしています。忙しい日常のなかで、やはりストレスは澱のように心の中にたまってくる。たまってくると、とかくイライラしやすい。それは心にも体にも良くないこと。そこでその澱を減らすためにお参りするのです。実際、手を合わせると、心の中がさっぱりして爽快になります。若い頃はあまり縁のなかったお参りですが、今では心のバランスを取るためになくてはならない習慣になっています。

2024/01/30

2024-01-30 20:29:00 | その他
 先日、茨城県内をドライブしてきました。行った先は真壁城と小田城。私は日光浴ならぬ「城浴」と称して、月に一度程度、リフレッシュするために城跡を歩いています。
 真壁城は石の産地で有名なところ。街中の真壁伝承館を見た後に城跡へ。国指定史跡というだけあって、堀、土塁の遺構がよく残っていて、城歩きには最高でした。特に外曲輪がよく残っていて良し。南は筑波山、西は男体山がよく見え、とても良いところでした。
 小田城はつくば市。ここも国指定史跡。案内所で小田氏や城について学んだ後、小田城跡へ。ここもよく遺構が残っていて、堀、土塁が残り、一部復元されています。写真は池の跡から筑波山を見たもの。きっと、かつては池に映る筑波山を見ながら、お酒でも…と妄想が止まらない(笑)
 両城とも、史跡がしっかりと整備されていて、近くに資料館があるので、歴史もわかりやすい。とてもいいところに来ることができて嬉しい気持ち。しっかりリフレッシュできました!

2024/01/29

2024-01-29 20:36:00 | その他
 快晴。県内の学芸員が集まる研究会に参加する。それぞれ専門は違うが、こうした集まりで色々な話をすると刺激を受ける。私が勧めるのは、もし自分を変えたいと思ったら、人と積極的に関わること。やはり、ガラパゴスでは視野が狭くなってダメなのだ。
 今日は古代史や戦国史に関する講演会の打ち合わせ。専門外だが、一言ずつ、自分の意見を述べる。研究会の終了後、原稿執筆の依頼あり。お願いされる、というのは大変にありがたいこと。車の中で、文章の構成を少し考えながら帰宅する。