いやあ、8月。早いなあぁ~。
というセリフは毎年、繰り返される。時間の経過が異常に早いなあ。
しかし、確実に時間は経過し、ワタクシは老化まっしぐら!(号泣)
もう、神経痛だの、健忘症だの、老眼、皺、白髪、、、あとは死ぬだけなんだな、と
しみじみ思うのだ、まじで。
人生は、キラキラと輝く面も確かにあるのだろうが、自分を見渡せば、
なんという荒涼とした風景
なのである。これも現実でございますね。
あまり安心して安らいだことのない人生だけど(爆)今、私の心配というか杞憂は、
「老後」である。
心配や杞憂は、いってしまえば「趣味」(笑) これも、ずっと私の人生についてまわっている。
消そうと思っても消えないものなので、もう、いいや! 心配よ、杞憂よ、ずっと私に
ついて来なさいっ!!
という心境である。
お金がうなるほどあったとしても、健康が優れないと、老後に限らず、人生は楽しくない、
ような気がする。
例えば、私のボスの富豪様など、世界中の珍味?(というのだろーか?)をいくらでも食べれる
財力はあるが、糖尿病なのでございます。これはインド人の国民病、ですか。国民の半分くらい糖尿病?
のような印象を受ける。
そんな持病をお持ちのため、食事には制限が出てしまうし、その他にもメンドウな事を抱えて
らっしゃいます。
たぶん、食事が趣味、というか、特に甘いものがお好きなご様子。日本の煮っころがし、とか
砂糖で味付けたものを好まれます。私は煮っころがしだの、肉じゃがだのってあまり趣味ではないのだが、
仕事なのでせっせと作っています。
富豪様、日本食は、具無しソーメン(私の怠慢のため)、煮っころがし、しらたき、等がお好きです。
もっと美味しいものが日本食にはあるんですが、私がたいしたもん作らないせいか(笑)こんな結果に。
まあね、毎日、和食じゃないし、10日に1回程度が和食なのだけど、富豪様、海外出張が多くて、月の半分は
留守なので、食事を作る機会もそんなにあるわけではないのでした。
そういえば。
土曜日、富豪様が長めの出張から戻られたので、母国フードでお出迎えしました。
いっつもは、インド人のコックがカレー作るのだが、最近、私もカレー作ってるんですね。
なんというか、私の料理のレベルも知識も経験も、インド人のコックを遥かに凌駕してるわけで。
彼等は、インド料理のしかも地域限定で、うんと安いのしか食べた事ないので、「無知」なのです。
悪い事に、無知、を受け入れず、自分が世界一のコックと思ってるフシがあって、私は時折、呆れるわけです。
しかしながら、彼等は、私の料理の才能(爆)は、薄々感じてるみたいで、私にインド料理を作らせようと
しません。ので、富豪様のカレーは、インド人が作っていたのです。
そのカレーは美味しいか、つうと、全然そういうことはなく(笑)むしろ、かつて私がアルメニアで経営してた
インド食道の方が、よっぽど美味しい、というレベル。
富豪様との雑談の際に、私がカレーを作らないのは、作りたくないわけではなくて、二人のインド人が
激しく抵抗するためです、と説明したら、富豪様は、「うわっははは!そら、そうだ。唯一できる事を
取られたくないんでしょうよ。わっはは!」
その直後、富豪様から、直にインド人に指示があった。
「XXカレーを作りなさい。あとは彼女が作るから。」と。
私はその日、6時間くらいかけて、8種類くらいのカレーを作ったよねえ。
なんか思い悩んだ末に「タリー」というインドの松花堂弁当、というか、あれもこれも入ってるセット、
みたいなのを作ったのでございます。
カレーに特に自信があるわけでもなく、全部、レシピ探して作ってるんで、初めてのカレー、ばかり(笑)
ので、タリーみたいに数が多ければ、2、3種類の美味しいカレーがあればOKかと。
富豪様はムンバイの出なんだけど、彼曰く、ふるさとの味は「グジャラット料理」とか。
グジャラート州はジャイナ教の本部(?)があって、グジャラット料理といえば地下に育つものを食べない系の
ベジタリアン、なんだよねえ。
難しいのう。ちゅうか、私はグジャラット料理、食べた事無いんっすけど。
レシピを読んでて発見した。グジャラット料理って、砂糖を多用するのだ。カレーに砂糖?げげげ、なんだけど
案外いける。インド人が数回作ってたのを食べてみたら、案外、美味しかった。
先日の土曜日、私は魚カレーが作りたかった。有名な「ゴア風魚カレー」を作りたかったのだ。
朝食のテーブルでも富豪様に「ランチはワタクシがゴア風魚カレー作りまーす!」と宣言したりして。
魚カレーの1品、ちゅうわけにもいかないので、ネットで検索して、「グジャラットの豆カレー」を
作る事にした。 Khatti Meethi Dal つうんですけど。
ダル、豆の仲間みたいので作るカレー。シンプルで美味しい。インドのご飯の代表選手。インド各地にそれぞれの
レシピが存在するのだ。私も基本は知ってるし、まあ、そこそこのダルは作れるんですけど。
グジャラットのダルは玉ねぎ不使用。で、砂糖を使うのです。
レシピに沿って作ったけど、砂糖や塩の味の濃さ、ってブランドで全然変わります。
私は塩はヒマラヤのピンクの岩塩かフランスの海の塩を使用し、砂糖は南インドの純正キビ砂糖なんですね。
レシピ通りだと何か違う。
塩を多めにしたらしょっぱくなり、今度は砂糖を多めに入れる。甘すぎ。
これを繰り返しても埒が明かない。そうが、おろし生姜を入れちゃえ。レシピにあったけど、さらに大量に
投入してみました。
これが当たって、グジャラットのダルは、「そこそこ」に。でも、私の一押しは、ゴア風魚カレーなのよぉ。
ランチが始まって、カレーがサーブされる。私は最近、もったいぶって、あまりダイニングに顔を出さない(笑)
たまに富豪様に会うようにして、鮮度を保とうかと(笑)
サーバー(料理を供与する係)が戻ってきた。
「富豪様が聞いてきた。こりゃあ、とても美味しい。誰が作ったんだ?」
ほほーーーい!
たくさん作ったので、余ったのを他のインド人スタッフに分け与える。
みんな一様に「すんごっく美味しい!」と言ってきた。へーぇ。そうかなあ。
この辺が、やっぱりインド人じゃないとわかんない部分なのかな。
ちなみに、その日、年配のコックはオフで若い方しかキッチンにいなかった。
彼が「自分が世界一」と思ってる大勘違い野郎なんだけど。彼は私の絶賛されたダルを試食しようとは
しなかったねえ。
彼が作ったインドカレーが富豪から絶賛されたことはないのだ。
私は初めて作って、こういう感じ。これがセンス、ってもんです。
だからといって、私は鼻高々にはならない。世の中には、「すんごい料理人」が存在して、そういう人たちは
もはや芸術家、というのを心得てるので、私ごときはね、ちょっとシローとに毛が生えた程度、つうにを
良く理解しているのでございます。
ところで、この若い方のコック。すごく気が強いんだよねえ。根拠もなく偉そうにしたがるし。
私が「チュロス」作ってたら、チュロスなんか知らないくせに、ああしろ、こうしろと言ってきた。
知ったかしたがるインド人の悪い癖。
「あんた。チョロス見た事も無いんでしょう?知らない事に口出すんじゃねえ!」と一喝しましたが。
偉そうにしたがるけど、この人、「電卓を使えない」んです。足し算もあまりできない。両手の指以上は
たぶん、数えられない。
まさか、30歳で、一応、インドの国外で働いてて、足し算ができない人がいるとは。
私は小さなショックを受けました。
ケーキ作りとか、計量が必要な事はできないです。
インドってすごいよね。 例えば、日本で足し算できない人を探すのも大変だけど、そういう人がよその国
に出稼ぎに行く、なんて有り得ないじゃない?
足し算ができないんだ、というのを知ってから、この若造が生意気言っても、何とも思わなくなりました。
日本人の知人いわく「そーゆー人は、人をだます知恵も無いから、逆に安心だよ。」と言われたけどねえ。
インドで隠居しよ、と思ってから、今の生活は予行演習?(爆)と思っています。
インドは乞食から大富豪までたーくさんいて、宗教もなんでもござれ。
今からインド人に混じって日常を過ごし、将来の練習してるのか?(笑) ちょーっと大変かも(爆)
ということで、チャンディガール往復チケットをネットで購入。
これから詳細を決めていきます。
ざっとネットで情報収集したら、デリーは詐欺師で満ちあふれて、日本人は最高のカモ、らしいんで
そういう場所には接近しない。
いくら日本人らしさのない私とはいえ、危険は避けないと。
さて、今日は富豪様がまたもや出張なので、静かなキッチン。旅行計画をばっちりと練りますか。
というセリフは毎年、繰り返される。時間の経過が異常に早いなあ。
しかし、確実に時間は経過し、ワタクシは老化まっしぐら!(号泣)
もう、神経痛だの、健忘症だの、老眼、皺、白髪、、、あとは死ぬだけなんだな、と
しみじみ思うのだ、まじで。
人生は、キラキラと輝く面も確かにあるのだろうが、自分を見渡せば、
なんという荒涼とした風景
なのである。これも現実でございますね。
あまり安心して安らいだことのない人生だけど(爆)今、私の心配というか杞憂は、
「老後」である。
心配や杞憂は、いってしまえば「趣味」(笑) これも、ずっと私の人生についてまわっている。
消そうと思っても消えないものなので、もう、いいや! 心配よ、杞憂よ、ずっと私に
ついて来なさいっ!!
という心境である。
お金がうなるほどあったとしても、健康が優れないと、老後に限らず、人生は楽しくない、
ような気がする。
例えば、私のボスの富豪様など、世界中の珍味?(というのだろーか?)をいくらでも食べれる
財力はあるが、糖尿病なのでございます。これはインド人の国民病、ですか。国民の半分くらい糖尿病?
のような印象を受ける。
そんな持病をお持ちのため、食事には制限が出てしまうし、その他にもメンドウな事を抱えて
らっしゃいます。
たぶん、食事が趣味、というか、特に甘いものがお好きなご様子。日本の煮っころがし、とか
砂糖で味付けたものを好まれます。私は煮っころがしだの、肉じゃがだのってあまり趣味ではないのだが、
仕事なのでせっせと作っています。
富豪様、日本食は、具無しソーメン(私の怠慢のため)、煮っころがし、しらたき、等がお好きです。
もっと美味しいものが日本食にはあるんですが、私がたいしたもん作らないせいか(笑)こんな結果に。
まあね、毎日、和食じゃないし、10日に1回程度が和食なのだけど、富豪様、海外出張が多くて、月の半分は
留守なので、食事を作る機会もそんなにあるわけではないのでした。
そういえば。
土曜日、富豪様が長めの出張から戻られたので、母国フードでお出迎えしました。
いっつもは、インド人のコックがカレー作るのだが、最近、私もカレー作ってるんですね。
なんというか、私の料理のレベルも知識も経験も、インド人のコックを遥かに凌駕してるわけで。
彼等は、インド料理のしかも地域限定で、うんと安いのしか食べた事ないので、「無知」なのです。
悪い事に、無知、を受け入れず、自分が世界一のコックと思ってるフシがあって、私は時折、呆れるわけです。
しかしながら、彼等は、私の料理の才能(爆)は、薄々感じてるみたいで、私にインド料理を作らせようと
しません。ので、富豪様のカレーは、インド人が作っていたのです。
そのカレーは美味しいか、つうと、全然そういうことはなく(笑)むしろ、かつて私がアルメニアで経営してた
インド食道の方が、よっぽど美味しい、というレベル。
富豪様との雑談の際に、私がカレーを作らないのは、作りたくないわけではなくて、二人のインド人が
激しく抵抗するためです、と説明したら、富豪様は、「うわっははは!そら、そうだ。唯一できる事を
取られたくないんでしょうよ。わっはは!」
その直後、富豪様から、直にインド人に指示があった。
「XXカレーを作りなさい。あとは彼女が作るから。」と。
私はその日、6時間くらいかけて、8種類くらいのカレーを作ったよねえ。
なんか思い悩んだ末に「タリー」というインドの松花堂弁当、というか、あれもこれも入ってるセット、
みたいなのを作ったのでございます。
カレーに特に自信があるわけでもなく、全部、レシピ探して作ってるんで、初めてのカレー、ばかり(笑)
ので、タリーみたいに数が多ければ、2、3種類の美味しいカレーがあればOKかと。
富豪様はムンバイの出なんだけど、彼曰く、ふるさとの味は「グジャラット料理」とか。
グジャラート州はジャイナ教の本部(?)があって、グジャラット料理といえば地下に育つものを食べない系の
ベジタリアン、なんだよねえ。
難しいのう。ちゅうか、私はグジャラット料理、食べた事無いんっすけど。
レシピを読んでて発見した。グジャラット料理って、砂糖を多用するのだ。カレーに砂糖?げげげ、なんだけど
案外いける。インド人が数回作ってたのを食べてみたら、案外、美味しかった。
先日の土曜日、私は魚カレーが作りたかった。有名な「ゴア風魚カレー」を作りたかったのだ。
朝食のテーブルでも富豪様に「ランチはワタクシがゴア風魚カレー作りまーす!」と宣言したりして。
魚カレーの1品、ちゅうわけにもいかないので、ネットで検索して、「グジャラットの豆カレー」を
作る事にした。 Khatti Meethi Dal つうんですけど。
ダル、豆の仲間みたいので作るカレー。シンプルで美味しい。インドのご飯の代表選手。インド各地にそれぞれの
レシピが存在するのだ。私も基本は知ってるし、まあ、そこそこのダルは作れるんですけど。
グジャラットのダルは玉ねぎ不使用。で、砂糖を使うのです。
レシピに沿って作ったけど、砂糖や塩の味の濃さ、ってブランドで全然変わります。
私は塩はヒマラヤのピンクの岩塩かフランスの海の塩を使用し、砂糖は南インドの純正キビ砂糖なんですね。
レシピ通りだと何か違う。
塩を多めにしたらしょっぱくなり、今度は砂糖を多めに入れる。甘すぎ。
これを繰り返しても埒が明かない。そうが、おろし生姜を入れちゃえ。レシピにあったけど、さらに大量に
投入してみました。
これが当たって、グジャラットのダルは、「そこそこ」に。でも、私の一押しは、ゴア風魚カレーなのよぉ。
ランチが始まって、カレーがサーブされる。私は最近、もったいぶって、あまりダイニングに顔を出さない(笑)
たまに富豪様に会うようにして、鮮度を保とうかと(笑)
サーバー(料理を供与する係)が戻ってきた。
「富豪様が聞いてきた。こりゃあ、とても美味しい。誰が作ったんだ?」
ほほーーーい!
たくさん作ったので、余ったのを他のインド人スタッフに分け与える。
みんな一様に「すんごっく美味しい!」と言ってきた。へーぇ。そうかなあ。
この辺が、やっぱりインド人じゃないとわかんない部分なのかな。
ちなみに、その日、年配のコックはオフで若い方しかキッチンにいなかった。
彼が「自分が世界一」と思ってる大勘違い野郎なんだけど。彼は私の絶賛されたダルを試食しようとは
しなかったねえ。
彼が作ったインドカレーが富豪から絶賛されたことはないのだ。
私は初めて作って、こういう感じ。これがセンス、ってもんです。
だからといって、私は鼻高々にはならない。世の中には、「すんごい料理人」が存在して、そういう人たちは
もはや芸術家、というのを心得てるので、私ごときはね、ちょっとシローとに毛が生えた程度、つうにを
良く理解しているのでございます。
ところで、この若い方のコック。すごく気が強いんだよねえ。根拠もなく偉そうにしたがるし。
私が「チュロス」作ってたら、チュロスなんか知らないくせに、ああしろ、こうしろと言ってきた。
知ったかしたがるインド人の悪い癖。
「あんた。チョロス見た事も無いんでしょう?知らない事に口出すんじゃねえ!」と一喝しましたが。
偉そうにしたがるけど、この人、「電卓を使えない」んです。足し算もあまりできない。両手の指以上は
たぶん、数えられない。
まさか、30歳で、一応、インドの国外で働いてて、足し算ができない人がいるとは。
私は小さなショックを受けました。
ケーキ作りとか、計量が必要な事はできないです。
インドってすごいよね。 例えば、日本で足し算できない人を探すのも大変だけど、そういう人がよその国
に出稼ぎに行く、なんて有り得ないじゃない?
足し算ができないんだ、というのを知ってから、この若造が生意気言っても、何とも思わなくなりました。
日本人の知人いわく「そーゆー人は、人をだます知恵も無いから、逆に安心だよ。」と言われたけどねえ。
インドで隠居しよ、と思ってから、今の生活は予行演習?(爆)と思っています。
インドは乞食から大富豪までたーくさんいて、宗教もなんでもござれ。
今からインド人に混じって日常を過ごし、将来の練習してるのか?(笑) ちょーっと大変かも(爆)
ということで、チャンディガール往復チケットをネットで購入。
これから詳細を決めていきます。
ざっとネットで情報収集したら、デリーは詐欺師で満ちあふれて、日本人は最高のカモ、らしいんで
そういう場所には接近しない。
いくら日本人らしさのない私とはいえ、危険は避けないと。
さて、今日は富豪様がまたもや出張なので、静かなキッチン。旅行計画をばっちりと練りますか。