宇宙の秩序に調和しながらの煩悩達成日記

自己実現。そうです、願望実現を通して、自己をさらに深く知ってみようという実験の日記ざます!

博物館は解説付きに限りますな

2013-02-28 23:39:18 | 瞑想にまつわる能書き
博物館に行ってきた!
当地に滞在していた考古学者が帰国するというので、その前に
ぜひ、博物館を解説していただきますツアーを実行したんである。

いやあ、楽しかった。
なんつうか、知的好奇心を満たす事が出来て、とっても充実したのでございました。
学者さま、ありがとうござんすです。

学者さんのご専門の石器時代の部屋しか行かなかったけど、2時間越、たっぷり満喫したのでござんす。
この国、まあ、たいした遺跡も無いし、国宝級のお宝も「は?」ってなもんですがwwww
学者さまの解説が的を得ていて、わかりやすく、とっても面白かった。

まずは、石器から。
こういうの、解説が無いと、単なる石のかけらに過ぎず、30秒で通り越しちゃうとこですが。
石器時代の後期の石器になると、なるほど技術に進歩が見えたりして。
とても面白かった。


この辺、メソポタミアの影響をほんのりと受けている模様。
解説によると、このあたりは「この世の果て」だったそうで。
コーカサス山脈を越える事は至難の技だったそう。

なりほど。

石器時代から時代の流れ通りに見て行った。
この辺、繁栄していたメソポタミア文明から遅れて発達してたそうで。
世の中の流れからおいてきぼり(笑)って、現代と同じじゃん?なんて大笑い。
遅れてるんですね、昔から。

いっぱい見た中で、太古の時代から、延々と「雄羊」のモチーフの発掘物がいっぱいあるのが
興味深かった。
なぜに雄羊?

学者さまは、この角、角が男らしさの象徴、強さの表れなんじゃないっすか?と。
時代を経ても、デザインに若干の変更はあっても雄羊が延々と続く。
角、なんですか?しつこいですねえ~。
そのうち、角信仰、なんて笑い話になった。

くるっと丸まった羊の角と、トナカイのような枝状の角。
これでもか、これでもか、と出てくるのである。

あんまり出てくるので、私はググってみたのですが。
それによると、




牡羊座の神話

テッサリアの王子プリクソスと妹のヘレは、邪悪な継母のイーノに殺されそうになりました。
兄妹の実母であるネペレは大神ゼウスに助けを求めます。
ゼウスは息子であるヘルメスに命じて金色に輝く毛皮を持った雄羊を兄妹のもとに遣わしま
した。

兄妹が背にのると雄羊は天空へ舞い上がり、コーカサスの山に近いコルキスの国を目指して
飛び続けました。
雄羊の飛翔のあまりの速さにヘレは目がくらみ、ヨーロッパとアジアを隔てている海峡に転落
して死んでしまいますが、兄のプリクソスはコルキスに無事運ばれ、国王の手厚い保護をう
けました。

コルキスに着いた雄羊は、生け贄としてゼウスに捧げられました。
その金色の毛皮は神殿に飾られ、眠ることのない一頭の竜に守護されることになりました。
この雄羊が空にあげられた姿がおひつじ座です。





なんだそうだ。
コルキスとはグルジア。隣の国ですね。まあ、同じようなもんでしょう。
石器時代の部屋は、ギリシャ文明がやって来たとこで終わる。
素朴なもんから、急に素晴らしいギリシャの彫刻やらアフロデーぃテやらが登場する。

学者様いわく、歴史上、やはりアレクサンダー大王みたいな「大王」は他に類が無いそうで。
20才で王座に即位、32歳くらいで亡くなったそうだが、あの時代にインドまで進行するって、
やっぱすごい以外の何でも無いですねえ、と。

これもググってみました。
いやはや、すごいですねえ。アリストテレスが家庭教師だった、つうのもさすがです。

アレクサンダー大王、一人では遠征できなかったわけで、優秀な部下がいて、なおかつ
年上の人も多かっただろうけど、多くの人を束ねるカリスマというか人徳があったのね、きっと。

私的には、アレクサンダー大王、本人に素晴らしい超能力(笑)があったか、お抱えの
占い師かシャーマンがいたか、だと思うなあ。


と言う事で3月。
この国に越して来て、はや1年。あっという間でござんした。
今年は暖冬で助かった~。
2月、雪降らなかったもんねえ。
去年は空港で大雪のため閉じ込められたりしたけど。


先日の「食い放題Sunday」は、そこそこの成功。
学生に聞いたら「ビリヤニ(インドの混ぜご飯)の食い放題を実施して欲しい」と
要望があったので、早速、今週実施。
聞けば、ビリヤニはソレ自身でComplete Mealなので、他に何も要らないと。

そーかー。ビリヤニね。

グラブジャマン(砂糖シロップに漬けた揚げドーナツみたいな菓子。インド人、誰でも大好き)も
つけて欲しいと。
そーかー。
でも、グラブジャマンの食い放題は困るので、1個だけでもいい?

1個でもいいけど、大きく作って欲しい、と。

そうか、そうか。

グラブジャマン。甘くて脳細胞の活動が停止してしまうほどwwwww
ミルクパウダーで団子を作って揚げて、揚げたてを濃い砂糖シロップにドボン。
私はまず食べない。甘いだけでなんだよね。

セイネンは以前、失敗して、団子がバラバラになってしまった。
彼は「計量」をしないのだ(爆)

私が食堂に来るまで、軽量カップとかなかったし。
それに、温度の管理、ってのがわかってない。
カレーしか作ってないんでしょうがないけど(笑)
フライヤーに温度計ついてるんだから、それを利用せい、って言ってもね。
ふと見ると、いっつも最高、マックスになっている。

前回、セイネンの作ったグラブジャマンは石のように硬かったwwww
高温で揚げてたので、火が通っていなかった。
さらに悪いことに、「フタする習慣」が無いため(爆)グラブジャマンをレンジで
あっためる際、ラップしなかったんだね。

お客に出したが、当然、戻ってきた。
私は自分が食わないので、味見しなかった(笑)し、まさか、石のように硬いとは。。。


当然、ボロクソに怒鳴ったわけです。はい。
フタしろ、って何度言ったら分かるの?って。

まあ、言ってもしょうがないかとは思うが、肝要な事はしつこく言わないとね。

お菓子作りは、化学反応なので、計量が大切。
グラブジャマンなんか、もっちろん作った事ないけどさ。
ネットでレシピをあっちこっち検索。で、統計を出す(笑)
ミルクパウダー3、小麦粉1、が団子の割合である。


私は意気揚々と食堂でグラブジャマンを作成してみた。
わっははは! 大成功。
でも、美味しいとは相変わらず思えない。甘いだけ。


と言う事で、週末のビリヤニ・フェスティバルに備えて、明日はグラブジャマン作り。
新メニュも、まったく、はかどっていない(爆)











すべてはアッチャー・へー!!

2013-02-24 09:26:48 | 瞑想にまつわる能書き
さて、本日は学生向け「食べ放題Sunday」の日である。
なんで学生向けか、というと学生にしか案内を出して無いからである。
いつもヒマな食堂、日曜は特にヒマなんで(笑)多分、学生しか来ない。

食べ放題のメニュも決定し、買出しも終了。
私は金曜から、インゲン豆を水に漬けろとか、冷凍チキンを解凍しとけ、とか
うるさく指示してきた。

前日の土曜には、あらから作成完了してないと、食べ放題に対応できないよ、と
キッチンのセイネンには繰り返し伝えていた。

自由に取り放題のシステムにすると、学生、がっついて、戦場のような有様に
なるので、テーブル毎に大皿で提供、という事にした。

金曜日、忙しくは無かったオーダーがだらだら継続し、しかも全部「出前」。
そんな日もある。
インド人が出前に行き、私は店番。ザラ嬢の定休日であった。
というわけで、私がキッチンで小言を言う機会も無く、結局、豆を水に浸したのみ、
で終えてしまった。


土曜。
いつもヒマなんであるが、ヒマなりに用事もあったりして。
セイネンは「これからサモサを作る。」とか言う。
あ、そーー。

いまだにメニュ改訂してなくて、インド料理のまんま、なんで、私はあまりインド料理
には口出ししないし、だいたい、私のメニュではない。
セイネンに好きにさせてはいるものの、食材の購入は当然、細かく記録してあるので、
「なんでこげに玉ねぎ必要なのよ。営業ヒマなのにさ。」
「ピーナツ使いすぎ。多く入れればいいってもんでもないけんね。」
そして、相変わらず「フタをしろ!」


最近、倉庫に眠っていた、私がドバイから持参した「炊飯器」でご飯を温めている。
が、昨日も4回、私に「フタしろ、ちゃんとしろ!こら!ちゃんとしてないじゃない!」

なんで、フタしないんだろ?


で、サモサを作る、っことは、私が「ダルワダ(インドの豆を潰して揚げたもの)作れ。」
と言ったけど、サモサ作らなきゃで、今は作れない、って事である。

営業しながらの仕込みはなかなか大変。つうか時間を賢く使わないと無理なんですわ。
冷凍のチキン(冷凍しか売ってない)は、腿肉なんだけど、骨付きで個別に包装してなくて
ドサっと10キロの塊。
3年くらい冷凍してた感じで、コンクリートのように固い。解凍に一晩かかりそう。

「チキン、解凍した?冷凍庫から出して。」と3回言って、やっと取り出す始末。

大人しいけど、セイネン、頑固なとこがありまして、言う事を聞かない(笑)
準備は前日に終えてないと、日曜にとんでもない事になるから、と言ってあるけどさ。
サモサ作るって。

あ、そー。
じゃ、私が作るわ、ダルワダ。

それから私はキッチンの片隅で、豆を潰したのを丸めて揚げて、300個のダルワダ作成。
冷凍チキンはカチカチのまんま。

ディナーの時間帯は全く準備の余裕が無いセイネン。
明日のチキンカレー、どうすんの?
インゲン豆のカレー、どうすんの?

できる、できる、って言うけどあなた。何もしてないじゃん?
案の情、チキンカレー作成を開始できたのは、閉店時間が迫った頃。
しかし、チキンは溶けてなくて、半分凍ったまんま。
溶けた部分だけ取り出して、小さく切ってカレーに。


まあ、私もそうだけど、セイネンもなんせ、経験不足。
間もなくメニュ改訂で、大幅にアジア料理が増える。
イベントも増やす予定なんで、経験をつんでもらわないことにはね。
私は事前の準備に執念を燃やすタイプ(笑)
セイネンは、結果よければ全てヨシのインド人。いきあたりばったり。


結果、深夜を過ぎてからの閉店。
今日の食べ方放題開始は午後3時。
これから私は「焼きソバ」作成です。
焼きソバの麺は売ってないので、ネットで調査したら、「パスタに重曹入れて茹でると
中華麺になる。」ってあったんで、それでいってみようかと。


今日は学生相手。インド人の学生はパスタなんか食べないので、多分、バレないはず(笑)
てか、バレでも美味しければよいのです。
私もソース無しで、焼きソバ作ったこと無いけどさ。まあ、どうにかなるでしょう。


毎日インド人と働き、お客さんもインド人が多い環境。
ヒンディー語が飛び交うわけです。
昔、ちょっと習ったこともあったけど、すっかり忘れていたヒンディー語。
最近、耳にする事多かったので、思い出したのよね、少しずつ。


セイネンに、「アッチャー・へー」ってなんだっけ?と聞いたら「Very Good」と。
そうそう、そうだった、そうだった。
アッチャー・へー! アッチャー・へー!と繰り返す私を見て、ザラ嬢大爆笑。

アッチャー・へー!!
なんか、元気にさせてくれる言葉である。

さて、焼きソバつくろっと。






受け取り方次第で、なんでも金言アドバイスに(笑)

2013-02-20 08:58:20 | 瞑想にまつわる能書き
インド人のビジネスパートナー。パートナー、という名目だけであって、
彼は、実際はオペレーションに関与しないし、経営に関わる金銭的な事にも関与していない。
ただ、長年、食堂を維持してきた、だけである。

話してみると、そんなに飲食店経営にも詳しくないし、食に関する知識も無い。
特に欧風料理に関しては、フツウのインド人並み。
フツウのインド人並み、という事はインド料理しか食べない、という事である。

まあ、インド人というか一般的な男性の常で、何か言いたい人、なんであるね。
時折やってきては、ああだ、こうだ、うるさいんである(笑)
食堂は、彼の甥っ子(私のスタッフとして働いてる)に任せっぱなしで、その甥っ子は
能天気でテキトーバクハツ!ってタイプなので、食堂は瀕死状態であった。
だから、私がひょい!っと運営を任されたわけである。

しかし、凄かったなあ。何もなくて。
私は倉庫の棚作りから、洗い場の棚作り、キッチンの収納(棚)、冷凍庫の導入、と
いろいろ変革してきた。

掃除も毎日念入りにしてるんで、店内のエナジーも全然違うのだね。


パートナー、最近、ちょこちょこやってきて、上から目線でモノを言うので、うるさい。
基本、「ああ、そうでっか。」と聞き流しているが、度が過ぎるつうか
「人の苦労も知らないで、言いたい放題!うるせー!」になる。
しまいにゃ、「あなたが登場しても、何も変わってない。」と抜かしやがった(爆)

な、なんですとーー? 変わってない、だと??


私のエゴが防衛のため、攻撃的な言葉を準備開始した。金も出さすに、文句ばっかり
言いやがって、とかさ(笑)すっこんでろ、とか。

まてよ。

この人、別に私を攻撃したくて、こういうこと言ってるわけでもない、のよね。
食堂が繁盛して欲しい、とか言ってたし。
基本、優しい人ではあるし。
多分、食堂への愛情からの苦言(笑)なんではないか、と。

早く、メニュを改訂しろ、って言われてんだけど。私が一番、その必要性は感じてるんだって。
でも、言い訳がずらっと並んで、実行に移せずにいる。

昨日は、「あのよー。だからエキスパット(海外からの在住者)ナイトを今週にでも開催
しろってば。」と言いやがった。もとい、おっしゃった(笑)

準備やメニュやら、そういうのは速攻でできるもんでもない。
私は熟考するタイプですけん(笑)

まったく、うるせーなー。と思ってたけど、これは彼を通しての宇宙からのメッセージかも?(爆)
と思ったら、なんとなく、落ち着いた気分になった。

エキスパット、は、外交官関連の人しかいないので、ちょっと手の込んだ企画にしてメニュも
万全にしないと、私は開催したくない。

そうだ!
まずは、インド人学生相手に「食べ放題」を実施してみよう、という事になった。


これは、以前実施していたらしいが、学生のあまりの食欲に採算が取れず、中止した、との事。
そこで、インド人の料理人を交えて、メニュを考えた。
まず、バラエティを多くする事。
料理の数が多ければ多いほど、単品あたりの消費量が減るのである。
インド人学生はカレーしか食べないので、インド料理中心に検討。

脂っこく料理を作って、満腹度を高める(笑)というアイデアが私から出た。
んじゃ、卵カレーどうよ?あれ、そんなに沢山食えないよ、とインド人。
チキンカレーは足を使って皮付きで、しつこいカレーにしよう、と私。
インゲン豆のカレー、インゲン豆安いし、みんな大好きだよ、と料理人。

という感じで、しょうもないアイデア満載で爆笑しつつ、企画の詳細を話し合ったのである。
インド人はメニュにブレッド(パン)を入れるのに固執した。
学生の住む寮では作れないし、みんなブレッドが食べたくて食堂にくるから、という理由。
でも、作るのに手間がかかるため、料理人は難色を示す。
今までのイベントでも、ブレッドを入れると、途端にキッチンの動きが止まったのであった。
私の「鶴の一声」で(笑)ブレッドは無し決定。
インド人は納得できない模様であった。

そうこうするうちに、インド人の学生グループが遅い時間にやってきた。
私は直接聞いてみた。食い放題を企画してるけど、パン無しでもいい?と。
素直な学生は、「食べるものがあれば、なんでもおっけーです。」と。
ほほう。そうかい、そうかい。


こうして、私の理想とする「格式高いレストラン」から程遠い、というか対極にある
「安くてお腹いっぱいになる食堂」へと、何故か進んでいる(笑)
私は、なんか可愛らしい学生においしいものを沢山食べさせてあげよう、という
食堂のおばちゃん気分になってしまったのであった。


うるさい、と思って聞いていたパートナーの「アドバイス」が、こうして私に
動機ずけをしてくれたのである。
ありがたい事でございます。




わぁ~! インド人の学生が可愛く思えるなり。

2013-02-17 00:23:16 | 瞑想にまつわる能書き
人は相対的にしか、モノゴトを観れないのか。
比較対象があって、判断が生まれるわけだし。

ありのまま、を受け入れましょう。
あるがまま、でナンたらカンたら。
とか。
似たような表現がいっぱいあるじゃない?

ありのまま。
クセもんですな(笑)
気がついてみたら、「ありのまま」なんて、実態は無いのだ!!
私はインド人を見てて、気がついたぞ。


この国には、インド人の医学生が数千人、勉強しているらしい。
昨今のインド人、人気の学部はエンジニアになる工学部と医学部らしい。
子弟が大学生で、って人の殆どが「エンジニアになるべく勉強中です。」って言うし。
エンジニアになれば、職が見つかりやすいし、高給優遇、という世の中を反映しているのか。

最近、映画にはまってまして。
ハリウッド映画観てると、劇中の小物とか、ちょっとした登場人物にトレンドがあるのだ。
Flight、つう、デンゼル・ワシントンの映画を観た。オスカーの主演男優の候補になってる映画。
なかなかに面白かったけど。

主人公がパイロットで、機体の整備不良で事故に遭う。で、担ぎ込まれた病院で目が覚める。
そこにパイロット組合の事故担当の人がいて、主人公の怪我の具合を担当医から説明します、という場面。
なんと、担当医はインド人(たぶん)でございました。

うわー!って思ってしまいましたよ、私は(笑)場所はアトランタあたりの設定ね。
アメリカ映画、設定がNYとか都会だと、劇中に出てくる「よろずや」のシーンって、インド人が店番してる、
なんてのは結構見かけたが、ついに医者にもインド人が「アタリマエの風景のひとこま」として登場する、
ってのは感慨深いものがありますな。


で、この国の医学生のインド人。
どうも、授業料がインドに比較すると各段に安いそうな。授業は英語。学位はインドで認知されるそうで。
そして学生はタミル人が圧倒的に多いのである。素朴なタミル人医学生。素朴、なんです。
どんくらい素朴か、つうと。
ドバイには「レイバー」と呼ばれる低所得層のインド人出稼ぎ人がいっぱいいる。工事現場で働く、
アンスキルド・レイバー、つまり、職人でないモノを運んだり、穴を掘ったりする人。

タミル人の学生は、あの「レイバー」とそっくり、であったのだ(笑)
将来、この人たち、医者になるの?うそーーー!@ って感じ。
すんません、タミルの学生よ。でも、正直、そう思ってしまったのだ。

食堂には、よく数人のグループでやってくる。
私の食堂、食堂の割には、値段が高いので、学生たちは、カレーをみんなでシェアして、パンを沢山注文して
お腹いっぱいにするのである。
携帯でインド音楽なんか聴きながら、わいわい友達とカレーを食べる学生たち。

最初は、なんだかなあ、って思ったのだが、話をしてみると、ホントに素朴で、なかなかに可愛い。
卒業してインドに戻って医者になったら、どうするの?って質問すると、全員!!が
「米国に行きたい!」と言うのである。理由を聞くと「給料がいいから!」
なるほどね~。


あまりパッとしない格好のタミル学生。
しかし、社会人のインド人と違って(爆)うるさくなく、なんとなく行儀がいい感じで、騒ぐこともない。
社会人のインド人のお客は、まけろ、とか、値段が高いとか、インドと味が違うとか(笑)量が
少ないとか、パンジャブの曲をかけろとか(知らんがな、そんなん)文句が多いのだ。
タミル学生は文句も言わないし、横柄な態度も無いのだ。
せっせと勉強して、週末に友達と息抜きを兼ねて食事に来ました、という感じ。

タミルの学生だけで固まってるので聞いてみた。
なんか、インドの南北問題(笑)を象徴してるのか、と。
そしたら、授業は15人単位らしいが、全部同じ州の出身で分かれてるそうで。
学生寮も、同じ州で固められてるそうで。他の州の人と出会う機会が少ないのだそうだ。
なるほどね~。

という感じで、慣れてきたのか何か、最近は学生がなんだか可愛く思うのである。
今日は、手作りの(盗んだぶどうで作った・笑)ピクルスなんかサービスしちゃったね。


もちろん、レイバーに見える外見はそのまま。
学生は前から何も変わっていない。
私の視点が変わっただけ、なのである。
私が、社会人のインド人の横柄さ、との比較で、たぶん、つつましい学生が可愛く思えるのだ。
まあ、「横柄さ」にしても、私の勝手な思い込みに過ぎないのだ。


では、「ありのままのインド人学生」って?

それは、無い。
ありのまま、って無いのかも知れない。

というか、私は「ありのままが無い」を表現できない。「無い」が一番近い表現な気がした。

わたし、というフィルターを通してしか世の中を見れない。
この条件下では、実在の無いわたし、が見る世の中なんだから、テキトーで自由でいい加減で、
幻想で、マボロシで、、、、

そのようなものになってしまうんである。(意味不明)