宇宙の秩序に調和しながらの煩悩達成日記

自己実現。そうです、願望実現を通して、自己をさらに深く知ってみようという実験の日記ざます!

褒められてしまいました(笑)

2016-11-21 02:11:36 | 瞑想にまつわる能書き
いやあ。
光陰矢の如し、というのは、こういうこってすね。
ン十年ぶりの先輩は、なんかそんなに年老いてなかった(笑) 話の中に「息子、27歳が。。。」とか
出てくると、先輩に会っていた頃、先輩はもっと若かった(笑)のになあ、とシミジミ。
今の先輩には、あの頃の先輩より大きい息子がいるんだー!わぉ。
先輩は髪もいっぱいあって(笑)お肌の調子も良くて、年齢より若く見えるのだな、きっと。

君、ぜーんぜん変ってないよー、と先輩は言っていたが、その後、ザクザクっと私のたどってきたイバラの道(笑)というか、
好き勝手にテキトーに選んだ人生の話をしていたら、
「キミがこんなになるとはねー。あの頃からは、想像できないねー。すごいねー。」と感心されてしまった。
んー。
安定を選んでないし、一応、まともな生き方から外れてる(爆)し、流れに逆らってきた部分もあったりして、
それなりに辛酸を舐めたかもしれないけど、私としては過ぎた事はあまり考えないので、あー、大変だったとか
そういう事を滅多に考えないのです。ので、誉められと、「れれ?なんか、そんなに変わったことしてるのかな。」
とか、思うのであった。
まあね、当たり前の道、ってありそうで無いのだ。私は人生のとても早い時期にそれに気が付いたので、
当たり前、とか世間並、という事は全く考えた事が無いのであった。


道は、単なる道で、それ以上でもそれ以下でもない。普通も特別も無い。


私個人、嫉妬の感情があまり無い。他人と比較しない、というか、比較自体が無意味と思うのだ。
みんなそれぞれに環境が違うし、感情も別だし、発想も個人差が大きい。持って生まれた才覚、そういうのも
個人差が大きい。そもそも、同じ土俵に上がること自体が、無いと思うのだ。
だから比較、って有り得ない。

私がほしくてもってないものを他人が保持していても、うらやましいとは全く思わない。
最近は物欲全然無いけど、昔から欲しくてたまらん物って、なかったしなぁ。
物を保持するって、それをゲットする過程も含めて、ゲットするから面白いわけで。
ひと様が持っていても、「あ、そー。」程度かな。他人をうらやましいとか思った事がない。
基本、自分の前に広がる道しか見てない(笑)そういうことかなぁ。

こんなに年老いてから(笑) 他人の嫉妬の感情と思われる感情の発露に戸惑う事が増えた。
なんでそんな反応するか?と聞いてみれば、それは嫉妬じゃろー、と良く言われる。
嫉妬?なんで?? 私とあの人じゃ立ち位置が全然違うから比較できないじゃん?と反論するも、
なんか、そういうことか、と納得したり。


ということで、先輩は元気だった。
とても感じの良い年の取り方をしていた。

覚えてるかな?
僕が30歳になっても独身で、君も独身だったら、先輩、貰ってください、って言ってたんだよ、君。
私は貰い手なさそうだから、って。


えええーーーー???


そんな事言った私?(恥)
私が大学生だった江戸時代末期(笑)女性の生き方には、必ず「結婚」という課題がついて
廻っていたのだ。規定路線が苦手だった私は若かったので、既定路線を無視しちゃえ、という
度胸も無くて、仲良かった先輩にそんな事を言ったんだな。。。げげげ。

ああ、思い出した。
結婚して、やっと一人前、とかいう時代だったなあ、そういや。なんだったんだろう、あれは(笑)



私は私の歩む道が、どこへ繋がってるかは知ってるのだ。
ただ、道中の景色は歩いてみないとわかんない。
で、この景色は私だけのものなのだ。だって、私の道は私だけのものだから。
人様がどんな景色を見てるのか、私がわかんないように、人様にも私の見る景色は
わかんない、って事よ。
わかんない、つうか、同じ視点は無い、つうことですか。

さーて。
明日の夜はインド!!

なーんにも準備していない象。






私が大学生だった頃

2016-11-20 08:02:45 | 瞑想にまつわる能書き
明日からインド。下痢止めを購入した以外、大した準備もしていない。マハリシの本も結局、本屋に行くチャンスが無くて買ってないので、読んでない(笑)いやー。行き当たりばったり。
周りのインド人スタッフに懇願し、彼等の友人から、ちょっとだけインド小額ルピー紙幣をゲット。空港から4時間車でかかるホテルには、送迎を手配。ので、現金無くても、たぶん、どうにかなる。

最近、フェイスブックを通じて、大学時代の先輩と数十年ぶりにコンタクト。聞けば(当然)結婚し、2人のお子さんも社会人になったそうで。んで、その先輩がこの国に出張で来るとな? 私の休暇と時期が重なったので、ちょっと会えないかな、と思ってたけど。
富豪様は今朝ほど海外出張に出かけ、残った家族も今夜は出かけるそうで。ぽっかりとフリーな時間ができた。旅行のパッキングでもしようか、と思っていた。
なんとなくフェイスブックを開けてたら、その先輩からメッセージが。

空港に着いたよ!

ううむ。空港は隣の首都の空港で、車で2時間近くかかるので、行く予定はなかったのよね。が、私には時間の余裕ができた。先輩に聞いたら、今夜は会食の予定もないそうで。こりゃあ、宇宙が先輩に会いに行け、と言ってるのかと。で、夕方、先輩の宿泊するホテルで会って、晩御飯を私がご馳走する(笑)段取りになった。
私の経験から、日本人の出張の人って、結構、ケチくさいので(爆)あまりお金を使わないのよね。節約が美徳みたいな傾向があって。ので、せかっくこの国に来られたので、私がドドンと接待したろう、と思うのであった。タクシー往復、3万円くらいするけど、まあ、いい。バスも無い事はないが、出稼ぎ低所得者満載のバスは、体臭も凄くて、気分が滅入ると思うので、タクシー!

大昔、大学生だったころ、この先輩とは一番の仲良しだった。いろんなところに一緒に行った。いろんな事を教えて貰った。山登りのサークルに所属していて、そこの先輩。でも、恋愛感情とか全然無くて、キョウダイ、みたいな感じだった。
社会人になっても、しょっちゅう会っていたなあ。あまり昔の事で細かい事は記憶にない。元気で溌剌とした人だった。
この会ってない数十年(!!)、どんなことが起きたのか、今、どうしてるのか、なかなかに興味深い。日本でサラリーマンをしてる人と私とでは、おそらく発想も、経験も全然別世界だろう。
過去のある時期、とても親しくしていて刺激を受けた人。その人がどのように変わったか、変ってないか、なかなかに楽しみではある。

紙幣維新でカオス最大のインドへGo!(涙)

2016-11-19 19:23:16 | 瞑想にまつわる能書き
それにしても、人生は何もないようで、なかなか味わいのあるドラマに満ちています。
私は毎朝、チャリ+ちょびっと走る、を継続中です。この夜明けの空の色が変化していく様を眺めるのが、一日で一番充実した時間でございます。いやー、世界は美しさに満たされとりますなあ、と毎日、感嘆しているのでございます。

しかし、そういう感動は長く続くもんでもなく、仕事に戻ると、相変わらず、でございます。
好きな仕事をしてる&個人の家という環境なので、会社勤めでは無いのでどっちかというと、自由業の人みたいな感覚。こういう説明ってーのも、最近の日本語で言う「上から目線」なのだろうが、実際、尺度によっては、私は現在の職場では極端に突出しているのでございます。まあ、比較してみてもしょーもないんですけど。周りのインド人の多くは、9歳までしか学校に行ってないとか、そういう環境の皆さんですので、私のモノサシとは全く違うモノサシで人生を捉えておられます。
良し悪しの問題ではなく、差異があるということ。共通理解を持つのが非常に困難です。んーと、3万円程度のサラリーで両親、奥さん、子供4人とかを養っておられる。もちろん、単身でこの国に出稼ぎに来て、サラリーの90%は仕送りしてると思う。そげな方々に、いろいろ期待してもねえ、っていうのが、私の正直な実感。

料理人に至っては、見たこともないもの、味わった事が無いものに関心を持たない。料理人になりたくてなったのではなく、生きる糧を得るために少ない選択肢から料理人を選んだわけで、どっか専門学校で学んだとかいうレベルではない。ので、インド料理、それもどっちかというと庶民の、家庭的なメニュしか作れないのである。

英語は殆ど通じない。計量カップ、スプーンを使わない、冷蔵庫に食材を保管する際にラップしない、私が来た頃は、野菜も購入したまま、洗わずに調理していた。これには、さすがの私も驚いた(笑)これが、給料3万円のレベル、なのである。


先日、VIPのディナーサービスがあった。富豪様よりこの話があった際、メイン(肉のコース)は、迷わず「ちょっと無理かと思います」と答えた。富豪様は、「んじゃ、ケータリングで対応するわい。」と申され、結果、「羊の丸焼き、すんごくでっかいヤツ。」を切り分ける給仕人までくっつけて、出前がやってきた。
私は前菜、2番目の皿、今回は魚、を作る事にした。ゲストはインド系ってんで、インド料理をアクセントに使おう、と考えた。料理人たちも、インド料理ならお手の物(簡単なヤツ)と思ったんである。この辺が、私の甘さ、なんであるねえ(涙)


インドの揚げものを作らせた。しょっちゅう作ってるんで、まさか失敗しないだろう、つうか、失敗しようがないじゃないか。インドの揚げ物は日本の天ぷらと違って、もっとテキトーに作ってもどうにでもなるのだ(笑)私は他の料理の仕上げに忙しく、揚げ物が出来上がるまで確認しなかった。。。まさか、揚げ物がまともに出来てない、とは予想しなかったのである。
出来上がっていた揚げ物は。。。。なんつうか、露天で売ってるインドの揚げ物程度のレベル。VIPのディナーに相応するようなシロモノではなかった。富豪様はパリのエルメスから、1枚2万円くらいする皿をどっさり購入していた。お皿の金の縁取りは、24金で手作業で仕上げたそうで、食器洗い機での洗浄は避けてください、つう但し書きが箱の中の取説に書いてあった。そういえば、各種言語での取説、まだ日本語もあって少し安心(笑)そのうち無くなるんじゃないかと思うけど。


東の文明と西の文明が交錯するナンたらカンたら、という能書き付き、縁取りの金は24金、手作業、というシロモノ。やっぱ、皿は白じゃないと料理が映えないよねえ。 なんか、私のスターター、貧弱じゃん?(笑)



そういう皿には不似合いな揚げ物の仕上がりであった。何度も私は小さいサイズで揚げろ、と念を押したが、彼等の中に小さいサイズのインドの揚げ物は存在しないのか何か、とんでもなくでかいのを作りやがった。そして最悪だったのは、魚のコースでのメイン、マンゴ、アボカド、いか、エビを春巻きの皮で包んで揚げたもの、が揚げ油の温度が極端に高かったため、焦げていたこと。生ものが具なので、火が通っていない。しかし、既に焦げているので、再度揚げるわけにはいかない。
私はこの春巻きを魚コースのメインにして、青りんごとフェンネルのオレンジ風味リリッシュを揚げものの上に、フワっと載せて、栗を添える予定だった。栗は何度も煮て掃除したのだが、非常に手間がかかり、前夜は私は徹夜。しかし、揚げ物が失敗した以上、栗もリリッシュも皿に載せられない。
久しぶりに落胆し、私はその夜、立ち上がれなかったのである。 インド人料理人を介入させた自分を非常に恨めしく思ったのである。

大馬鹿もん、が揚げ物を焦がしたせいで、さらに貧弱になった私の二番目の皿。魚でござんす。



翌日の朝食のテーブルで富豪様に昨夜のディナーは如何でしたか、と尋ねると、意外にも「素晴らしい出来栄えであった。」と。私のキッチンからの料理について聞くと、「素晴らしかった。ただ、二番目のお皿は内容が少なかったかな。それと揚げ物が冷たかったよ。」と。私はそこで、自分としては100点満点の5点、程度の出来栄えだったこと。二番目のお皿のメインは、失敗して提供できなかったこと。メニュ作成から自分は間違っていたこと、等々、非常に反省していると伝えた。


既に恒例化した私の盛りフルーツ。今回は、バナナの花がテーマ(笑)ダイニングのナプキンも同じ色でした。



富豪様は、私がディナーの残り物で作ったスモークサーモンのスクランブルエッグを召し上がりながら、「そーなの。キッチンのドアの向こうで何が起きてるかわからないけど、ディナーは成功だったよ。最初の頃と比較したら、格段に進歩したではないか。」と鷹揚に答えてくれた。
その後、富豪様は従業員全員に2000円程度のチップをバラまいていたので、本当に成功したと思ってるのであろう。2000円は、3万円の給料の人には高額、である。落胆から立ち直ってないない私は、富豪様の執事担当が現金でチップを配布してた際に「私の分は要らないから、2人の料理人にあげて。」と。あんな程度の出来栄えに、チップなど頂くわけにはいかないのである。



悶々とした気分はなかなか晴れなかった。ディナーの翌日、若い料理人は休みで、キッチンは私と年配の料理人のみ。英語が通じないので、あまり会話らしい会話はできないのだが、私が来週、休暇でインドに行き、1週間程度留守にするのは、既に伝えてある。ついでに言えば、ここ2週間、ゲストが週明けに重なり、完璧な準備をしたい私は休暇も取ってない。ので、VIPディナーの前に徹夜したりして、疲労は限界、であった。 疲労を蓄積してるのは私だけ、で2人の調理人は、朝も午後もダラダラ寝てたりしている。ヤル気の問題というより、私が来る以前からそういうゆるーい職場、なのである。インド料理しか作らないので、大した準備は必要ないのであった。


一度出来上がった習慣を変えるのは難しい。特に仕事が増えて給料が増えない場合は、である。私が準備してる料理は彼等には理解できないし、私もいちいち教えるのも面倒なので、あえて、キッチンで私を手伝えとは言っていない。
んでも、一応は「何か手伝うことはありませんか?」と聞いてくるので、あれば、何か茹でたり、簡単な仕事をお願いしている。
二人のコックがいる、つうても、私にはあまり役に立ってないのが実情。

まあ、数十人の従業員が滞在してるので、その従業員食を作ってる、という風に私は考えている。従業員食は3食インド料理なのだが、いわゆる、「飯場めし」という感じで、いっちばん下の労働者階級の食事。レストランのメニュには無いようなインド料理でございます。



VIPディナーの翌日。私は疲労困憊を味わいつつ、なんかキッチンでだらだらとお菓子かなんかを作っていた。そこへ、年配のインド人料理人がきて、片言の英語で私にこう言ったのだ。
「シェフ。来週、インドへ旅行に行くと言うけど。オラはシェフがインド気に入って帰って来ないんじゃないかと思うと心配で。。。」と涙を流していた。



はっ??????私がインドから戻ってこないって? それで泣いてるの?

????



年配の料理人は、とってもサボリ屋でいろんな事に知らんぷりをしている(笑)学習能力、という意味ではおそらくゼロに近い。あまり学校にも行ってないはず。若い方の料理人は元気で負けず嫌いで押しが強いため、親子ほどの年齢差があるにも関わらず、年配の料理人に指図している。が、どうも料理の腕前は年配の料理人の方が格段に上らしい。若い料理人がやってきてから、年配の彼は何かを諦めた模様で、以前ほど熱心に料理を作らなくなった、と古参の従業員が言っていた。


パーティ用のザクロジュースのザクロをばらす年配の料理人。なんか、異次元の世界の人ではある(爆)



私はそんな彼に泣かれて、キツネにつままれたような気分であった。これって、私がそんだけ慕われてるってこと? 或いは、おっさんアホ過ぎて、私のビザは1か月しかないし、私は不法滞在なんかしないので、インドに埋もれることなんか無い、ってのを知らないのか?
良くわかんないが、これは感動的な場面なのか?と戸惑っていたら、その日は休みだった若い従業員がキッチンに入ってきたので、私とおっさんの感動的かも知れないシーンは、あっさりと現実に戻ったのである。

さて。インドであるが、新紙幣導入に伴って混乱中。旧紙幣は小額紙幣しか使用できず、かといって新紙幣の市場導入も一気にというわけにはいかないらしく、大混乱中らしい。ブラックマネー根絶のため、とかで極秘に事を進めていたそうで、首相が「4時間後から高額紙幣は使用できません。」と突然のアナウンス。それ以降、あまり進歩がみられず、新規紙幣は市場に出回ってないため、至るところで問題発生中らしい。


 
私の住む国は、出稼ぎの人がいーっぱいいて、みんな祖国に送金するので、そこら中にMoney Exchangeがあって、そこから送金してるのだ。ちょっとインドルピーでも、と思ってMoney Exchangeに行ったら、「ルピーの取り扱いは停止中。いつ再開するか、わかりません。」だと。インド国内でも、一人当たりの両替額が数千円までで、大混乱中。銀行前は長蛇の列。旧紙幣をある金額以上交換したい場合、そのお金の出どころを証明しないと新紙幣に交換してくれないのだそうだ(笑)いやー、大変なことになってます。
ポッと出の観光客の私は一番最悪なカテゴリーらしい。空港の両替も新ルピーが無いそうで。まさか一文無で旅行に行くわけにもいかず。職場のインド人に聞いてみると、みんな100円程度しかもって無い。なんなんだ!?

仕方無いので富豪様に助けを求めて、どうにかなりそうなので、予定通り、インドに行くざます!







そういうわけで、インドに呼ばれた私。

2016-11-05 20:00:28 | 瞑想にまつわる能書き
人生は、時として予想もつかない展開になる。しかし、予想外の展開は、案外、気持ちよく受け止める事ができたりする。
紆余曲折の結果、私は月末の私の生誕祭をインドで迎える事に。昨日まで、そげなことはこれーっぽっちも思っていなかったが、なんか、急転直下でそうなりました。ホテルも予約済でござんす。何せ、今月末なので、いいホテルは既に予約でいっぱいなのだ。明日は航空チケットの手配。インドのビザはオンラインで手配済。はやっ!
私はインド好きでも無いので、こんなに近い場所に居ながら、インドは1回しか訪問したことがない。1回の訪問も、かつて所属していた趣味の会の世界大会(笑)への参加だったので、3泊4日、観光なんか全くなしの訪問だったので、旅行は今回はじめて。

なんでも南インドはチェンナイにアルナーチャラ、という聖なる山があるそうで。そこは、あの「私は誰?」という問答から悟りに導く(ような感じ)ラマナ・マハリシ師が瞑想した洞窟があるんだそうだ。 どうも、エネルギーの強いパワースポットみたいだ。もう、パワースポットも特に興味無いんだけど、私は山が好きなので、せっかくなんで行ってみようかな、と。

これ、消去法で導かれたようなもん。今、北半球は寒いから行けない、ので、温かい場所。別にビーチでなくてもいい。雨が降る場所は遠慮したい。時期は1週間程度なので、1か所滞在。そうすっと近場のインドが脚光を浴びたのである。モルジブも近いけんども、ああいうハネムーンリゾートで日焼け気にしながら一人、ってちょっと、不気味でしょう。私はビーチなら、誰もいなくて、朽ちたボートが転がって、ヤシの木がだらーっと曲がって伸びて、砂浜は真っ白で、空は真っ青、って感じがいいかな。
うーん。やっぱり、山だ。聖なる山なら、なおさら。で、マハリシ師。そうだそうだ、友人の夫のパキ人に似てる人だ。南インド顔。(友人夫のパキ人は、南インドオリジン。マドラッシー)飛行機、予約しよーっと。
ちょっと待て。この山はいったいどこにある?最寄りの飛行場はチェンナイでええんか?あ。Eビザの申請、入国の空港は、ムンバイ、ってクリックしちゃったっけ。大丈夫かな。
あー。インド、インド。お菓子とか、ネスカフェとか持っていかないと(笑)お菓子は普段食べないけど、旅行中に見慣れたものがると落ち着く。ネスカフェは、ネスカフェゴールド(笑)どこへ行くにも持参しております。やっぱ、あれかな。行く前に1冊くらいマハリシの本も読んでおかないと。物見遊山でアシュラムをうろつくと、マジメな人に嫌な顔されそうだもんね。でも、物見遊山以外の何物でもないけんね(笑)

現地に夜到着するのは安全上モンダイ有りかと思い、午前中に到着する便を探したら、ぬーーあんと‘エア・インディア’。そういう事ですかぃ。早速、エア・インディアのサイトで航空券を予約しようと思ったら、ページが勝手にマイレージ会員のページへ。ここを通過しないとチケットが購入できない、という不自由なシステム。あー、めんどくさい! で、2時間くらい格闘して、やっとこさ、購入のページに到達。
私も最近、オンラインで購入って全然してないので、なーんかめんどくさくてねえ。クレジットカードの詳細記入のとこで、なんかセキュリティピンがどうのこうの、とあり、そんなんは初めてのワタクシ、テキトーに数字入れても、何も起きない。あれえ?変だなー、と思ってよーく読んだら、メールアドレスに暗証番号を送った、って小っさい字で書いてあった。。。
で、慌ててメールをOpenしたら、1回限りの暗証番号があって、でも、メール送信後⒑分しか有効でない、とあった。私は勘違いして格闘していたため、すでに⒑分経過していた。
待てよ。
クレジットカードの詳細記入したじゃん?これって決済されちゃった、ってこと?予約の便名も全部入れてるわけだし。ってんで、不安になってカード会社に電話したら、マニュアルに書いてある事しか言わない。んもー、プリプリ!
でも、あれだ。Eチケットも送られてないんで、決済はしてないじゃないか。しかし、ネット購入は最初からやり直しで、マイレージのメンバーから入り直さないといけない。最初から。わたしゃ、2時間以上も費やしたんでっせ、これに。もーイヤ!チケット屋で買う!!

速攻で、車を出して、いつも購買に行く「レイバー・キャンプ」と呼ばれる出稼ぎ単身男性が何万人も住むゲットーみたいな場所に行った。このレイバーキャンプ、もう別世界!!
インドに行く前からインドに浸れる場所でもある。ここにアユールベーダ薬局があるので、薬草をゲットし、チケットも購入。1,500円程度の手数料を取られたけど、まあ、いいや。

という事で、ビザ、チケット、ホテル、全て予約完了。休暇取得も了承され、あとは行くだけでございます。ホテルは、どこでも良かったんだけど、アルナーチャラに関して検索してたら、結構、陰謀論の世界では有名なデビッド・アイクつう英国人が南インドを訪問し、アルナチャラに行った際の記事があって、面白かったんだす。
2008年くらいの話らしいけど、デビッド・アイクいわく、彼の宿泊したホテルがレイライン、ちゅうパワースポットを繋ぐラインみたいなのの真上で、凄くパワフルだったんで、ラマナ・マハリシのアシュラムにさえ行かず、ホテルに籠ってエナジーをチャージしていた、つうような話があって。

わーい、私もそこに泊まっちゃおう!と単純に決定。あれこれ検索かけて、やっとこさホテルを見つけ出し、予約完了。
しかしだね、私の誕生日当日のみ、満室なんだわねえ。満室の日の前後はしっかり予約完了。誕生日の日に宿無しじゃあ縁起わるいんで、とりあえず、ラマナ・マハリシのアシュラムに予約のメールを入れてみた。速攻で、OKのメールをいただいた。ということで、全て予約完了でございます。

あらかじめ予定していたスリランカは、航空券の手配は早々としたけど、その後、まったく興味がわかず、まるっきり調べもしなかった。10月に入って、同行する友人にせっつかれ、テキトーに検索して、テキトーな予定表作って友人に送付したら、あっさり却下され、変わりに友人が予定表を作ってくれた。私はおそらくこの時点で、意識下では自分は行かないのを理解していたのか何か、その予定表もファイルさえ開けなかったし、友人が予約したホテルの確認メールもOpenさえしなかったのである。

スリランカで世界遺産を廻る自分とか、有名ななんとかビーチでアユールベーダのマッサージなんかしてる自分が全く想像つかなかったのである。旅行まで1か月に迫ったころ、キャンセル料が関係してくるだろうしで、友人に仕事を理由に旅行に行けない旨を伝えた。

まあ、なんつうか。人間関係は、変動するものである。短期間で風景が変わる。9月あたりから、私はスリランカに行かない気がしていたのだ。同行する友人との温度差が拡大していったから。根本的な何かが違うのだ、たぶん。だから折り合いをつけるようなものでもないのだ。折り合いのつけようのない何か大きな違い。そういうのをヒシヒシと感じていたのである。残念だがそういうことである。 友人の今後の幸運を願って、私はひとまず距離を置くことにした、というわけでございます。
年取ると、出不精になるし、メンドクサイ度も強まり、そうそう友人とかできないのだが、ま、それも良いかと。我慢しながら付き合うのは無理だし、それなら風通し良くひとりでいた方が心地良いのである。ま、しゃあないのである。

最近の掘り出しもの、掘り出してるもの

2016-11-04 09:19:36 | 瞑想にまつわる能書き
「レイバー・キャンプ」と呼ばれる出稼ぎ単身男性が何万人も住むゲットーみたいな場所にあるスーパーマーケットに毎週通っている。レイバー・キャンプとは、インド、スリランカ、バングラディッシュ、ネパール等の国からの出稼ぎ労働者の住まい。このレイバーキャンプ、もう別世界!!基本、インド系主体で、白人はいない。女性も皆無。街中には男性しかいない。あ、スーパーマーケットのレジのおねえさんはフィリピン女性である。
私は特に安いものが好き、ってわけではないが、適正価格にこだわるのだ。この国の底辺を支える肉体労働者たち(多くは、インド、スリランカ、ネパール、フィリピン人かな)が居住するスラムのような場所にしか、もう私の心を躍らせる発見は無いのだ(爆)

野菜とか生鮮食品はけして安くない。むしろ、気持ち高い。しかし、レイバー・キャンプの住民は車を持たないので、徒歩で買い物をする。安いスーパーは遠いので交通費がかかるから、多少高くてもキャンプ内のスーパーマーケットで買うしかないのである。


相変わらず、朝焼けは神々しいほどに美しいのでございます。




西洋人向けのお高いスーパーマーケットとか行っても、なんか、しめじ1パック1,500円って、どうよ?の世界だし。この前は日本のカボチャ(米国産)1個を購入しようと計ってもらったら2千円だったので返却したのだった。日本カボチャでなければ、1個3百円だもん。私は大富豪に仕えているが、こういう細かいとこで庶民感覚から抜け出せずにいる(笑)購買の際、何度も「あ、そうだ。私は大富豪に仕えてるんだった!」と自分に言い聞かせ、ちょっとお高いもを「えい!」っとショッピングカートに入れているのである。

お高いスーパーに売られてるものに「おお!」ってモノは無いんだよね。あー、料理番組で使用してたやつねー、とか、あー、日本に売ってたわ、とか、そういった類いで感動は無い。
しかし、レイバーキャンプのスーパーマーケットは違う。まず、周辺に住む低所得者層が必要なものしか売っていない。そういう場所で、パルメザンチーズや鮭や豆腐は売ってないのだ。低所得者層に特化しているのである。富豪に仕える私が、なぜそんな場所を徘徊してるか、つうと、「発見!」があるから。





この国に25年とか住んでるけど、このレイバーキャンプのスーパーマーケットに来たこと無かった。レイバーキャンプがあるのは知ってたけど、用事が無いし来た事も無かったのである。
ちなみに今年の発見は以下。

1. ブラッククミンシード
これ、以前に友人の御主人が医者に進められて飲んでる、つう話を聞いた事がある。また、別の友人が「聖書にもコラーンにも書いてあるんだよ。魔法のシードなんだってば。」と言っていた。ふーん。
で、何気に検索してみたら!! 古くはバビロニアの時代から薬として広くこのあたりで親しまれたらしい。何にでも効く、のだそうだ。
で、ある日、黒ゴマを探していたら、この種を発見。50g入りが100円未満のお値段。もう、大人買いしたのは言うまでもないっす。

2. チアシード。
これは、ブラッククミンを探してて見つけたもの。小さな黒い種で似てたし、レイバーキャンプではスパイス系もインドのいろんな都市から来るので、英語表記でも名前が違うのだ。たぶん、タミル語読みを英語に、ヒンディー語を英語に翻訳した違いと思う。私はブラッククミンと思って、朝食のミューズリーに混ぜていたのである。で、なんとブラッククミンと思っていた種が、オタマジャクシの卵状態になってるではないの。これ、チアシード?????
慌ててネットで検索。どひゃー!チアシード、だった。お高いスーパーでは、チアシードという名で健康食品売り場にて、50g2,500円とか、途方も無い値段で販売されてるアレだ。レイバーキャンプでは、Sabjaとかの別名で80円!!私が興奮するもの無理ないよねえ。

3. キノア
これはお気に入りのレイバーキャンプのスーパーマーケットでの驚愕の発見。
ボリビア産のキノア500gが、なんと100円程度で売られていたのだ!何かの間違いかと思った。最近はどんなスーパーマーケットでもキノアを見かけるが、500gなら、ほぼ、2千円以上はするのだ。健康食品系は、物凄くお高いである。それが、100円未満、ですよ?ええ、私はあるだけ全部購入。で、友人に配りました!全く同じパッケージのキノアが、あの安売りのカリフールで1,000円で売られてるのを見たとき、私は勝利の興奮みたいのを感じたものである(笑)何やってんだか、私。

4. ブラッククミンオイル
最近開拓した(笑)レイバーキャンプのスーパーマーケットで発見!ブランドは友人が良く購入しているエッセンシャルオイルのブランド。パキスタン製。この際、パキ製でもインド製でも、どっちでもよか。125mlで200円弱!ま、まじ? 例のキノアは私が在庫を全部購入(といっても15箱前後)した後、消息を絶った(笑)他のスーパーマーケットで1,000円以上で販売はされているが、レイバーキャンプのスーパーの棚には、もうない。こういう事が良くあるので、必要であれば、次いつ入荷するかわかんないものは、ドサッと買いだめするのである。
で。

このブラッククミンオイル。箱には朝晩飲みましょう、って書いてあるんで、食用(笑)飲んでみたら、まるっきりブラッククミン。他に混ざりもの無し、という感じ。
で、食用なら肌に塗ってもOKだろう、つうんで、ちょっと荒れたクチビルの端っこに塗ってみたら。ぬあんと1発で快癒! もう、全身に塗っていますが、なんかいい感じ。
先日、アユールベーダ薬局に薬草買いに行ったさい、ついでに、黒クミンオイルはあるか聞いてみた。「ある!」と言って出してきたのが、私がゲットしたのと全く同じもの。で、値段を聞けば800円、とな? は? 私は200円以下で購入してるぞ。私はその足で、例のスーパーマーケットに出向いて箱買いしたのであった。オイルだしずっと使えるそう、ってことで。


5. 雪平なべ
なぜ、こんな場所に雪平なべが?しかも1,200円と激安。一般向けのアルミテフロン鍋だって2千円以上しまっせ? 埃をかぶった雪平なべ、ちゃんとYUKIHIRAって表示もあったのである。もう、全サイズ購入。ほんとに使い勝手が良い。ああ、もっと買うべきだったかな?




ざっと、こんな感じ。こう列挙してみると、「安いものが好き!」そのまんまじゃないか?うーん、安ければいいってもんでもないのだ。多少のクオリティも大切ではある。

だいたい価格ってのは、基準があるようでないものだから。高ければ満足するか、というとそうでもない。
そうそう。私はスーパーマーケットのお買い得コーナーが大好きで、必ず覗くのです。私は賞味期限信者でないので、多少、賞味期限が過ぎてもOKでございます。こういう場所で購買をしてるなんて事は、富豪様は夢にも思っていないでしょう。
まあ、この土地、高級食材を扱うスーパー無いのだけど、もし、私が高級スーパーでしか購買できなかったら、とっても退屈だと思う。高級スーパーで、白人で髪を美容院でビシっとせっとしたマダムの香水の香りにむせりながらお買いものするのも結構だけど、レイバーキャンプで労働者に囲まれながら見た事無いものを発見するヨロコビって、やはり私には大切である。レイバーキャンプだけ、でも煮詰まるから困るけど。

要はバランスかいな。私は高級が似合うわけでも、低所得者貧困層が似合うわけでもないが(笑)要するに、この世はどっちも必要で片方だけじゃ成立しない、つう事でござんすか。