宇宙の秩序に調和しながらの煩悩達成日記

自己実現。そうです、願望実現を通して、自己をさらに深く知ってみようという実験の日記ざます!

えっ?マイナス10℃??

2012-12-30 23:23:25 | 瞑想にまつわる能書き
ネットのニュースって。何もしてなくても、所在地の気温とか出てくるんですな。
それによると、エレバン、マイナス10℃。最高気温、1度。
えっ??? そんなに寒かったっけ?? 毎日寒いんで、もうワカンナイ。

確かに今日はどんよりとした曇り空で、粉雪が舞っていた。
防寒対策は、やっぱ、暖かいものを重ね着することに尽きると思うなぁ。
私は重ね着の上にタートルネックセーター、その上に化繊のオーバーブラウス、である。
タンクトップ、半袖、長袖2枚、セーター、化繊のブラウス。
脚は、モモヒキ2枚wwに、ズボン、靴下3枚にスノーブーツ。
まあ、全然、出歩かないで、室内に篭ってるので、寒さもそんなに感じないかな。

しかし。マイナス10℃よか低くなるのかね?
私の初の越冬は、どうなってくのかな。
正月休みに凍死しないよう、明日は店にほかったまんまのオイルヒーターを家に持ってこよう。


正月直前で、にアルメニア人は、ご馳走作りの狂想曲、って感じで、おなじみの八百屋、人が満員。
いきなり販売していた精肉も売り切れたのか、今日は売ってなかった。
八百屋の前に出来た、小さなスーパーに行ったら、ハムのガラスケースにハム満載。
私は年越し祭で、アメリカンドッグでも出すか、とソーセージを買いに行ったのだが、ハムに
占領され、ソーセージは売ってなかった。

正月直前は果物を買う時期なのか何か、道端にまではみ出して果物を売っている。
その中心が、バナナ、つうのが味わい深い。
果物、といってもバナナ、みかん、りんご、そしてグレープフルーツ。
シケてまんなあ(爆)

聞けば、大きなスーパーは、レジに長蛇の列で、1時間待ちとか。
ので、私はそういう場所に接近しない。用事があれば、インド人に行ってもらっている。



明日は年越しパーティ。
みなさん、12時まで家族で過ごして、それから出かけるのだそうだ。
正月休みは8日まで、だそうだ。
商店も閉まるので、私は既に酒類、プロパンガス、タンドール窯用の木炭、食材を購入済。

初めての正月だけど、なんか特別な気が全然しない。
寒いだけじゃないか?


新メニュの開発に余念が無い。
つうか、7月あたりに新メニュ出来てるハズだったのに。
なんだかんだで、遅れることこの上ない。

で、最近のヒットが、アメリカンドッグ、ってやつ。
ネットでレシピみたら、ホットケーキミックスで作成するらしいが、もちろん、そげなものは
無いので、自作。
これが、大変美味しくできました(笑)
ココの不味いソーセージ、日本の魚肉ソーセージみたいな食感なのである。
これ、ゼッタイ、うけると思うんだけどなあ~。


今日は、ココナツ・ナン、を試作。
これが、最高に美味しかった! 思いつき、だったけど、我ながら天才かと思った(笑)
お客で来たインド人に話すと、「ココナッツ・ナン??聞いたこと無いなあ。」と。
そうでしょう。私も聞いた事無いもん。


8月に仕込んだウスターソースも、大変美味しくできました。
そこで、メンチカツ、なんか作ったのよね。パン粉自作に成功したので。
日本人のお客さんに試食して頂いたが、おいし~!と好評。
パートナーにも、うまい!と太鼓判を頂いた。
そうでしょう、そうでしょう、なんて自画自賛。 実はメンチカツ、初めて作成したね(笑)


レシピを見て、これだ!って思うのは、試作してみると、だいたい、美味しい。
ひらめく何か、があるのだ。
だが。
日本語のレシピ見てると、味噌だの豆腐だのみりんだの。ココに無いものが多くて残念。
オーブンも無いしなあ。

正月休みは、メニュの考案と試作か。
いくらなんでも、そろそろ作んなきゃ(爆)






2012年の締めくくり。 ありがとうインド人!(爆)

2012-12-28 22:20:17 | 瞑想にまつわる能書き
確か大昔、小学校の社会の授業で秋田県には「かまくら」つうのがあると学習した。
雪深い冬、雪で作成したドームの中で過ごす、つうアレ。
私は雪が積雪しない場所で育ったので、雪でドーム、つうのは考えられなかったのう。
大学生になって、秋田県出身の人に出会い、かまくらに関して聞いたら、「あれは中は結構、
あったかい」との事であった。

私は殆ど日本国内を旅行した事が無いので、秋田県には行ったことがない。
今でも秋田県では、かまくら、作ってんでしょうか?


なんで「かまくら」かというと。
この数日、マイナス気温で、私はベッドに積もった毛布の中で過ごしているからだwwww
この情景は、まさに、かまくら、であると思ったんだねえ。

家の中もマイナスかも知れない。暖房装置が無いのよねえ~。
そして、ソ連時代に作られた住宅ビルは、みんな窓のたてつけが悪くて、隙間風びゅーびゅー。
ので、帰宅するとシャワーしてベッドにもぐりこんじゃうので、リビングなんかでくつろがないのだ。
寒くてそれどころではない。

まあ、暖房器具は大家が持ってきたオイルヒーターがあるけど、パワーなさそうだし、無駄に広い
家なので、ヒーター1個じゃ足らなさそう。
ヒーターは店に置いたまま。重いのでめんどくさくて家に持って来れない。
それに1月、2月の激寒の時期に使用するのだ。
今からヒーター使用すると、もっと寒くなった場合に対処法が無いのだ。

ので、今のところ「かまくら」で対応(笑)
毛布を3枚重ねて羽毛布団、なんで暖かいねえ。靴下も履いて寝てるしwwww
ただ、外に出れないのが難点。


さて、雪が続き、天気が崩れること2週間。
やっと太陽が見えたかと思ったら、気温が低下した。
マイナスの寒さ、つうのは、チクチク痛いんですね。で、神経がマヒする感じ。
中東の45度越えの暑さは、思考回路が止まる感じだったが、マイナスの気温はカラダの感覚が麻痺する感じ。
ううむ。


クリスマス前から、外国人客は帰国してしまい、誰も来なくなった。
この国、クリスマスは1月6日なので、25日は何もしない。休日でもない。

1年でいっちゃん盛り上がるのが新年だそうだ。
今から人々は正月のご馳走作りに精を出していて、毎朝通ってる八百屋ですら、急遽、精肉コーナーが
出来て、肉の塊を販売開始。
野菜も肉も価格がうなぎのぼり!

正月は家族同士、親戚同士でいったり来たりするんだと。そんで、いつ、誰が来てもいいように
テーブルにいっぱいご馳走を並べるのが風習なんだそうだ。
貧乏なのに(笑)見栄を張って、3か月分以上の給料を、この正月1週間の饗宴に費やすんだとさ。

私は10日くらい前に買出しに行ったら、市場があまりの人ごみで、話になんないので、もう市場行きは
パス。インド人に行かせている(笑)


例年、正月は5日間くらい閉店してたそうだ。
が、私は知人も全然いないし、家に招待される予定も全くないので、5日間の閉店は困るのだ。
家の掃除に2日は必要だが、後は行くとこもないし、寒いし、する事もないんである。
キッチンのインド人に「あんた。友達もいないし、行くとこないでしょー。3日も休めば十分だから、
4日から店に来なさい。私も来るから。そして、一緒に新メニュの開発するべ。」と持ちかけた。
返事はなかったが(笑)私がオーナーで責任者なんだからさ。いやいやでも来るであろう。

キッチンのセイネンは失恋と、初めてできた友達グレープの帰国で、しょんぼりしていた。
仕事もおざなり。
そこで私はカツを入れたね!
「こらっ!キッチンの仕事は料理作るだけではないよ。食材の管理、コストの管理、掃除、そして
掃除!それができなきゃ、シェフではないよ。新しい人を雇い入れるとしても、あなたがこんなんじゃ、
指導できないでしょ。それともまた、ヘルパーに戻る?戻りたくないよね??
パートナーはさんざん、料理人を変えろと言って来てるんだよ。でも、私がその話を押し留めてるのは、
あなたも知ってる通り。
でもさ、こんなんだったら、私もいつまでもあなたの肩を持てないよ。
仮にあなたが今やめても、次の仕事ではヘルパーに逆戻りなのは、わかってるよね?
ココでひとつ踏ん張って、シェフとしての実績を作りなさい!!
私が何でも教えてあげるから。一通り学んだら、どこへ行っても立派に通用するようになるからね!」
と、大風呂敷を広げつつ、説教したのであった。


地元人のGFがいるもう一人のインド人には、「好きなだけ休んでいいよ。友達とかいっぱいいるし、
する事もいっぱいあるでしょう?」と言ったら、「僕も4日から出勤する!飲んで食べてばっかだから、
3日で十分!」とのこと。ありがたい事です。


12月。低迷してる中、インド人客はコンスタントにやってくる。まあ、インド料理屋1軒しかないし。
インド人いわく、インド人の客は文句ばっか言ってうるさいし、しかも「まけろ!」としつこい。
でも、それがインド人で、文句言いながらも必ず来店するし、まけなくても、来店する。
でも、欧米人は文句言わないけど、こちらに手落ちがあれば、二度と来店しない、と言っていた。

んだんだ。インド人、文句が多いだす(笑)
最近は、頭にターバン巻いたシーク教徒がやってきて。英語は話せず、ヒンディー語のみ。
私のヒンディー語は、話せる、という域に足していないが、サダジ(シーク教徒のこと)のおっちゃんの
いう事はソレナリに理解して、「今すぐカレーもってこい!」に「コレでも食べて待ってなさい!」と
パパダムを押し付けたりしている。



こうして、毎日、インド人に接している。まあ、インド広いので、北と南でも全然違うけど。
サジはケララ州出身の南インド人で、料理人は北のジャイプール出身。サジはヒンディ語話せないし、
料理人はヒンディ語しか話さない。
二人とも英語はおぼろげ。まあ、サジの方が話せるけど。なので、二人は英語で会話しているが、
料理人の英語は半分ヒンディー語が混ざっていて、私には意味不明。

二人とも私の理解を超えた世界の人(笑)なので、なんか、あまり本格的に怒る気がしない。
一方、理解してくれる人がいない寂しさを味わったりもしている。
でも。
学問的にはアレでも、動物的直感の発達してるサジは、私の落ち込みを察知して、なんとはなしに
サポートしてくれている、よーな気がしている。


いいんだか、なんだかワカラナイ(爆)
が、それほど不幸でも無く、焦燥感も無い。
かつてのような、無常も漠然とした不安も無い。
自分が正しい道を選択してるのかどうか、など考えることもない。
瞑想して真理に近づこうとか、一切思わなくなった(爆)

与えること。
そういう事は考えてはいるが、良くわからん、つうのが正直なとこ。
この国、私の常識から相当乖離してまして(笑)
そういう事は、とりあえず考えないでおこう、と思うのでした。

手首骨折して、掃除ができて無い。
冬服も出してないので、正月休みは家の片付け。家がちゃんとしてないから、仕事が進まない。
ドバイから持って来たプリンター、なんと半年以上も経過して、まだ箱の中(笑)
来年、ちゃんとやろうっと。


今年ほど、インド人を身近に感じた1年はありませんでしたwwww
でも、インド人の能天気さに、とても救われました(爆)
テキトーな言動が多く、いい加減なんだけど、Beingなインド人(笑)
落ち込んでも数時間で回復し、後をひかないインド人。
大げさで、どこからどこまでが作り話か、未だに理解できないけど、
私のような繊細な人には、インド人があってるのかも、と思ったりして(爆)

ありがとう、インド人!!







タンドーリチキンで、メリークリスマス!

2012-12-24 09:54:33 | 瞑想にまつわる能書き
クリスマス!!

んが。

ココはフツウの日で、メインイベントは「新年」だそうだ。
既に正月準備で、たくさんのご馳走の作成が開始されてるそう。
正月の饗宴は1週間続くのだそうだ。
家を訪問、が基本なので、外食しないんだと。

当地にお住まいの外国人は、既に脱出済。
普段から、だらっとした環境のこの国、年末年始は何も進まないため、
外国人はさっさと帰国してしまった。

一体、私の食堂には誰が来るんでしょうねえ~。
まったく期待してないけど、いちおー、クリスマスメニュなんか考えた。
って、タンドーリチキンのセット。

そういうわけで、正月3日は休業。
かのドバイは、レストラン、年中無休だし、クリスマスは最大のかきいれどき、
人気の店は何ヶ月も前に予約しないと、なのに。
ところ変われば、ですなあ。


あまり気にしてもアレなんで、他のことを考える。
昨日は、「日本のパン粉」つくりにやっと成功!(涙)
わらじパン、と私が呼んでる現地人の間でポピュラーなパンで作成。
今までからからに乾燥させてから粉砕してたんで、粉状になってしまったのだ。
生のままで粉砕したら、あっさり成功!
こんなもんですなあ。


きょうは、りんごケーキでも作ってみよ。

では、どちら様にもメリークリスマス!



インド人セイネンの恋、はマサラMovieの如く

2012-12-23 00:18:24 | 瞑想にまつわる能書き
クリスマスも接近し、毎日、くらーーい鉛色の空模様。
こういう悪天候だと、ウツウツしちゃうよね~、ってんで、知人の皆様は
海外で既に脱出すてしまいますた。

ドカッと降った雪。3日も降ったのである。その後、暖かくなったのか、小雨になって、
今は雪は解けたけど、毎日、どよよよーーーんとした空模様。




日本に住んでた昔、雪は半日か夜しか降らなくて、翌日はパッカーーン!と青空が広がったのだが。
ココでは、青空が、無い。





食堂は、現在もインド食堂なのでwwww インド人が一人でキッチンを切り盛りしている。
無口なセイネンではあるが、まー、料理のスジはまあまあ、かなぁ。
モンダイは、オーガナイズする事ができない点。冷蔵庫に食材を格納するにあたって、フタをしないんである。
私は何度も何度も注意して、それでもやっぱり、ラップもしないし、ふたもしない。
キぃーーー!と何度叫んだことか(涙)
あと、キレイにしないんだよなあ。 清潔、の基準が相当違ってまして(笑)、私はコレだけは譲れないので、
時折、ブチ切れて叫んでいるのである。

それでも、私が来た頃、なんかキッチンの片隅で全く存在感の無かったセイネン。
英語が話せないとかで、全く話さなかったし、もう一人の料理人がセンパイだったため、セイネンは、まったく
陰も薄かったのである。

私はセイネンの可能性を見出し(爆)もうひとりの料理人を解雇し、セイネンに全てを任せたのである。
一人になって、責任持つ仕事になった頃から、セイネンは変わったのである。
いっつもキッチンにいるんで、暇な時間の多い食堂(笑)たまには外の空気吸わないと、気が変になっちゃうよ!
外へ出て来い!と何度も奨励した。

夏頃から、バイトのザラ嬢と、随分親しくなって、じゃれあうようにもなった。
インド食堂は出会いの場であり、ココでバイトすると、みんな結婚相手を見つけるのである。
そんなジンクスがあるんで、セイネンもザラ嬢と?と思っていた。

が。

なんか二人の間に起きた模様で、最近、仕事が終わっても一緒に帰らなくなった。
以前、セイネンは必ずザラ嬢を待って、一緒に帰っていったのだ。


先日、セイネンの誕生日だってんで、仕事の後に、ちょっと小さなパーティを開催。
ケーキをカットするセイネン。




セイネンはザラ嬢との関係が始まる前に終わったと見えて(爆)傷心のようだった。
元気が無くて、ボーっとしてることが多かった。


可愛いザラ。




そんなセイネンの傷心の心にともった灯りは・・・・・なんと、美青年、グレッグ、であった(爆)
グレッグは仕事に来ると、セイネンのいるキッチンに直行。
なにやら二人で語りあい、ずっとキッチンに篭っていたのである。

セイネンは英語がヘタなので、グレッグと発音できずに「グレープ」と呼んでいた(爆)
グレープ、ねえ。。。


私が勤務態度のあまりの怠慢さのために、やむなく美青年を解雇したが、その後、セイネンはしょっちゅう電話で
グレープと話しているし、休日もグレッグと一緒に部屋に篭っていた、と同居してる’インド人が証言していた。

はぁあ。。。


グレープは、明日、ニューヨークへ帰る。ロングアイランドにある豪邸に住んでるらしい。
帰国のチケットは片道だし、最近購入したのでビジネスクラスしか空いてなかったそうで。
クリスマス前の一番高いときにねえ。お金持ちのボンボンだったんだねえ。


グレープが帰国する、ってんで、セイネンは毎日、仕事の後にグレープの家に行っている模様。
明日の便でグレープが帰国するってんで、早朝便なのに、空港まで見送りに行くのだそうだ。

インド人いわく、セイネンは友達も全然いないし、電話する相手も家族だけだそうだ。
大人しいセイネン、生涯初のともだち???

しかも、私は仕事以外の話になると、セイネンの「電報英語」がまったく理解できない。
が、グレープは違ったのだろう(笑)
いっつも二人でくっついてたしなあ。

インド人によると、セイネンは米国へ帰国するグレープに、既に相当な土産をあげた模様。
大きな袋、3個も持ってたよ、と。
グレープはお礼にセイネンに立派な本をあげたそうだ。

え?本?? セイネン、英語読めないんですけど?? その辺が、ボンボン、気が利かないのな(笑)


今日もグレープに会いに行き、明日早朝は空港まで行く、ってんで、早めにセイネンを帰宅させました。
ザラに玉砕したセイネン。心の拠り所のグレープも帰国してしまい、カナシイねえ。

マサラMoVIEなら、ここで踊りだすのでしょうか。
今頃、セイネンはグレープの荷作りでも手伝って、語りあってるんでしょうかねえ。

クリスマスの飾りつけ。
写真で見るよか数倍、キレイなの(笑) ドバイで買ってきたのよねえ。




この国、何も売ってないし。





クリスマスは、テキトーにタンドーリチキンのセットで凌ぐ予定(笑)
クリスマスにカレー食おう、って人はそうそういないもんなあ。




仏様も、ココナツと一緒で心地よさそうでございます。











美青年は去り、アベ・マリアに落涙する師走

2012-12-15 09:17:15 | 瞑想にまつわる能書き
最近、マレにしか目にしないような美青年がやってきた。
2ヶ月ほど前の事。
インド人に囲まれてる日常に、ソレは脳幹に響くような刺激であったwwwww

米国人なんで英語は当然、おまけにアルメニア語も話せる。
ココでは、奇跡的な逸材、と思い、一目も二目も置いて、大切にした(爆)
給料だって、コッソリとアルメニア人の2倍支払ってあげた。
退屈しないように、責任ある仕事(爆)を任せ、明らかにエコヒイキもした。
細かい私が、美セイネンに対しては、相当、大目に見てあげた。

なかなかに静かな人物で、落ち着いており、育ちのよさを感じさせるものがあった。
しかし、時間の経過とともに、なんつーか、社会にもまれていない、悪く言えば、社会性に
欠ける事が判明した。

しかも、私の常識を激しく逸脱してくれたんである。
何をしたかつうと、「無断欠勤」

あのなー。。。。

どうやら、飲酒すると、15時間くらい寝てしまう模様。
最初のバックレは、Diwaliパーティの初日。
それまで一緒に準備してきて、イベントの重要性も、食堂の人員(最低人員しかいない)も
よーく知ってる上でのバックレ、であった。


うーむ。
通常なら、無断欠勤なんて一発で解雇、なんだが。他に人がいないのと、私は美セイネンに
大きく期待してたんで、とりあえず、しゃーないかと思い、「二度とこんな事がないように。」
と釘を刺した。


しかし。
二度あることは三度起きたのである。


仏の顔も3度まで。


私はもうあきれ果て、本人に直接話す気もせず、インド人を通じて解雇通告。
それでも美青年は店に来た。
なぜかキッチンに篭って、インド人のヘルプなんかしていた。

美青年の全身から、すんませんオーラが漂っていた。
だが。
私は1ヶ月の間に3回起きた無断欠勤、を許すことは必要ないと判断したのだ。
これ、癖。
多分、今後、何回も同じことを起こすだろう。

しかも、最後の無断欠勤前日は、仕事中なのに、美青年、客席に座りビールなんか飲んでいた。
私は用事で出かけるため、美青年を呼んで働くように言い渡し、店を出た。
2時間後、店に戻ってみると美青年がいない。
ザラ嬢に聞けば、「泥酔して帰った」

はーー??


私は泥酔して帰ったという日、美青年がカウンターでビールを飲んでるのを発見。
飲みかけのビール瓶があったのだ。
後で注意しようと思ったら、こげなことに。


こんだけ材料が揃ったら、解雇しかない。
どっちみち、美青年はクリスマス前に米国に戻り、3月までは米国に滞在するって
言ってったんで、新しい人を探さなくちゃ、とは思っていた。


もう、いい。10日も今もおんなじ。解雇を決定。
んで、すぐ、今までインタビューに来た人の連絡先に片っ端から電話した。

こういうときは、案外、見つからないもんである。


そして昨日。
お掃除のオバちゃんを訪問してきた人がいた。
感じのいい女性であった。

で、聞けばキッチンヘルパーの仕事に応募してきた、という。
掃除のおばちゃんの娘、であった。
私は、「えええーーー? こんなステキな人をキッチンに閉じ込めておくなんて
モッタイない! 接客しない??」と聞くと、OK、と。

さらに良く聞いたら、その女性は、掃除のおばちゃんが話していた、「オペラを学んだ娘」
であったのだ。

結婚して子供2人。35歳だというが若く見えて、ステキな人であった。
いつものようにヒマだったんでwwwwww 私は彼女に

アベ・マリアを歌っておくれでないか?

と頼んだのである。



私の目の前で歌う、ソプラノのアベ・マリア。
私は美青年の事で、結構、消耗していたせいか、その透き通った声に澱んだ心が
洗われた気がした。
素晴らしい歌声、でござんした。
私は思わず泣いてしまった。


美青年は去り、こうしてオペラ歌手が登場。
私のインド食堂は、なかなかに刺戟的ではあるのである。







高熱が連れていってくれた「あっちの世界」

2012-12-13 08:19:38 | 瞑想にまつわる能書き
はつゆき、が降った。
遂にこの日が来たんかい、と早朝、窓の外の白い景色を見て思いました。
これから、しばらくは、どよよーーーん、とした鉛色の空の下、かいなあ、と。

しかし。
私が昨年この国を訪問した際は、11月初めに雪が降ってたんで、今年は遅いのかもしんない。
初めての「越冬」なんである。
家から仕事先までの20m、たった20mでも手袋が必要である。
私は既にスノーブーツを着用。裏地が起毛してあるアレ。ほかほか、の履き心地。
一旦、これを履いてしまうと、もう、他のものは寒くて履けない。
これからもっと寒くなるけど、それは靴下をずんずん重ねて対応していこうかと。


風邪で高熱が出て、3日ほど寝たきり。
これでもか、ってほど寝ていた。
熱があったりすると、不思議といくらでも寝れる。
今回、風邪薬の影響もあって、そりゃー、良く寝た。

ただ寝るのもアレかなとか思って、寝ながら「セルフ退行催眠」を実施wwwww
こういうのって、熱で朦朧としてると、入りやすいんざますねえ。


私は過去世でもひとつ、思って退行を開始したら。
あれ?ここってあっちの世界じゃん?と気がついた。
高熱で朦朧としてたんで、退行の過程も記憶にない。
気がついたら、「あっちの世界」にいたんである。

そこが「あっちの世界」である、って事は、みょーに確信できた。
なぜなら、そこは魂のふるさと。私の魂のふるさと、なんで知ってて当然、なんである。


そして驚くべきことに、その世界には「何もなかった」んである。
何かあったとしても、私には見ることが不可能だったのか、視界には何も写らなかった。
私の眼球が赤外線を認識できないのと一緒で、たぶん、今の私には見えないのかも知れない。

正確には、あるものだけ、あった。

それは、なんと







はちみつ


ハニー、の蜂蜜、である。
で、声が聞こえた。ハッキリと。

えっつでもいいから、体調不調や、元気が不足したら、ココへ来て蜂蜜を召し上がりなされ、と。
あなたの心にカラダに、必ずや活気をもたらしますから、と。

私は特に蜂蜜愛好家でも何でも無い。
滅多に口にしない。
で。
夢の中でご馳走を目にして、食べようと思うと目が覚めたり、味が無かったりするけど、
その蜂道は、とろけるように美味しかった、んであるwwwww
しかも、ちゃんと、蜂道の味がした。



カラッポな空間に、はちみつの巨大なツボ、だけが正座していたんである。
その圧倒的な何も無さ、は今でもハッキリ記憶にある。

声、は言う。
いくらでも召し上がってOK。食いすぎには気をつけなさいね。
この蜂蜜は、減らないからご安心を、と。


私はヘンな事を聞いた。

「なんで、今までおせえてくれなかったんですか?」

「は?聞かれてないから。」


確かに私は退行する前に、体調不調の前に戻って、選択を変更しよう、そう思って
退行したんである。
退行の目的は、選択のしなおし、だったんである。


そこで記憶は途切れた。
目が覚めても、その声、と蜂蜜のツボが、鮮明に記憶に残っていた。

私はまだ高熱であったが、ヨロヨロとベッドを出て着替えた。
着替えに30分費やしたか、と思えるほど、動けなかった。消耗してたんである。

やっとこさ、仕事先へ行き、インド人に懇願する。
「倉庫に蜂蜜あるから、ホットはちみつレモン作っておくれやす。」

私は暖かいはちみつレモンを飲んだ。
はちみつ、かあ。。。。。


その後、また翌日まで寝たきりであったが。
熱も下がって、すっきりと復帰できた。
いつもなら、風邪の後は声が変わったり、咳が止まらなかったりするが、今回は
それも全く無い。


とまあ、眉唾ストーリーではあるが、私なりに妙に納得してしまった。
あっちに世界には、何も無い、もとい、はちみつ、しかない(爆)







変わらないもの、それは・・・・

2012-12-09 16:07:46 | 瞑想にまつわる能書き
ドバイで風邪を引いたかなーと思ったら、寒い国に戻ってきて高熱で2日間、寝たきり。
やっと起き上がれるようになりました。

ドバイに到着して最初に食したものは、好物のマサラ・ドーサ!!



いつ食っても美味しい~!
日本食より何より美味しいと感じる、私のソウルフード(笑)
ココはバンガロール系のベジ食堂。私はココのチャツネが大好き。マドラス系、ケララ系とは違った
味わい、なんである。



そして変わらないものは、愛するチコたん!


久しぶりに会ったけど、もちろん忘れるはずもなく。
どうしていたの?お久しぶりね、の挨拶もなく、速攻でボール遊び!




チコ母と近況報告なんかしてても、チコたん、遊べ遊べとうるさいですね。もちろん、遊んであげましたが。




チコ母にはドバイ行きを知らせていなかった。
チコには知らせようにも、犬だし(笑)

チコ母がいなくても、庭に入れるし、チコたんはキャット・ドアから外に出れるんで必ず会える。
のでチコに会いに行ったら、チコ母がいた(笑)

チコたんのボールキャッチの瞬間!




かっこいいよ、チコたん。




ところで、私がドバイに行った理由のひとつに骨折の後遺症の治療、があった。
ココの病院でリハビリが存在しないのを知って愕然。。。
リハビリも時間かかるんで、鍼治療でもして三日、という事にしたのだ。

クリニックは世界一のタワーの近く。



若い鍼灸師は英語がおぼろげ。その割には「可愛いー」という日本語を連発するんで、ちと、気持ち悪かった。

3日間毎日通え、つうんで行きました。最後の日、治療した手をさし、今は情報でいっぱい。すぐによくなるよ。」
と言っていたが。

高熱で寝てる間、治療した手がずっとしびれていた。ああ、どうなっちゃうのか、と思ったけど、熱が
さめたら、ずっと調子よくなっていた。すげえ。


その後、友人にあったら、友人も中国医者に言ったそうで。創業1600年の北京同仁堂、つうんだって。
中国人のいう事なんでアテにならんとおもったが、世界的に有名なんだそうで。
友人いわく、肩こりのマッサージをしてもらったそうだが、マッサージされながら若返るのを実感した!
そうで。
あまりに調子がよくなったので、偏頭痛で長年悩んでる御主人を連れていたっと。
ご主人は頭に20本くらい鍼を刺されてたそうで。
翌日、’全身が痛くて寝たきり。
しかも、体臭が悪臭に。
医者に聞いたら、良い兆候だと。

いやー、凄いね、ってんで盛り上がったのでした。

私も次回はぜったい、この中国医にいくぞ、とココロに誓ったのでした。




ドバイ名物、食い放題、飲み放題!モトを取るんだジョー(?)

2012-12-05 21:43:21 | 瞑想にまつわる能書き
ドバイ名物、ブッフェ。いわゆる食べ放題、飲み放題である。
金曜のブランチが名物ですね。今では各ホテルでいろいろ、バラエティも増えました。
かつて、ドバイ住人だったころ、毎週、金曜日は「飲み放題パブ」でわーわーと喧騒の中にいて、
ほとほと飽きていたのよね。
久しぶりに知人に会えば、未だに、同じことを毎週してるそーだ。飽きない、みたいだなあ。


今回は、食い放題(もちろん、相当分出せば、飲み放題にもなる)金曜ブッフェに突撃!
私はこのブッフェが苦手だ。なぜなら、どーぢても食いすぎてしまうから。
しかも、売り値の高いもんをしこたま食って、「モトをとろう!」って自分のみみっちぃ魂胆が
みえみえで、ホントーにイヤになるのだ。

見よ、この皿! 単価の高いもんで埋まっておる(笑)
タバスコの小瓶は、貧乏な小国への土産である。



でもねー。刺身のサーモンは美味しかったけど、それ以外はハズレ! 四角い小鉢のサラダは
大ハズレ! ブッフェの基本、不味かったら食わない。まずいもんでお腹をいっぱいにしない!
かっぱ巻き、必ず日本食屋で頼みます。これが美味しかったら、だいたい美味しい気がします。
ココのかっぱ巻きは、合格点、かな。



手前にあるのは、アラビック料理のホムス。イマイチでござんした。

さて、2皿目! 私はしばらくサーモンの刺身は食べられん環境なので、食い飽きるまでサーモン、
と決めていたのだ。
が。
オイスターバーがあった。インド人がせっせと殻を剥いていた。どこ産か、と聞けばフランス産と。
サーモンの刺身もお代わりして、オイスターも行って見ました。
んーーー。ハズレかなあ。



サクサクと3皿目。
メイン用にステーキのワゴンや、暖かい料理が並べられていたが、私は海鮮にフォーカスしていた
ので、近寄りもしなかった。
昔、良く魚マーケットに行って、生きて動いてるのを買ったもんだわ、「スリッパ海老」。
スリッパロブスター、ぞうり海老である。ちーっと茹で過ぎかもだが、身は甘くて美味しかった。



もっちろん、サーモンの刺身もお忘れなく! ぞうり海老、殻つきなんででかく見えますが、食べる
部分は少ないからね!

おーっと!ブロッコリーのスープ発見!
スープでも頂いてあったまりましょう。
イタリアンのサラミもえっぱいあったんで、ゲットしました。
4皿目、ですが、しつこくサーモン刺身もゲットしました。



上から見るとこんな感じ。
土産用のタバスコ小瓶もね。



寿司カウンターの兄ちゃんに、どこで修行したか、と聞いたら「福岡!」おおおーーー!
それで、マグロのたたき、なんか作ってたのね。

兄ちゃんに「軍艦巻き」と巻物をオーダー。この時点で、相当お腹いっぱいです。



写真取り忘れたけど、ベトナム春巻きも食べた。イマイチでしたが。
きゅうりのピクルスはフツウでした。こういうの、美味しいとこでは、信じられないほど美味しいの
ですがね。ココは市販のものを出してるみたいで。



大食いの人なら、こっからメインに行くんでしょうが(笑) 私はもう限界、でござんした。
しかーし。
とっても、可愛いお菓子、これは試さないと。




奥にはチーズの皿も。
ここのパンが大変美味しかったのだ。チーズはフツウに美味しかったけど、パンがとっても
美味しかったので、大変美味しかった。
お菓子も、チーズケーキが美味しくて、お代わりしたほど。

この後、コーヒーを頂いて、満腹、満腹。
12時から午後4時まで。まーー、食べ過ぎて、この後、なんにもできませんでした。
お値段は、一人5千円くらい? バウチャーがあったので、一人分無料になって、ひとり2千5百円?
もっちろん、モトは取れたと思います。

でもね。
このブッフェの後に行ったシャングリラの方が、ずっとずっと美味しかったのは、言うまでも
ございません。はい。

いちお、海辺のホテル、でござんした。






暖かいのに、越したことは無いと思う。砂漠の国にて。

2012-12-05 10:50:19 | 瞑想にまつわる能書き
骨折した手首の治療に「鍼」! 効いてんだかなんだか良くわからん。
英語があまり得意では無い治療師いわく「Too Much Information」なんだと。治療前はNo Informatio,っつってたんで、鍼の刺激で情報過多になってるから、今後、どんどん良くなるよ、
という意味かと勝手に解釈したのである。

気温があったかいせいか、鍼治療の効用か、なんか随分よくなった気がする。

しかし。あれもこれも、と思った割にはそんなに食べていない。
けど、シャングリラでのランチは圧巻だったずらねえ。来週開催されるディナーパーティーの
テイスティングだったんだけど。
ホテルのGMが私の隣で、ああでもない、こうでもない、とディッシュをチェックしていた。




私はドバイでうまいもんを食った事がない、とか良く言ってたけど。
いやー、美味しかった!
前菜のちっこいヤツに、「半熟うずら卵乗せ、フォアグラのなんとか」つうのがあったのだが、
これがサイコーに美味しかった。
あまりに感動したため、その後のディッシュが美味しく感じられた(笑)



フランス人のシェフが精魂こめて作ったんだね、きっと。メインはキャベツで包んだダックの
チェリーソース、だった。コレは君の創作かい?とGMが聞いたら「フランスではヒジョーに
ポピュラーでつ。」と答えていたね。




魚のディッシュ。
キャビアにきのこにオイスター。キャビアとオイスターの組み合わせは「塩辛」でござんした(爆)
結構、塩気が多いんじゃないのー、って思ったけど、ディッシュに合わせてサーブされた
白ワインが、最高! 塩気を一気にバランスしてくれる感じですた。マジック、のようですた。
素晴らしいですなあ~。



これは最初から二番目の皿。
黒いのはイカ墨だそうで。 エビも茹で方がパーフェクトですた。この皿でいっちゃんおいしかったのは、きゅうり(笑)完璧なピクルスでござんした。



スープはコンソメだそうで。
おそらく、醤油を使ってると思われ。醤油の量が多すぎたかな。ダシの味が醤油で消された感じ。
みんな絶賛してたけど。醤油で育ったわたくしには、濃すぎたかな、これ。




おいしかったです。



キャビア+オイスター = 塩辛(爆)
日本人ですなあ。



デザートはヤギのチーズに甘いソースを絡めたもの。最高に美味しかった。
隣に座ったほてるの総支配人が、「食いかけのピザをレンジでチンして、蜂蜜かけて食べてみなはれ。
騙されたと思ってトライして。すーんごく美味しいよ!」って力説していた。
んで、前の席にいたドバイのパブリッシャーのモト締めオッサンも、イチジクにブルーチーズ、
そしてハニーをかけてオーブンで焼くとうまい!って言っていた。

そうか~。私も店で「タンドール焼きチーズの蜂蜜がけ」でも出そうかな!
って、そういう食のコンセプト知る人いないかな(涙)



ディッシュに合わせてワインも全部変えてくる。
赤ワインはなんか、セクシーな赤、とかテーブルの評論家たちは言っていた。美味しかった。

デザートその2、テラミス!


外側のキャンディ部分を割ると、



ティラミス登場! グレープフルーツの実をほぐしたのが混ざってて、軽い食感で美味しかった。

デザートが先か、チーズが先かで話が盛り上がっていた。英国流はチーズが先だとか何とか。
最後にクリスマスシーズンらしく、チョコのツリー登場。



みんなお腹いっぱいで食べなかった。
捨てちゃう、ってんでモッタイないから、このチョコツリーは持って帰った。

64歳にして、まだまだ魅力満載のチコ母。ご馳走さまでございました!




で。
ででで。

いろんな偶然が素晴らしく組み合わさって、懐かしい人と再会。
プーケットでB&Bみたいのを始めるんだそうだ。
それ、私が最終的にしたいことだって(笑)

あと2日のドバイ滞在。
今日は日本食を食べに行くのです。