宇宙の秩序に調和しながらの煩悩達成日記

自己実現。そうです、願望実現を通して、自己をさらに深く知ってみようという実験の日記ざます!

自分を取り巻く人間関係に、自分自身を観る!げっ!

2007-02-28 23:02:37 | 瞑想にまつわる能書き
自分の目に映る世界は、内なる自分を反映している。 つまり、自分自身そのものである、と良く言われる。
一人暮らしをしていて、友達の少ない私は(爆)、そこそこ平和な気がしていた。自分の人間関係に、ソコソコ満足していたのだ。

なぜなら、逃げ出す距離を必ず取っていたのである(笑) そんな事に気がつけば、季節は夏である。

1週間も経過してないのに、私は彼との関係性から、ある事を学んだ。どうも彼に対して、ガミガミと小言が言いたくて仕方ないのだ。
いや、言いたくて、ではなく言っていた(笑)
そして、そう言う事を言う自分に嫌気が射したりする、という、一人暮らしにはなかったスパイラルにはまり込んでしまった。

うーむ。
と思い、自分の心の持ち方を点検してみる。
ゾロゾロとエゴが出てきた! クレンジングが功を奏して、エゴはかなり減ったと思っていたけど、それは気のせいであった!(爆)

ああした方がいい、こうした方がいいと、つい言うワタクシ。
彼は対立を好まない性質らしく、「はーい、分りました。そうすりゃいいんでしょ!」と可愛げの無い返事(爆)
「じゃー、あなたの意見は?アイデアは?」と聞いたら、

「私は私の考えなんか、持ち合わせていませーん!」(爆)

という反撃を食らった! 言い合いになるよりも、私には効果的であった(笑)
彼は、どうせオレの意見言ったとこで、オマエはああだ、こうだ言ってオマエの意見を押し通すだろう。ならば、最初っから議論なんかしたくないもんね!と、ニッコリ笑っていいやがった!(爆)

ヤラレタ!(笑)

素直な私は、自分の内面に潜って考えてみた。
彼の言うように、
・私は私の意見を正しいと、ホントは思っている。
・私は彼よりも、(話題に上ったことに関して)知識があると思っている。
・私は彼より優れていると思っている。
などなど、比較してる自分のエゴ君のオモワクが、いっぱい出て参りました。

あー、こら、いかんわな(笑) 速攻で反省した私は、彼に、メールでお詫びした。
「あなたをコントロールしようとした私の心理には、私の方が優れている、という思い込みがありました。そういう私自身の気持に気すかせてくれて、ありがとう。」
彼からは、「その通りである。」(爆)という返事が。
そして、「そんなに急に態度を変えなくてもいいよ。できる範囲でOK。ボクは我慢強いからさあ。」という一文が(笑)

オソレ入りました(爆)

彼がバターをどっさり食べようが、朝、デレデレと寝ていようが、ほっといてあげよう、そう思うのでした。
私は私自身に対して、結構批判的なので、そーゆートコがモロに出てる感じです。
目の前の人にイライラせず(笑)ゆったりとした気分で対応しよう。
自分が自分自身をそのように取り扱えるように。(日本語がヘン)

明日は、午後からキャンプ!でございます。
楽しんでこよう、っと。


変化の兆し!待ってましたぁ!と受け止めてみる。

2007-02-22 17:09:40 | 瞑想にまつわる能書き
中華新年が過ぎた途端!わぉ! 急激な変化、でございます。
しかしながら、長年のたゆまぬ探求において、それは海洋の水面の変化であり、海洋の深部な変わってない、というのも併せて理解していたりして。

でも、せかっく大きな波が表面に立ったら、サーフィンでもして楽しみ、或は、鏡のように静かな海面が続くなら、気持良く泳ごうではないか、と。個人的にはこの、「鏡のような水面」が大好きです。ペルシャ湾は湾なので、波は低く、鏡のように静かな水面が登場する事も多いのです。

まず一番の変化は、彼!^^!ホントだったら、「わーい!」とヨロコビに飛び跳ねても良さそうなもんだが、何しろ、拘置所拘留のインパクト大で(笑)まだまだ、はぁ~って感じなのだ。
彼はあの経験で変った。私への態度が変った。とても熱心になったのだ。離れているのが忍びないと。それは私も不思議にそう思った。と言う事で、彼は週明けにこの国へやってきて、一緒に暮らす、と言う事がトントン拍子に決まった。 ビジネスを何とかココで拡大してきたいそうで。
以前に会った占い師が(爆)「彼のラッキーな土地はココよ。」と言ってたのが、妙に印象に残ってるので、それもアリかなと。
このままズルズルと、とは行かず、きっと、そのうち結婚するのだろうと思う。愛してるとか云々というより、なんか私の一部のような気が(笑)する不思議な人。
だから、一緒にいて当然、そんな気が「今はしてる」(爆) ←先の事なんか、わかんないって。

その次!第二の変化!
私が8年仕えたボスが帰国。そのまま定年になるのかな?彼は残るとすれば役員なのだが、何しろ、役員の席は少ないからね!それに新らしい組織に伴う新役員も発表になり、彼の名は無かった。
ボスの変りに来る人も決まってる。
どんな人が来ても、大丈夫、大丈夫。どーってこたあ、ないさ!という気持です。

先日、占いに行ったら(好きなのよ~。)、ボスが戻ってきて、ココでビジネスをセットアップする可能性も高い。その時はアナタに声をかけてくるわよ、と言っていた。
そーかー(笑) そういう線もあり!ですね。

その3。私には大した影響無いんだけど。
先ほど、秘書が日本語で印刷された紙切れを持って来て、「コピーマシンに置き忘れてあったけど、誰の?」と聞いてきた。
見れば、ぬーあんと、社長宛の駐在員の退職届であった。期日は3月31日。
仕事で直接関係は無いけど、同じ事務所で毎日顔を合わせていた人。ふーーーーん(笑)ですねえ。

って感じで。
狭い狭い世間で生きる私には、私生活と会社の変化は、うんと大きなインパクトがあります。
ジタバタしても、しょーがないから、「よっしゃぁ!」という感じで受け止めていきましょう、って思うのでした。
さてさて、どうなるんでしょう?楽しみです。






さあて!中華新年!こんしーはーちゃい!

2007-02-19 18:51:05 | 瞑想にまつわる能書き
さあ!中華新年も終わり、2007年は世界的に始まった、という感じ。
というか、もう2月も後半戦ですわ。この時期で、ぬあーんとなく、2007年の概要?というか性質というか特質が、感じられたりしませんでしたか?

まあ、わかんないけどね(笑)終わってみないと。
今年はね、なんかいろいろ変化い富んで、たくさんの世界を垣間見て、自分のキャパシティを拡大、深化できるかな?と思っています。
もう、胎動開始?という感じで、アチコチで、様々な動きが見えますです。

人は見たいものを見る。(笑)

ので、私の周りの風景は同じなんだけど、その中で、やはり、変化に目が止まりますね♪
あんまり変化って好きではなかったです。生きる事にチカラが必要だった(と思っていた)私は、変化に自分の精神が追いついていかなかったり、変化に対応していくことが、とても苦痛だったりした。
変化したら、その変化にアジャストしていくけど、チカラが入ってた私は、硬直していて、変化自体が、キツく感じれらのです。

もう、どうでもいいわ~♪

という気持を採用(いい表現だ!)できるようになったのは、最近のこと。
それでも、時々、いや、しょちゅう、チカラを入れすぎて自滅する(爆)
どうでもいいや♪という気持が腑に落ちると、なんかチカラが抜けて、モノゴトがスムースに運ぶような気がする。

そうか、「こうしなくちゃ。」「こうしたい!」というチカラのこもった気持は、「ブレーキ」だったのねん?(爆)

願望実現。
というか、私は潜在意識の認識、活用、活性化、なんかをモノにして、宇宙をこの手に収めたい!という野望(笑)があったので、「この道」に進んだので、願望実現に大した興味を持たなくなった現在でも、習慣で(笑)その系の本は読んでいる。
というか、その手の本しか読んでいない。

今読んでるのは、The Secret。 Law Of Attraction。引き寄せの法則、ですかね。
願望実現の集大成、という感じです。
やっぱり読んでて面白いです。
目新しい情報は無いですが、その表現方法とかね、文章とかね、何か新鮮です。

そして、成功させるコツは、やはり、「思いの純粋性」みたいだわ。
信じる、というか。迷わない、疑わない、という事。
それが意のままに操れるならば、宇宙を手中に収めたも同じかも知れない。

でも、それじゃ、つまんないじゃない?(爆)
わかんないわぁ~!って箇所を残しておいて、飽きずに人生をまっとうできるように(笑)
人生はすごろくゲームみたいなもんかな。
そのうち、上がりますから、ジタバタしながら楽しくゲームを進めましょうか。



3週間ぶりにヨガに復活!世界が変って見えました。

2007-02-13 22:48:59 | 瞑想にまつわる能書き
昨夜、3週間ぶりにヨガに復活。
事件は収束し、当の本人は無事に本国に帰還し、私達は再会を固く誓って(笑)お互い、元の暮らしに戻ったのである。

私の通ってるヨガは鏡でポーズを確認し、また、自分を見ながら自分の中に入っていく、集中していく、という「伝統」から外れたヨガである(笑)ので、久しぶりに大きな鏡に自分の全身を見た。な、なんと・・・

やつれて痩せていた!(爆)

3週間中、ヨガに行く気も消えうせ、かといって一人塞いでいたわけでもなく、適当に人に会い、頻繁に外食(夕食)していた。
ので、余分な脂肪がいっぱいついた姿を予想していたが、なんと、痩せていた!
そうだよなー、相当な心労だったもんなあ(涙)

久しぶりのヨガは思ったほど固くなってもいず、順調に消化できた。
しかし、今日は、筋肉痛! 筋肉痛なんか久しぶり!特に太ももの裏側が痛いので、歩くのがちょっとシンドイざますね!

昨夜は久しぶりの教室で、一応、マジメな生徒なので「どーしたんですか?」なんて聞かれて。私は「3ヶ月回数無制限パッケージ」なんだけど、3週間カッキリ来れなかったので、期限を延長して欲しいと訴えたら、アッサリと受け入れられた♪ ラッキー。

したたり落ちる汗に快感は感じるもの、いつもと一緒。3週間ぶり、という感動や特別興奮するような事もなかった。
ヨガ道に紛れ込んで5年。
長い休暇に出ない私は、せいぜい、この土地を離れるといっても10日程度。なので、「毎日ヨガ」状態なので、10日以上、ヨガから離れた事がなかったのである。

少しばかり期待したけど(笑)、特別な事は何も起きず、いつもと同じようにヨガは終わった。シャワーを浴びて、顔見知りと雑談。
何一つ以前と変っていない。
それなりに爽快感はあるし、気持もイイ!けど、3週間前の私と、昨夜の私は明らかに異なっていた。
周りの環境は全て同じ、なんだけど、私は違う世界に迷い込んだような気さえした。
3週間の精神的不安定やら、感情の起伏やら、そういうのが、私の足元の位置を変えたのかも知れない。

それは、いいとか悪いとかの問題では全く無い。
私が事件を通して、体験する事によって、視点が変った、という事だ。
今は良くワカラナイが、ヨガ中、聴覚が敏感になり、息が荒かったり、私語を話す人がいると、集中を大いに乱されたものだが、昨夜はそんな事がまるっきり、気にならなかった。
「あれ?全然、ココロがザワザワしないじゃん?」
自分でも、へぇーって思った。

何だろ、この違い。
3週間の間、あんなに右往左往して(物理的にも右往左往してましたが)、落ち着いて考えられず、人一倍自己中心、というか利己主義な友人の態度に大きく腹を立てたりしていたので、ハートのコヤシになるような事は何もしていない、んだよね。

そのうち、理解できるかも知れない。

私は長年、結婚したい、するぞ!と思ってきた。
長年、ってひとくちに5年くらい?(爆) まあ、その間、いろいろと学ぶ事も多かったわけですが(笑)
もう、メンドクサクなって、まじない系も効果無いしで(爆)、こんなんだったら、独身で気楽に楽しい暮らしを認めて、それでいいじゃないか!って本気で思えるようになったら、ポロっと出会ったのである。
執着を手放すと、叶う、というヤツなのかも知れない。

が、本気で執着が無くなった私には、それもどうでもいいのだ。どうでもいいって、結婚ではなくて、「願望」が叶ったとかどうしたとか、そういう事。
願望が叶ったり、叶わなかったりと、一喜一憂してもね、無意味な気がする。
願望を持つことは良い。
どんどん持つべし。
願望を持つこと、は「私の仕事」だから。各種願望の中から、「私の自由意思で選択」してるわけで。
その後、その願望が如何に料理され、どんなカタチでサーブされるかは、お楽しみ!で待ってればいいのだ。それは多分、自分の領域ではないのだ。ヒトサマの仕事に口を挟んだり、手を出したりしても、いい事あんまりないしで。

D.チョプラ博士は、「結果に執着しない。」と申しておりました。ホント、その通りです。
でもさ、結果を期待して、最初の一手を打つ場合多いのが人間界で(笑)期待するな!って言われてもね(笑)

あ、そうか。「したいからする」なら結果に執着しないかも知れないね。
うーん。。したく無いことは、では、どうしたらいいんだろう?(笑)




チャイニーズ・ニューイヤーと暴風雨

2007-02-05 21:50:43 | 瞑想にまつわる能書き
さて、チャイニーズニューイヤー。私は毎年、風水の先生のアドバイスに従い、家の風水のレメディの位置を変えている。
風水が効く効かない問題以前で、私は基本的にはこのレメディしかしない。なぜなら、キリ無いから!(笑)

さて、今年の風水のレメディ、興味のある方はお試しください。
風水の先生からのメッセージは、下記、

・ヘビ年生まれの人は、年回りが良くありません。ヘビ年生まれは、「寅」のお守りを身に付けて厄除けしましょう。
 (先生曰く、『寅』と紙に書いて、お財布に入れてるだけでもOKだそうです。)

・イノシシ年生まれの人。今年は「ダブルペナルティ」の年。(イノシシが年に2匹いる≪普通は1匹、なので混乱が生じるという意味≫)
 ひょうたん、をお守りにしましょう。

・寅年の人は、猪の友達なので、今年はいい年となるでしょう!楽しんでください!

・ウサギと羊年の人は、ズバリ、ロマンスの年!或は社交生活が活発な1年となります。

⇒ネガティブエナジーは北東。 6棒のチャイム(風鈴)を飾りましょう。一軒家に住んでる人は、敷地の北東を掘らないこと。
  【風水は家の真中を中心に見立てて、方角を出します】

⇒病気は家の中央が象徴します。6枚のコインを家の中心に置いて下さい。中国のコインがあればベストですが、無ければ銅貨でOK.

⇒幸運の方角は南西。水もの(噴水や金魚鉢、水槽)をこの方角に置いて、幸運を拡大しましょう。水ものを置けない場合、時計でもOK。

という事です。
風水はキリがない(笑)というか、奥が深過ぎてよくワカラナイので、私はこのベーシックなアイテムの置き場所だけを毎年チェックしています。これは八宅風水という流派と思われます。風水は流派によって解釈が違います。私の先生は、とにかく、こういう風なアドバイスをくれて、私はそれに従いました。
ええ、事件の後です(爆)

しかし、ある日突然、暴風雨がやってきた。そして、私はものの見事にアッサリと飲み込まれてしまった(笑) 常日頃の豪胆な口ぶりとは裏腹に(爆)自分の弱さをしみじみ味わった事件では、ありました。

常日頃の訓練の甲斐あって、そう簡単には自分の指針を取り下げたり、信じる方向を変えたりはしなかった。けど、自分の意識のうーーーんと深い部分にダメージを感じたよーな気分で、なんにもやる気がしなかった。
昔だったら、相当な自己嫌悪に陥っていだだろうが、もう、自己嫌悪は無い。自己嫌悪は無いけど、カラダが(笑) 
ボディ、マインド、スピリットは三位一体みたいだから、どこが一番ヤラレタ!って事ではないのだろうけど、「気」が無くなってしまった。
無駄な気が無くなったらいいのだけど、「意欲」という気まで無くなって、ヨガにも行かなかった。

かろうじて会社には来ていた。そういう時に限って、仕事が忙しい。やらなくちゃいけない事から、機械的に片ずけていく。機械的に。
いつもは出張続きで留守がちなボスが、何故かどこへも行かずに会社の席を暖めている。ボスの存在が忙しさに拍車をかける。今思えば、この忙しさに救われ、仕事中はあまりモノを考えずに済んだ。

暴風雨は3週間。その間にパーティやら、何やら楽しい催しモノも何度かあった。気分転換に参加してみたが、全然、ぜーーーんぜん、楽しくない。全く、気分転換ができなかった。
しかし、私の遭遇した暴風雨は、私が何かできる種類の問題ではないので、何も方策を講じることができなかった。それも、大変、無力感を味わう原因になった。

あ、価値観の崩壊、かな?ある意味で。

私が対峙した問題って、平たく言えば、「事件」。英語では「クリミナル」。日本語では「刑事事件」に相当する単語、ですね。という事は、出向く場所が警察やら、法廷やらイミグレーションやら労働局やらの、政府出先機関であったのだ。この国では、こういう政府機関との折衝ほど、骨が折れる仕事はないのだ。
そして「事件」は既に起きてしまったので、事実関係を変える事は難しい。解決策は一つ。拘束された人間をいかに救出、解放するか、であった。
そのために、一つ一つ、問題点を消していくという作業が、私に出来ることであった。

私は前向きな思考にかなり傾倒している(笑) 予期せぬ出来事、そしてそれは、私の苦手とする交渉事であった。「ううう」と思うも、「今までの修行の成果を試してみる機会到来!」と思い直して、イザ、出陣したのであった。
しかし結果は「????」 誰も本当の事を言ってくれないのだ。 私が当局に求めた行為は正当な行為である。普通ではない行為だが、正当。なので、友人一同(って3人くらいね。)は「絶対にソレはしてはイケナイ!」と口を揃えて進言してくれた。
その行為とは、私のパスポートを保証として差し出す事、であった。

私はハッタリを噛ませるか、清楚でいくか迷った挙句(笑)、なんか中途半端な格好で、当局へ出向いてしまった。おしゃれーなブーツ(この辺は寒くないから、かなりおしゃれ度の高いアイテムになる)に、丈は短く、色はショッキングピンクで、民族調の美しい刺繍を施したスカート、胸の大きく開いた白のレースのシャツ、、、とても可愛かったのだが(爆)ちょっと場違いかしら?なんていう逡巡が、私に「黒いカーディガン」を選択させたのであった(爆)
派手なんだか地味なんだか、ワカラナイ風体の私は、美容院で巻いた長い髪をくゆらせて、政府当局に出かけたのであった。
みんな丁寧に扱ってはくれた。
が。
私がかくかくシカジカで、保証の差し入れに来た、というと、「明日来い」「今はPublic Prosecutorがいない」等のエクスキューズを散々聞かされるハメになる。
「何とかしなくっちゃ!」と思った私は連日、中途半端な格好で(笑)当局に通ったのである。

しかし、拘束に関しては、誰も何も教えてはくれなかった。いや、正確には教えてはくれたが、みんな思い思いに別な事を言うので(笑)何が本当か、次に何が起こるか、全く予想がつかなかったのである。
聞けば聞くほど、混乱に陥っていく。そんな感じであった。しかし、知ってる人に聞かないと、どうにもなんない、のも事実で、全くヤヤコシイ、現実であった。


・・・・・・・・・・・・・

ここまで文章を作って、「はっ!」としてしまった。
私、この事件を数年前に夢で見ている・・・・・。 少し前に日記を全部捨ててしまったので、記録を辿る事はできないが、見たよ、この夢!!なんか急に思い出した。。。そうそう、事件の登場人物の一人、A氏だけは古い友人なので、夢にも出てきた。事件の当事者は、私が夢を見た時は、まだ知り会ってなかった。
そうだ、そうだ。
身柄拘束、そして法に触れるという夢、だったので、そういう事件と無縁の私は「なんだかな、この夢。。」と思ったんだよねえ。。。。これだったんだねえ。
それ以外の細かいことは、残念ながら記憶が蘇らないなあ。。。


・・・・・・・・・・・・

そう。あちこちかけずり回りながら、やっとモノゴトが見えてきた。拘束の原因、解決策、その後の手続き等。
私はそこで、友人が保証を差し入れる、という私を必死で止めた理由を理解した。私の保証で、「拘束された人」は解放され、自由になる。保証を差し入れた私は、拘束される事は無いので、旅行の予定も無いし、パスポート差し入れても良いや、と私はあまりにアサハカな考えでいたのである。

少し言い分けすると、日本語だったら「保証差し入れ」で何となく想像がつくけど、英語で「ギャランティ」だと「保証」なんだ一緒じゃん?(笑) 私は単に私のパスポートが「拘束」されるだけ、と誤解していたのである。
後になって「ギャランティ」の意味をやっと理解した。身柄を拘束された人の背負ってる「負荷」を私が替って背負う、それをパスポート差し入れで「保証」する、という事だったのだ。

私が当局で会った役人達は、バッジの沢山ついたそこそこの役職の人達である。いまどき何でもパソコンで調べられるから、私が関与しようとしていた事件の全貌は、みんな知っていたハズである。
だから、私の保証差し入れを「やんわりと回避」したのではないかと思う。 最後に会った検察官は気持が緩んで口が滑ったのか(笑)、「もう、これ以上この件に係わらない方がいい。君は君にできる事は十分果たした。それで十分だよ。後は法が裁く。」と。
事件は少し複雑。でもないか(笑)
身柄を拘束された人は、仮に私のパスポート差し入れで保釈されても、他に問題があって、晴れてシャバに出る事は無く、そのまま、「国外退去」の刑が待っていたのである。
当局の人は全員知っていたハズである。
が。
誰一人として、その事実を私に告げようとは、しなかった。
「イミグレに行って、まず、イミグレの問題を解決しなさい。」 そう言われ続けた。

私は結局、イミグレ、労働局とハシゴし、その全貌を知ることになる。国外退去令の事も確認した。
「そういう事だったのか!だから、みんな私のパスポート差し入れを、間接的に拒否したのね!」と気がついた。
友人に話すと、「天使に護られたわね!」 うーむ。

モノゴトは全然進展しなかった。
あっちこっちへ出向き、情報収集に余念がなかった。 私は基本的にアラブ人が嫌いだ(爆) が、今回、ものすごくイイ人達に出会った。助けられた。救われた。日本の役所で似たような事があったら、これほどまで親切だろうか?ワカンナイけど。

事件も収束に向かう昨夜、私は検察官の部屋で、お茶なんか御馳走になっていた。目頭が熱くなる気分であった。
同時に、何事も手につかない気分でいる私に、親しい友人は、あれしろ、これしろ、とパシリに使おうとしていたので、すんごく腹が立った。これが一番コタエタよね、実は。
普段静かな生活してる私には、こういう難局を乗り越える術がない。ただ、静かに話しを聞いて欲しかっただけ、だが、自分の事にいっぱいで、私の「難局」なんか、気にもならない、んだなあと。普段の関係で、私は何も望まないのだから、こういうときくらいは、話を聞いてくれたっていいじゃない?と。
人は自分の事しか考えてない?のかな、と。でも、自分が一番カワイイ、のもまた真実である。

私は普段から要望、要求しないから、それがアタリマエになっちゃってたのね。 欲しいなら、欲しいと言えよ、自分!これも今回のレッスンの収穫?
収穫といえば、素晴らしい人々との出会い。
そして、親身になって、ものすごく貢献してくれたのは、Ex夫であった。
いろんな思いが渾然一体となっていたけど、これで、私たちのカルマも環が閉じて行くのだなと実感した。出会ってよかったよ。と。

やっと昨日あたりから、元気になりつつある。
今日は、やっとヨガに復活。刑事事件の当事者が、今後、どうなっていくか、は考えない事にした。そして、また機会があって会う事になっても、この事件や、その背景はもういいや、と思った。罪を憎んで人を憎まず?(笑)
再生のチャンス、も与えられるのではなく、本人が発見するであろう、そうしたかったら。

この突然の暴風雨のような事件は、台風が潅木をなぎ倒して風景を変えるみたいに、私の心象も変えたような気がする。疲れた、けど。