16日月曜日午前11時頃京都北山の自宅を長野県木祖村やぶはら高原の山小屋の冬仕舞いのために出発しまいした。
いつもは木祖村に向かう時は周山街道を杉坂口から真弓、持越峠を越えて静原から大原に、途中峠を越えて琵琶湖大橋を渡り、8号線を走り名神竜王インターから入って中央高速中津川インターで出て木曽路を走って藪原に約300キロの走行でしたが今回は高速を使わずにカーナビの一般道に合わせて走りました。
8号線を米原まで走り東に向かって醒ヶ井から岐阜市、木曽路をたどって藪原に途中道草したり、夕方のラッシュに会ったりして藪原に着いたのは夜の九時、雨も降っているし、空っぽの小屋に行っても寝れるまで時間がかかるので藪原の道の駅で車中泊することにしました。
夕飯はいつもの中津川のうどん屋でいつもの「味噌煮込み雑炊」この雑炊は40年ほど昔に元京都野鳥の会の伊藤正美会長(私の人生の師)に初めてごちそうになり、それ以来木曽路を走る時は必ず食べています。
この「味噌煮込み雑炊」は特別に美味しいという訳ではないのですが(本当のところ)京都の薄味の料理で育った私は最初はなんと塩辛い、不味いと感じたのですが食べている間に癖になってしまい、今ではこのうどん屋の前を素通りすることは出来なくなってしまいました。
これは道の駅ではありません。JR藪原駅
JR藪原駅のホームから、いかにも国鉄時代から変わらぬローカルな雰囲気の駅です。
2日目(17日)5時頃目覚めるがこの時期まだ暗いので寝袋の中でウトウト、睡眠時間も7時間以上なので充分。
夜が明けてきた6時には小屋に入り風呂をたいて入るが少しぬるいので追い焚きの石油ボイラーをたくがランプは点滅するが点火しない。
7時半まで待ってこの小屋を建ててくれた藤原工務店に電話したらすぐに来てくださってリセットボタンを押して終わり。
この地方少し前(何時ごろか聞き忘れたが)かなり強い地震があって安全装置が作動していたようです。(ヤハリ、プロ! 私が無知なだけかも?)
その後、元民宿の「たかみ」へ行ってお世話になったご主人にお線香と途中醒ヶ井で買ってきたお菓子を供えて手を合わす。
95歳のおばさんがお茶や漬物、お菓子を出して歓待してくださいます。足が痛いと言いながらでも私のために台所に何度も立ってくださいます。
話していてもボケている様子は少しもなく耳は私より良いみたい、このあとシニアカーでお出かけとのこと、おばさんの歳まで私は15年以上ある、完敗!
このあと10時から地元の沢頭修自先生のお宅に伺う、この方も85歳木祖村自然同好会を立ち上げられ今は顧問、地元の指導者として活動されている方です。
先生亡き後の活動についてもご提案させてもらいました。(お元気なのに失礼だと思いますが組織は先のことを想定して置かなければ消滅するのが常ですから)
藪原の先生宅から一般道を糸魚川(148キロ先)にカーナビを設定して11時に出発、懐かしい安曇野を走りながら60年ほど昔に通った後立山の連山は雲がかかって見えなかったが。
これも懐かしい「神城駅」山岳部1年生の冬山合宿が白馬連山であり終わって神城スキー場で生まれて初めてスキーをしたのを思い出しました。
60年前の面影はありませんが懐かしいのでしばらくウロウロしていました。
この日天気が良くなかったので山々は上のほうが見えませんでしたが半世紀以上前の思い出が今も鮮やかに蘇ってきました。
15時30分に糸魚川に到着し、そのまま274キロ先の福井県敦賀市にカーナビをセットして一般道を走る。
16時に親不知ピアパーク(道の駅)に着くが定休日(水曜定休日?)のようで次回はこの駅の道で泊まろう。
釣りを始めかけている人と話したり、岡山から翡翠の原石を探しに来ている人とも話しながら。
2日目の車中泊は「こまつ木場潟」道の駅に10時について寝ることにする。昨夜の藪原の道の駅は1000メートル以上あるので寒かった。
朝起きて気がついたが昨夜からこの道の駅に車中泊か?仮眠?している車両は30台以上あったようだ。本格的なキャンピングカーも泊まっていた。
道の駅で車中泊する時は何時もトイレに近いところで駐車しています。夜中にトイレに行くのに便利だから、ところがこの2日一度も夜中にトイレに行くことはなかった。
朝、上の看板のようにこの道の駅には散歩道があって里山にも歩けるようになっています。朝出発前に散歩道を一巡りして眠気を覚ましてと思って里山に登ろうと近づくと「クマ注意」という看板がやたら立っていた。
6時30分に「こまつ木場潟」道の駅を出発し10時に敦賀市に着く、そのまま次は48キロ先の福井県小浜市にセットして出発、11時に小浜に着いて、そこからは勝手知ったる周山街道(162号線、西の鯖街道)を75キロ先の自宅へ向かって出発。
美山町のライダース レストラン&カフェ JOEY'S BAR でチキンカレーを食べて、来ていた若い2人のライダーとオートバイの話をして、もう一度バイクでツーリングを(血は騒ぐがもう無理か?)
峠を越えて京北町のカモノセキャビンでコーヒーを飲んで主人の大前さんとこの3日間の話を聞いてもらう。ここにも70歳ぐらいのライダーが少しクラッシクなBMWに乗って来ていて「京都市内からここまでぐらいのツーリングがちょうど良い」と言って帰って行かれた。
カッコよかった! もう10年前だったら!
13時30分 我が家に到着。出発してから 895,7キロメートル。今回もよく走った。
今まで高速道路ばかり走っていたが今回全行程一般国道だけでしたが改めてドライブの醍醐味は一般道路にあるということがよくわかりました。
それに金と体力は無いが時間だけはタップリある年寄りには軽バンの車中泊ドライブは良いものですね。
来春藪原に行く時は今回の反対周りで新たな道の駅に泊ながら桜や古墳や古代遺跡などを観ながらゆっくり走りたいと思います。
それにしても楽しい3日間でした。
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