まだ先日の台風21号の後片付けも出来ていないのにもう次の24号が直撃しそうな予報。
我が家の東側の山の斜面に30メートル近いヒノキの植林がありました。
地元の山主はもう亡くなって京都市内に嫁いでおられる娘さんが相続されている。(現在の山主)
10年ほど前はもっと立派な(太い)100年ほどのヒノキがたくさん茂っていたのですが業者が売り物になる良い木だけを伐採し細い木や曲がった木はそのまま現場に残したままになっていました。
当時私は業者の一人に、残さないで全て切ってくれるように頼んだにですが「金にならん木は切らない」と一蹴されました。
丈夫な木々に支えられていたヒョロヒョロの木は先日の台風で見事にボキボキに折れてしまいその内何本かは左隣の他の林業家の昨年春に植えられた杉苗の上に倒れ込んでいます。
ところが21号が通り過ぎて気がついたのですが一本のヒノキが根本から倒れ掛かってかろうじてまだ直立している隣の木に寄りかかっているのを見つけました。
左の木に寄りかかっている
根元はもう30メートルの木を支えることが出来ません。てっぺん付近の枝が隣の木の上部の枝に寄りかかっているだけです。
長雨で根元の土が緩んだり強い風が吹いたら倒れてしまうのは目に見えています。
倒れる方向によっては我が家のガレージを直撃します。寄りかかったヒノキは細そうに見えますが30センチ以上の太さです。
ガレージ直撃は免れても電気と電話線の引き込み線は100%切断してしまいます。
我が地区の区長も林業家なので切り倒すことは出来ますがこの角度で傾いた30メートルのヒノキを山側に倒すことは不可能です。
電線と電話線を一旦外してもらったら我が家の前にかろうじて切り倒せるので関電とNTTに区長から要請してもらいました。
もう24号台風が3日後に直撃するのが決まっているので緊急でお願いしてもらったのですが午前中に関電が午後にはNTTの業者が見には来てくれました。
どちらも他にも工事があるのですぐには出来ない「早くて週明け」ということで帰ってしまいました。
被害を未然に防ぐより被害を受けてしまって補修するのが業者の仕事なので仕方がないといえばその通りなのですが?
日本の制度は何処か可怪しいですね。警察も軍隊(いや違った!日本には軍隊がないのでしたね)も。
国民の被害を未然に防ぐことも政治・行政の本来の仕事ですが今の日本国の政治家や行政は復興には熱心ですが被害を未然に防ぐという考えはないようですね。
議会で堂々と被害を未然に防ぐ施策を議論するより菜っ葉服(防災服?)を着て被害現場で有権者に顔を売り、業者に仕事を回す方に熱心な先生方やお役人が多いように思えます。
もうこうなったら本職の神頼みより方法がない?(日頃、神道はご利益祈願ではなく感謝だと言っているのに矛盾していますが)
奇跡が起こらない限り日曜日には24号が直撃して電気、電話線切断。またしばらく停電。ということになります。
「いつまでも有ると思うな親と金 無いと思うな運と災難」(良い諺ですね、運を天に任せて台風24号を待ちます)
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