----< かなしきこと かなしきこと >---
ふるさとは 遠き国ぞと 亀鳴けり 夢蔡
まつりの笛の 音色 寂(さび)しき 山辺あかんべ
吾輩は、ミシシッピアカミミガメである。(漱石風に申せば・・・)
名前なんかあるわけがない。ある日、この沼の中へ、捨てられたからだ・
何歳か~ってー そんなのわかるわけな~い~
写真を撮った人間が、甲羅が、やく30cmほどだと言っていた。
専門家だったら、わかるかもね~❓ 俺も知りたい~ヨーー。カメいわく
【ミ ド リ ガ メ】とかいう、商品名を付けられて、売られた。
ある筋では、<源氏名>というらしいのですがネ~。
かつては、お祭りでの「カメすくい」は、定番であった。
全国展開のホームセンターでも、カブトム、その飼育材などと併せて、
ミドリガメは、夏の定番商品として販売されていた。
その後、侵略的外来種100に指定。
また、「ミドリガメ輸入禁止」のマスコミキャンペーン(2014年)で、
かえって、大量に遺棄される事態が起こる。
家庭でも、冬のヒーター飼育はメンドウだ、大きくなればウルサイ
結局は、捨てる。沼で生きるカメは、人間の「お遊び」の犠牲者である。
しかし、生物は、生きるうえにおいては、誠に強い。
環境に見事に適応する。 「 ゆえに、我あり 」である。
--------<了>------
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