諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

亀泣けり

2019-03-20 17:04:51 | 日記

 

    ----< かなしきこと かなしきこと >---

      ふるさとは 遠き国ぞと 亀鳴けり   夢蔡

      まつりの笛の 音色 寂(さび)しき  山辺あかんべ

 

   吾輩は、ミシシッピアカミミガメである。(漱石風に申せば・・・)

  名前なんかあるわけがない。ある日、この沼の中へ、捨てられたからだ・

 何歳か~ってー そんなのわかるわけな~い~

 写真を撮った人間が、甲羅が、やく30cmほどだと言っていた。

 専門家だったら、わかるかもね~❓ 俺も知りたい~ヨーー。カメいわく

 【ミ ド リ ガ メ】とかいう、商品名を付けられて、売られた。

  ある筋では、<源氏名>というらしいのですがネ~。

  かつては、お祭りでの「カメすくい」は、定番であった。

  全国展開のホームセンターでも、カブトム、その飼育材などと併せて、

  ミドリガメは、夏の定番商品として販売されていた。

  その後、侵略的外来種100に指定。

  また、「ミドリガメ輸入禁止」のマスコミキャンペーン(2014年)で、

  かえって、大量に遺棄される事態が起こる。

  家庭でも、冬のヒーター飼育はメンドウだ、大きくなればウルサイ

  結局は、捨てる。沼で生きるカメは、人間の「お遊び」の犠牲者である。

  

  しかし、生物は、生きるうえにおいては、誠に強い。

  環境に見事に適応する。 「 ゆえに、我あり 」である。

 

        --------<了>------

  

 


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