スカイツリー伝説・続

当初、スカイツリーはテレビ電波の発信のために考案されたが
完成した時には、この国は人口が減少し
テレビを見る人そのものもいなくなったので
スカイツリーの利用目的が無くなってしまったらしい

テレビとスカイツリーのエネルギー源には主に原子力というものが使われていたらしいが
2012年の世界暗黒化の前年に大きな災害があり
原子力はすべて停止してしまったらしい
しかし、テレビとスカイツリーを使っていなかったため
原子力がすべて停止してもエネルギーは十分余っていたらしく

何のために原子力が存在していたのかは今となっては謎である
また、スカイツリーの周辺を発掘しても原子力施設の痕跡が見つからず
どこからエネルギーを供給していたのかも謎である

スカイツリーから百キロ以上も離れた地域で
同時代の巨大コンクリートの遺跡が発見されているが
これが原子力施設だったという説も出てきている
しかし、なぜ、こんなに離れた場所にエネルギー供給源があったのかも謎である

3015年　スカイツリー遺跡発掘団員の日記より