山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

やっぱりワラビも山菜の王さま

2024年05月30日 | 山菜料理

 先日、山菜のアク抜きの話を書いたけど、その手間のレベルは、山菜の種類によって、本当にまちまち。

 でも、多分、横綱は、ワラビとゼンマイだと思う。

 今回、収穫してきたワラビも、残念ながらその日のうちには食べられないんです。

 それでも採りたくなってしまうのは、これまた横綱級に美味しいから。

 しかも、長期保存が効くことも、古来から重宝されてきた理由の一つに違いない。

 その辺の顛末を記録しておきたいと思います。

 まずは、ワラビを軽く洗って汚れを落としたら、

 ・アク抜き用(左)と塩漬け用(右)とに分けました

 ※太いほどアク抜きに時間がかかるので、細いものを選んでアク抜き(=即戦力)に回しました

 まずは塩漬けについてサラッと。

       桶にワラビを薄く並べて

       塩をたっぷりかけて重しをするところはフキやウドと同じ

 この作業を繰り返して一丁上がり。

 塩漬けに取り掛かるときに、この桶から何か出てきました。

       2年前に漬けたサワモダシ(ナラタケ)です

 これが、後ほど活躍することになります。

 さて、残りのワラビは、

 ・沸騰したお湯に入れたら重曹を少し回しかけて(お湯3ℓに小さじ3)

 ・再沸騰する前に全体を裏返して蓋。冷めるまで一昼夜待ちました

       かなりのアクが出るので

       水を2~3度取り替えて、更に半日

 ※この時点で、ワラビはかなり柔らかくなっているので、優しく!

 2日目の夕方、調理にかかります。

 ・ワラビを15cm強の長さに切って

 ・水:出汁醤油=1:1 + 顆粒出汁のだし汁を作り(今回は50+50ml)

 ・半分はジップロックで密封。ワラビの一本漬けに(画像の奥)

 ・残りは適量を更に切り分けて、おひたし他に使う予定

 本日は、一本漬けの方を紹介しますね。と言っても既にできたも同然。

       約3時間後、食べる分だけ袋から出して盛り付け

       このままで十分に美味しいんですが、唐辛子味も非常に旨い

 やっぱり、手間暇をかけてでも食べたくなる訳がよく分かります。

 数ある『山菜の王様』ですが、ワラビも間違いなく王様です。

 もちろん、違った料理でもワラビの美味しさは存分に楽しめます。

 次回は、残ったワラビをどう料理したか記録したいと思います。

 とりあえず、ご馳走様でした!