山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

贅沢調理パレード

2024年05月10日 | 山菜料理

 今年の気候は、昨年までにも増して異常だ。

 いろいろあるんだけど、5月の初旬にタラノメとコシアブラの収穫が終わってしまうという事態は、これまでに経験したことがない。

 いろいろな理由が絡み合っているから、自分のこれまで蓄えてきた知識では説明がつかないというのが本音。

 とにかく、全般的には季節の進みが早すぎるわけだから、それに合わせて場所を決めて、収穫していくしかないだろう。

 で、この収穫の嵐の中に、息子が帰省してきたのだ。

 おお、元気だったか!

 早速、山形の季節の味、山菜をご馳走しようではないか。

 で、昨日収穫してきた山菜を調理し始める。

 ところが、妻も嬉しくて、とびきりの料理を準備し始めた。

 そうして、ここから3日間、贅沢調理パレードが展開されることになる。

 初日の夕食

       ステーキと3種の天ぷら定食

 こちらとしては、伸び加減のタラノメとコシアブラを美味しく食べてもらうために、色々考えた結果、

       大きすぎたタラの芽を

       こんな風にカット調節して

       食べやすい天ぷらにしたり

       コシアブラも何とか揚げたし

        これはウドの穂先の天ぷら(これも旨い)だけど

 隣にステーキが並んだら食べ切れるわけないでしょうが。

 次の日も、朝昼と頑張って食べました。

 ところが、夕方

「これ、切ってくれない?」

 出されたのは、タイとカツオとサーモン

 でえええ!

 ここに予定していたタケノコご飯(孟宗)を組み合わせるのは無理。

 考えた結果、ネマガリタケと

       4月に採ってきたワサビを使いましょう

       タイと

       カツオと

       サーモンのお造りで

       十分に豪華なんだけど

       焼きタケノコが加わった上に

       おろしたてのワサビ

 これだけあったらご飯が何杯あっても足りません。

 またまた、刺身その他を余らせてしまって、翌日も楽しませてもらいました。

 3日目こそはと、

       孟宗竹の料理ですよ

 何と言ってもタケノコご飯

 多めに炊いて、明日帰ってしまう息子に持たせてやりましょう。

 ※タケノコスライス400gに、鶏もも300g,油揚げ3枚を油抜きして短冊

 ※酒75に醤油70gと顆粒出汁適量で調味

       水と合わせて5合のラインまで満たしたら

       贅沢ご飯の準備完了

 で、ここに妻の用意したエビの料理が加わったんだけど、『鬼滅の刃』を見てたら写真忘れてしまった。

 ま、息子が喜んで食べていたし、元気そうだったので何より。

 それでは、しばしの間、達者でな!

 送り出したマタギは、少し身体を動かして摂り過ぎた栄養を消化せねばなるまい。

 今回の料理を演出してくれた季節の恵みにひたすら感謝です。

 ありがとうございました。