山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

セーフ!ウドの南蛮漬け 美味しいよ

2024年05月14日 | 山菜料理

 迂闊だった。

 明日の山菜採りを前に、冷蔵庫に貯蔵してある山菜を点検をしてみた時だ。

 野菜室からこんなものが出てきた。

       手つかずのウドが4本

 前回のウドは、全て塩漬けか刺身にしたはずだから、これは、それ以前のもの。

 新聞紙に包まれていたから失念してしまったようだ。

 これはウドちゃん達に申し訳ないことをしてしまった

 見れば、非常に品質の良いウドである。

 幸いなことに、まだまだ瑞々しさが保たれている。

 ただ、明日の山菜採り以降までこのままにしておけば、色々な意味で勿体ないことになってしまう。

 これは、即刻、料理でしょう。

 で、前回もちょっと触れたんだけど、『ドンコロ煮』は、まだたっぷりある。

 かといって、今さら塩漬けに合流させるのは、ウドちゃんに対して失礼この上ない。

 だって、料理して味わうために10日間も冷蔵庫で待たせていたんだから。

 ここは、真剣に考えました。

 その結果辿り着いたのが、ウドの南蛮漬けです。

 普通は、アジなどの魚介類を食するときに使う料理なんです。

 でも、去年だったか、タラノメを処理しきれなくなった時に試してみたら、非常に美味しかったんです。

 そうして、今回のウド。

 ウドも揚げ物にして美味しい山菜ですから、きっと合うと考えました。

 本日は、夜勤日なので、サッサと始めましょう。

 下ごしらえ・調理の部

 

 ・ベースにする南蛮酢には、タマネギとニンジンを適量(各1/2個)入れておきます

 ・それぞれ、櫛切りと千切りにしたら

 ・800wで2分間レンチン

 南蛮酢を用意します。

 ※酒醤油みりん酢と砂糖各大さじ3に水1カップを加えて

 ・煮切ります

 ・沸騰したまま野菜にかけて、準備OK

 ・ウドは洗って乱切り

 ・片栗粉が多めの衣をまとわせて

 ・低めの温度(多分160℃以下)でじっくり揚げます

 ※ウドのアクが程よく抜けます

 ・揚がった順に南蛮酢に「ジュッ」と入れていき

 

 ・全ていれたら、一応出来上がり

 我が家では、揚げ物と南蛮酢とが馴染むように一晩おいたから戴くようにしています。

 そして、翌日。

 朝からS川に山菜採りに出かけたし、収穫物の調理も色々あったんだけど、やっぱり、最優先は君でしょう。

       見た目だけでは、何だか分からないけど

 食べてみると、んん?

 確かに、南蛮酢に揚げ物が合うことは分かる。

 天ぷらを南蛮酢が包んで、非常にまろやかな味わいと食感。

 でも、ウド独特のキドみ、苦みがない。

 少しすると、ウドの旨みがゆったりと、しかも程よく口の中に広がり始めます。

 ほう。これは、かなりイケますね。

       本日の収穫物と一緒に

 ウドは天ぷらに合う。

 天ぷらは、南蛮酢に合う。

 したがって、ウドは南蛮漬けに合う。

 間違いなさそうです。

 美味しいです!

 次の収穫物が、もう背後に迫っているというか、最終的に並んでしまいましたが、何とか間に合ったみたいです。

 ああ、よかった!

 山の神様、これに愛想をつかさずに、これからも面倒を見てください。

 ありがとうございました。

 そして、これからもよろしくお願いいたします。

 認知症マタギ、かろうじてセーフの夕食でした。