山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

お魚戦国時代の平定

2021年12月20日 | 日記とレシピ

 今回の『石巻からの挑戦状』は手強かった。最たる理由は、魚の種類が多いこと。

 アジ、サバ、カワハギ、イシモチ、アンコウ、ギンポ、メダイ、スケトウダラ、そして、各種のカレイときたもんだ。この子達を片っ端から(丁寧に)調理してきたつもりだし、私が勤めに出ている間に妻も頑張ってくれたので、天下平定までにはあと僅かというところなんだけど、限界がある。魚料理は鮮度が命で待ったなし。それなのに、大物達が残っているんですよ。そうなると、文明の力に頼るしかなくなってしまいます。冷凍庫です。

 まずは、こちら様。

       マコガレイかな?

 このお方は、40㎝ぐらいありますね。ウロコを落としてワタとエラを抜いて、

       一片ずつラップで包んで冷凍

 続いては、

       ナメタガレイです

 更に一回り大きいので、これまた、同様の方法で冷凍保存。そしてですねえ、

       ダルマガレイかな?

 箱の底の方に2匹隠れていました。妻が私の留守中に揚げてくれたばかり(その時は気付かなかったそうです)なので、君たちも保存。一夜干しになってもらいます。この寒さなので、2~3夜は、かかるんじゃないかな。これで、ホッと一息。

 そうして、最後の1匹がメダイです。昨日、初めて調理して食べてみたら、すごく美味しい白身魚であることが分かったので、こちらを本日のメインディッシュにします。

  ≪メダイのムニエル≫

 イシモチのテリーヌでフランス料理をやってるので、イタリア料理とかスペイン料理、または中華料理に出来ないかなと考えたんだけど、やっぱりこのお魚はムニエルがベストじゃないかな(活きが良ければ刺身だと思う)。そう考えての料理です。・・・以下、手短かに。

 下ごしらえ・調理の部

 ・ウロコを落として、ワタを抜いて、頭を落として三枚におろします

 ・メダイの身を更に縦に切り分けて、血合い骨を外します

 ・軽く塩コショウして、水分を拭き取ったら小麦粉をまぶします

       これで、準備OK

 ・フライパンにオリーブオイルを敷いて熱したら、皮目を下にして弱火で焼きます

       これは、焼き始め

 ※意外と早く周辺の色が変わってきます

   裏返して反対側も焼きます(皮が反ったけど問題なし)

 ・もう一度裏返したら、バター20gと醤油小さじ1/2を加えて味付け

 これで本体は完成です。

 ・残ったバター醤油で、薄切りのタマネギを炒めてみました

 ・切り身にかけたら出来上がり

       なんだか、いい感じじゃない

       本日の夕食

 タマネギは、『おまけ』みたいなものかな。なくても十分美味しいと思います。画像の右上は、妻が作ってくれた『(スケトウ)たら汁』です(これも美味しかった)。

 料理したものは、他にも、もう少しあるんだけど、チャンスがあれば記しておきましょう。

 そして、

       魚箱がすっかり空になりました

 ようやく、ここまで来たぜ。

 この冬の挑戦状は、まさに群雄割拠の戦国時代。なんとかここまで辿り着くことができました。

 お陰様で、また、腕が少し上がった感じ。

 叔父様に叔母様、今回もありがとうございました!よいお年をお迎え下さい。