山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

釣れないマタギに届く魚

2021年12月12日 | 日記とレシピ

 そもそも釣り好きから始まったマタギのアウトドアライフなのだが、最近、めっきり釣りに出掛ける回数が減ってしまった。今年だって、秋の回遊魚シーズンは、いつの間にか終わってしまった。これから本格的なハタハタ釣りの季節が始まるはずなのだが、「減少している漁業資源は、大切にしなければ。」みたいな言い訳をして今年の出陣もなしになるでしょう。

 まあ、ハタハタの場合、『釣り』と言うよりも『漁』に近いからなあ。それより何より、費やされる労力が大きいわりに空振りも多いから仕方がないかな。

 そんなマタギの思いを知ってか知らずか、我が家に魚介類が届くことが多くなった気がする。筆頭は、なんと言っても石巻の叔父叔母夫婦からの贈り物なのだが、別の方面からも届けられる。ありがたいばかりだ。

  で、この年末に届いたものの一つのが、魚の切り身の粕漬け。大変美味しいのだが調理の仕方が簡単ではないので、今現在の調理方法を記録しておこうと思う。

 下ごしらえの部

       密封状態で届いた袋を開けると出てくる切り身

       こんな説明書も付いてきます

 だけど、細かい工夫が見えづらいので、マタギ流です。

       切り身は粕に包まれています

 ・流水で洗い落として

 ・キッチンペーパーで水分を拭き取ります

 ・フライパンにクッキングシートを敷いて弱火で加熱

 ・身の周りの色が変わってきたら裏返し(既に焦げ目が入ってます)

 ※とにかく焦げ付きやすいので、目が離せません。そこで、

 ・後半は、シートの下に水50mlを入れて蓋をします(蒸し焼き状態)

 ※温度維持しつつ火が通る = 焦げ付かないで仕上がる

 ・水分が抜けるまで(2分ぐらいかな?)待って消火

 ※蓋をしたまま蒸らします

       蓋をとって盛り付けて戴きます!

 この料理方法のココロは、旨みを逃がさない表面への焼き目入れ(肉料理と同様)。そして、中まで熱を通らせる蒸し焼き(中華饅や餃子と同様)。

 この2つの組み合わせで、焦げ付きやすい粕漬けを焦げ付かせずに、しかも美味しさを逃がさずに焼くことが出来ると考えてます。実際、美味しくできあがったようです。

 あまり釣りに出掛けることがなくなってきたことを知ってか知らずか、こうして届けられるお魚たち。お陰様で、調理の技術は、少しずつ向上してきていると思います。

 本当にありがたいことです。謹んで、戴きます。