山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

俺に作らせて!

2021年12月04日 | 日記とレシピ

 我が家には、移動販売の農家さんが毎日、それから、八百屋さんが1日おきにやってくる。母親が買い物に出かけるのが辛くなってきた頃から、ずうっと来てくれている。

 この方達、かなりありがたい存在で、その気になったら家を一歩も出なくても食生活は間に合ってしまうぐらい、こちらのニーズに応えてくれる。(ついでに、山菜キノコが採れすぎたときには、市場に卸してもらったりもするのだ。)

 さて、たまたま一人で家に居たとき八百屋さんがやって来た。妻もそうなることを予想していたようで、買い物リストを用意してくれていた。リストを手にすると、

「おう、これな。ちょっと待っててな。」

そう言って車に戻った八百屋さん、車の中をゴソゴソ探し始める。そうして、

「悪(われ)えな。こいつだけは、今日中に食ってけろ。」

そう言って差し出したのは、『豚ロース生姜焼き用』というパック。

「100円でいいがら。」

定価のシールには、440円と書いてある。

 キラリ~ン☆★☆!

「今日中ね、OK!了解!!」

そして、品物を受け取ると、そそくさと台所へ。

 へっへっへ、なんということだ。試してみたくて仕方がない料理があったんだよ。これは、丁度よくて、仕方がないタイミングですね。この料理、俺に任せてもらいましょう!

 帰宅した妻達に声を掛けて事情を話し、交渉成立。

 なんの異論もなく、素直に同意したところをみると、私から『作りたいオーラ』が出ていたのかもしれない。

 んで、作りたかったのは、

   ≪豚の照り焼き チーズ風味≫

 先日、たまたまラジオを聞いていたら、チーズを手軽に美味しく食べるコツやレシピを特集していた。美味しそうな料理が色々紹介されたのだけれど、その中の一つに『きりたんぽと肉巻きチーズ』みたいなものがあったんですよ。

 意外な組み合わせだけれど、美味しいらしい。味付けの仕方なんかを聞いていると、なんとなく分かってきたんですね。要するに、肉の照り焼きと溶かしたチーズの組み合わせは、ご飯にとても合うってことじゃないかな。そう思っていたところに、「今日中に食ってけろ。」でしょ。もう、やるしかありません!

 下ごしらえの部

 ・豚肉は筋切りをして、両面に薄力粉をかけて馴染ませておきます

 ※肉を反り返らせず、タレを吸収させるためだと思ってます

       こんな感じで(見えないけど両面です)

 ・酒醤油みりん砂糖を各大さじ1混ぜておきます

       砂糖が完全に溶けるまで混ぜます

 ・スライスチーズをある程度の細かさにちぎっておきます(肉3枚に対してチーズ5枚使用)

 ※ピザ用のチーズがあるならこの手間はいらないと思います

 ・サラダ油を敷いたフライパンで肉を焼きます

 ・周辺の色が変わってきたら裏返し

 ※あんまり焼きすぎない

 ・用意していたタレをかけて、両面を再度焼きます

 ※ここも、頑張らない!アルコールが飛べば良い。小麦粉がタレを吸ってくれますから

 ※砂糖入りなので、頑張り過ぎると焦げ付くはず

 ・用意しておいたチーズを全面に敷いて蓋

 ・弱火で1分間加熱します

       こんな感じ

 ・チーズがほどよく溶けていたら皿に盛り付けます

       いい雰囲気に焼けたぜ

       温かいうちに食べたいですね

 美味しかったです。家族からも好評でした。当初の予定に割り込んで作った甲斐があったんじゃないかな。しかも、この料理、ある意味ピザに近いところもありそうで、『ちょっと辛めに』とか、『ちょっと酸味も加えて』みたいに味に変化を付けて楽しめそうな気がするんですよ。

 これから、バリエーションレシピを楽しめそうです。

 ああ~、作ってみて良かった。満足満足!

 八百屋さん、ありがとうね!!