山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

お魚戦国時代

2021年12月14日 | 日記とレシピ

 釣れないマタギを憐れんでのことなのか。また、お魚の恵みが訪れることになりそうだ。

 石巻の叔母から電話が入った。

「今、市場にいるんだけど、魚がいろいろあるのよ。ナメタ(ガレイ)は、お正月前なのに、もう値段上がってきてるから、今のうちに送るわ。それから、いろいろいるのよ。カワハギとか・・・。」

いいねえ。これは、腕が鳴るってもんだぜ。

「いつもありがとうございます。楽しみです。」

「じゃあ、いいのね。送るわよ。明日の午前中よ。」

「はい!待ってます。」

丁度よいことに、本日の夜勤が終わると明日から連休になる。何でもござれだぜ。

 ちょっと気になったのが、いつも豪快に魚を選んで、なんの躊躇もなくデ~ンと送ってくれるはずの叔母が、少々ためらい気味だったこと。

 まあ、何が来ようと魚であることに変わりはない。何とかしますよ。それにしても、カワハギは初めてかも。フグのテッチリみたいにしたら美味しいだろうな。妄想が広がっていく。

 そして、翌朝。クール便が家の前にとまる。いつものように発泡スチロールの大箱だ。早速開けてみると、

       ホントに色々

なんだこりゃあ!アジとカワハギとカレイにサバにメダイ?イシモチもいる。そして、下の方に大物が隠れてる。出してみると、

       ナメタと

       スケトウダラね

       あらら、アンコウもいるんですか

 どひゃあ!ホントに色々だ。群雄割拠と言っていいでしょう。これを調理しきるには、それなりの腕が必要そうだし、何よりも美味しく食べたい!という意欲が欠かせないだろう。大体、このアンコウちゃんを見て喜ぶ人はそんなに多いわけないよね。

 なんとなく、叔母のためらいの理由が想像できた。

 だけどですね。海はもちろん、山にも行けないで鬱々としているマタギには、格好のお楽しみですよ、これは。

 ありがとう!叔母さん。このお魚戦国時代、たっぷり楽しませてもらいますね。ということで、ここから暫くは、創作料理を楽しませていただきます。

 

  To be continued!