山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

今年のキノコ採りは難しい

2021年10月13日 | キノコ採り

 季節は次のステップへと進んでいるようなので、マイタケ採りに少々の未練を残しつつも、雑キノコ採りに移行していくことになる。

 そうなると、同行者は向かいの住人であるM氏になることが増えてくる。他の仲間との同行も考えられるのだが、我々のうちで確立された行動パターンだと、少人数限定にならざるを得ない。簡単に言えば、取り分は1/1 > 1/2 > 1/3・・・ってことです。

 「いやあ、秋刀魚旨いっけやあ。ご馳走様な。」

 「うちでもハナオクラ旨くて旨くて、みんなで喜んで食ってたず。」

そんな会話を交わしながら林道を進む(プリンセスの話は抜きです)。

 珍しく先行の軽トラ車が1台駐まっている。我々が車止めに着いたのが、日の出時刻の10分前だから、このお方は、もっと前、暗いうちから行動開始したと思われる。気合い入っているなあ。こちらは雑キノコ狙いだから慌てる必要ないんだけど、なんとなく力が入る気がする。これは、こうして収穫をめざす人間の気合いが乗り移るからだと思う。不思議な連帯感とライバル心とが、同時に湧き上がってくるんですよ。

 さあ、準備OK。行ってみましょう!

       少しずつ色づいてきました

       おおっ、ナメコじゃないか。さい先良し!

       相棒はナイフを忘れたみたい。手で採ってる

 進んでいくと、

       クリタケですね

マイタケはありませんでした。サワモダシも殆ど終わりみたいだけど、キノコの種類が増えてきた感じ。

       美しい!

 山の高いところから日が差してきました。そうして暫くすると、

       渓にも日が差してきました

色々なキノコが顔を出し始めたけれど、真っ盛りとなるには、もう暫くかかる感じです。

 その後、カラマツ林を歩き回って(収穫、ほぼ0)から一番下流の倒木を当たってみたところ、

       キクラゲと

       真っ白だけどヒラタケです

ナメコはまだだったけど、雑キノコが少しずつ顔を出し始めた感じ。ブナハリタケかと思ったのに、この倒木でヒラタケとは、驚きでした。

 念のために付け加えると、この倒木はブナなので、このキノコは、針葉樹に生えるスギヒラタケではありません(スギヒラタケは、最近、毒キノコになってしまった『可哀想なキノコ』(次回以降紹介)の代表格)。

「やっぱり、来てみて初めて分かることって多いね。」

「次は来週。いや再来週かな。」

「うん。ツブが全然なかったからね。・・来週は難しい気がする。」

「だとすると、雪が降るまでの僅かな期間で勝負だな。」

「うん。競争になると思う。」

 さて、どういう展開になるか・・・。今年のキノコ採りは、本当に難しいと思う。

 

 山の神様、天気の神様、どうか、よろしくお願いいたします。