山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

中秋キノコのご機嫌伺い(舞茸Ⅴ)

2021年10月03日 | キノコ採り

 さあ、本日もキノコ採りです。最大のターゲットは、マイタケ。前回『見置き』してきた『マメのマイタケ』を回収することと、新たな発生を確かめることとが主目的となる。

 ここに来て、この近辺では最低気温が一けた、最高気温は20℃前後の秋らしい気候が続いているので、正に中秋のキノコシーズンといったところだと思う。したがって、マイタケ以外のキノコの収穫も期待したいところだ。本日もA氏とともに、マイタケ山に出掛ける。

 車止めに先行者はなし。今日も一番乗りなのだが、歩き始めてみると、これまでと勝手が違うことに気付く。登山道脇に生えたキノコに手を出した気配が、あちらこちらに見られるのだ。そして、登山道を離れると、藪を歩いた痕跡が至る処に。

 おおっ、これは、獣ではなく人が歩いた跡。我々以外のキノコ採り人がこの辺で遊んでいったってことだ。こうして、山形の豊かな自然の中で収穫を楽しむ人間がいるというのは、喜ばしいことだ。しかし、これを言い換えると、我々のライバルがこの山でキノコを採っていったということ。もしかしたら、手遅れかな?少々の不安を抱えながら『見置きマイタケ』の木へ。

 残念ながら、マイタケの株は跡形もなく消えていました。ガクッ!

 ま、しょうがないか。これが激戦区の定めだ。次の木を見に行きましょう。

       今日も沢を渡る

前回は何も出ていなかったけれど、毎年出る木だからと向かった木の根元を見ると、

   おおっ!出てるじゃないの

   こちらにも(手ぶれ御免)

   あちらにも

 株はとても小さいんだけど、出てくれたという事実は、かけがえのない喜び。これで気分は、先ほどの落胆からV字回復。さあ、次は尾根登りだ!

 ・・・過去に実績のある尾根だったけど、全然出ていませんでした。ふた尾根空振りで、体力的にゲームオーバーです。もう一つ登ると、リスクが格段に上がりそう。

 A氏が言う。

「これ以上歩くのなら、やっぱり、時間をかけてゆっくり行くしかないよ。」

全く同感。この考えは、今後の選択肢の一つになるでしょう。でも、今回は、ここまでです。

 今季初対面のキノコ達。

       マスタケ

       クリタケ

       ツチスギタケ??

 やっぱり中秋です。色々なキノコ達が出てきました。

 今回は、マイタケの他にサワモダシとマスタケを戴いてきました。

 山の神様、本日もありがとうございました。