山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

プリンセスはご機嫌斜め

2021年10月12日 | キノコ採り

 本日は夜勤日。予報を見ると、天気も良さそう。だったら、軽~くキノコ採りに出掛けましょう!

 ターゲットは、キノコのプリンセス。里山で最も可愛らしいキノコだ。そろそろ出始めると思うんだよなあ。

 本名は、ハナイグチ。人気があるんだろうね。別名(地方名)は、いっぱいあるんだけど、当地ではラクヨウショウ(落葉松)モダシとも呼ばれています。

 名前の通り、落葉松(カラマツ)の林に発生します。見た目も可愛らしいし、紛らわしい毒キノコもない上に、苦労なく採れて美味しいんだから人気があるのは当然だと思います。さあ、本日はどうかな?

 本日は、海抜の低い方の林に入ってみました。

 歩き回ること30分。全然出ていません。

 来るのが早すぎた?遅すぎた?それとも誰かに採られた?いろんな考えが頭の中を巡り始めた頃、

       1本目を発見!

やっと1本見つけました。出始めの美味しそうな王女様。周辺には、何もなし。

 また歩き回ること暫し。

       2本目発見!

ちょっと開き気味だけど、裏面がきれいだから美味しく食べられるでしょう。

 その後、かなり歩き回ったんだけど、収穫はなし。諦めて帰宅しました。

       本日持ち帰った全て

 今日のプリンセスは、ご機嫌斜めだったようです。

 相手は自然だ。仕方がない。たった2本でも丁重にもてなさねばなるまい。

 ≪ハナイグチのナメタケ≫にして戴くことにしました。

       適当な大きさに割いて、虫だし

       酒醤油みりんで煮詰めていき

       煮詰まる前に火を止めて出来上がり

 ナメコのようなヌメリに加えてボリュームがあって美味しいです。今回は、水にさらす時間を短くして下茹でもしなかったので、食べてみると松葉の爽やかな香りが新鮮でした。

 帰宅途中に聞いていたラジオでは、「今年のマツタケは、冷え込みと雨不足のために苦戦」みたいなことを言っていました。言われてみれば、本日出会ったプリンセスも乾燥気味だった気がします。カラマツタケも、今年は苦戦なのかなあ。

 まあ、2本だけでも収穫があったんだから感謝です。次の雨のあと、もう一度チャレンジしてみようと思います。

 山の神様、次回もよろしくお願いいたします。