山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

秋の食卓を彩る親分

2021年10月18日 | キノコ料理

 ハナイグチ。山の中では可愛らしいキノコなんだけど、家に持ち帰って改めて見直してみると、

       迫力のボディー(ひと茹でしたもの)

結構充実した姿をしています。

 食べては、ナメコの食感を伴った大型キノコ。マタギは、家に持ち帰ったときの名前を変えて『ナメコの親分』と呼んでいます。

 下ごしらえだけ済ませて出勤しました。

「どうやって食べようかな?」と考えながら帰宅すると、

「半分使っちゃった。」

と妻の声。何々?どう使ったの?

       親分入りスープ(ちょっと色濃いとこ)

ほう、スープに使ってくれましたか。後で食べてみたけれど、なかなか合いますね。量的にはかなり遠慮して使ったみたいだけど、次回はもっと多く使っても良さそうです。

 さて、残りの親分だけど、やっぱりナメタケにして戴くことにしました。理由があります。

 この季節の山形では、モッテノホカが食卓を飾るんですね。これ、山形を代表する食用菊です。これをサッと湯通し(酢が必須)したおひたしにナメタケをかけると、

       こうなります

 これが美味しいんだなあ。しかも綺麗でしょ。

 で、今回もナメタケってわけです。ここからは早足で、

  ・適当な大きさに切り分けて

  ・酒醤油みりん各大さじ2と、砂糖小さじ1で煮ます

  ・「cookpad」の人気レシピに書いてあったんで、酢を入れてもう一煮立ち

 ・煮詰まる前に火を止めると、トロトロに仕上がります(酢の効果は??)

       本日の夕食

 メインは肉野菜炒めなんだけど、洋梨とモッテノホカ、そしてナメコの親分が秋の雰囲気を醸し出しています。

 こうして季節の食材を味わえることに感謝!

 山の神様をはじめとした恵みに感謝を込めて、戴きます。