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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

不思議な?ナメコ

2019年11月26日 | キノコ料理
 今回、収穫してきたナメコを眺めると、ちょっと不思議なことに気付かされる。「調理」という視点だけで見ると、「大きいか小さいか」だったり、「開いているかいないか」だったりで種類分けしてしまうのだ。

「調理」するための種分け

 しかし、今回のナメコ達を下ごしらえしていて、収穫量は少ないのに、柄に汚れが目立つものが多いことに気付いた。

汚れを落とすためにまな板に

 写真を見れば分かるのだが、ナメコとは思えないような柄の長さなんですよ。これって、あるよなあ。
 下の写真は、天然のエノキタケです。

こんなに生命感に溢れています

 でも、多分ですよ、自分が地上に顔を出したとき、その環境が予定通りではなかったとしても、キノコ達は頑張るんだろうなあ。で、暗がりの瓶詰め栽培のエノキタケは、光を求めて細く長く伸びていくんでしょう。今回のナメコ達も、多分、光を求めて柄を伸ばしたんだと思う。この子達が汚れているのは、倒木の裏側から生えだしていて、収穫に難儀したためなんです。
 キノコが光合成をしないことは分かる。でも、人間だって、光に当たらないでいると病的な状態に陥ってしまうって言うではありませんか。健康的に育つため?もしかしたら、傘を広げて、胞子を飛ばすためなのかもしれない。
 分からないけれど、お日様を目指して成長するのは、植物もキノコも(もしかしたら人も)共通なんですね。
 と、感傷に浸るのはここまで。今シーズン最後のナメタケ作りです。

大粒のナメコは半分に裂きました

 今回は
 ・酒、醤油、みりん:各大さじ1.5
 ・顆粒だし:適量
 で、煮る予定だったんですけど、意識が朦朧として、醤油をドバッと入れちゃった(歳です)
 ※リカバリーのため、煮詰まる前に加熱を止めて食べます(まあ、許せる味です)

はい、できあがり

 残りのツブ達は、ナメコ汁にして戴く予定です。
 今シーズン最後のナメコ料理です。心して味わいたいと思います。
 今回の料理は、山歩きしてから休憩なしの突貫工事で行ったので、かなり危うくて、色んな所にミスが目立ちました。しかし、皆さん、美味しいと言って食べてくれたからいいではないか。

「わがマタギ人生に、一片の悔いなし!!」