hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『兎屋』から『ロースの虎』へ〜人形町ランチグルメ

2024-05-11 05:00:00 | グルメ
人形町にラーメン屋さんがたくさんある話は何回かしたが、店がなくなっても居抜きで他の店がオープンすることも後を経たない。その中で最近(と言っても2023年10月オープン)名前の変わった店にお邪魔した。

かつては『兎屋』と言って人形町交差点を少し小伝馬町に向かった右手にあるお店。この時は魚介系濃厚な出汁のラーメンであった。(2018年におじゃましたことがある。)

(兎屋ラーメン)

今も居抜きを表すように看板はそのままの部分もあるが、新たな店名は『ロースの虎』のようだ。中に入るとレンゲが入れてある器も兎屋のまま、この関係があるのかないのかはわからないが。

店作りも兎屋当時と殆ど変わっておらず、券売機でデフォルトの『ラーメン』(950円)と『ネギ』(150円)を購入、席に着く。12時少し過ぎた頃だが、ほぼ満席である。


厨房には店主と若い女性のスタッフ。2人で協力してラーメンを仕上げている。店名のロースとはどうも排骨、ロース肉を唐揚げしたもののようでロースラーメン(1300円)とつけ麺(950円)が人気のようである。

それほど待つこともなくラーメンは到着。見た目でもわかる濃厚な茶色のスープにチャーシューが2枚、小松菜、ナルト、メンマ、海苔が2枚という構成。ネギは白ネギが乗っている。追加のネギは別皿でたっぷり、これもラーメンに入れ、黒胡椒を掛けて頂く。 



スープは一言でいうと魚介系、煮干しの味が強いが兎屋の頃と違い、濃厚さ、苦味やえぐみは感じられず、旨味を感じる。麺は開花楼の中細ストレート、スープとよく絡む。前の兎屋のマニアックさが消えて、私のような普通人でも美味しく食べられるように思える。

また、ネギ増しと胡椒がよりさっぱりとさせてくれている。チャーシューは2枚と増えていてボリュームがある。以前にお邪魔した兎屋さんのラーメンは850円(2018年当時)だったが、何とか100円増しで頑張っている。店主の愛想もよく、サービスにも問題なし。置いてある自家製ラー油は八角の風味がして数杯加えると味が変わるのも楽しい。ご馳走さまでした。

ロースの虎
中央区日本橋人形町3ー9ー2

久我山歳時記㊴〜立夏の侯

2024-05-10 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』㊴、5月5日は立夏、暦の上では夏の始まりの時期にあたる。以前はまだ夏というには早すぎると感じていたが、地球温暖化もあり、立夏でも30℃を越えることが不思議ではなくなってきている。

二十四節気をさらに細分化した七十二侯では5月5日〜9日は『蛙鳴始』、5月10日〜14日は『蚯蚓出』、5月15日〜19日は『竹筝生(たけのこしょうず)』というが、GWに草花の植え替えをしている時に確かに蚯蚓を何回も見ることがあった。

5月5日は端午の節句でもある。本来は5月の初めの午の日を節句として祝ったらしいが、5が重なる5月5日となった。



男子の健やかな成長を祈念し、各種の行事が行われる。風習としては『鯉のぼり』や『兜』を飾り、『粽』や『柏餅』を食べ、『菖蒲湯』に入る。

ふと見ると朝顔の双葉が特に種を蒔いたわけでもないにも関わらず、砂利を敷き詰めた、昨年花が咲いていたあたりの2ヶ所から顔を出し、育っている。

ついこの間まで花が木を覆っていたソメイヨシノも葉の色が濃くなり、夏らしさを感じるようになってきた。また、紫陽花の花も緑から白や紫などの色を付け始めている。


ニオイバンマツリは紫と白の花が混じって咲いていて美しい。この花は咲いた当初は紫、しかし時間が経つと白くなる特性があり、名前の通りジャスミンのように強い甘い香りがする。

盛りになってきたのがバラ、赤やオレンジ、白。花の格好も大きさもまちまちでまさに咲き誇るようにみえる。



ユリノキもよく見ると緑の葉の中に黄色い花を付けているが、高い位置にあるため、見つける人も少ない。



人形町の老舗の甘味処ではいよいよかき氷の提供がはじまる。『氷』の暖簾をみると町中華の『冷やし中華はじめました』という張り紙同様に夏が到来したなと実感。しかし、まだ湿度が低いからいいが、梅雨が来て、本格的な夏になるとめげるのは年を取ったせいなのかもしれない。

都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑩

2024-05-09 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その236、都営地下鉄大江戸線スタンプラリー⑩。大江戸線の環状線部分を終えて光が丘を目指す。



次の駅が西新宿5丁目駅、東京の地下鉄には『〇〇丁目』という駅が青山一丁目、六本木一丁目、銀座一丁目、新宿三丁目、四谷三丁目、志村三丁目、本郷三丁目とあるが、なぜか一丁目と三丁目ばかりで五丁目は当駅のみである。



スタンプに描かれているのは『熊野神社・十二社』だが、路線が建設された際に使われた仮の名前も十二社駅であった。

熊野神社はこの一帯の鎮守であり、十二社は室町時代にこの神社の創建に関わった鈴木九郎が紀州熊野三山より十二所権現を移し祀ったものと伝えられているため、熊野十二所権現と呼ばれ、明治以降に十二社熊野神社と改称したのである。かつては地名にも『十二社』はあったが、今はバス停に残るのみ。

中野坂上駅では東京メトロ丸の内線に乗り換えることができる。スタンプの意匠は『ハーモニースクエア、宝仙寺』である。



宝仙寺は少し前に関東三十六不動巡りで訪れた第12番札所だが、立派な三重塔があり、明治維新直後には中野町役場も置かれたことのある由緒あるお寺である。

東京メトロのスタンプも少し遠景にはなるが、宝仙寺の三重塔と本堂が描かれている。

東中野駅はJR総武線との乗り換え駅となる。以前はかなり古い駅であったが、ホームを除き、新しくなった。

スタンプのデザインは『神田川遊歩道と東中野氷川神社』である。東中野駅付近は中央線沿いに桜並木が連なっているが、さらに新宿方向に歩くと神田川に行き当たる。

これを左側に行く遊歩道が作られていて、こちらにもソメイヨシノが植えられ、東中野と言えば桜というほど有名である。(以下、次回)


あら川〜赤羽グルメ

2024-05-08 05:00:00 | グルメ
今回は中々伺うことのない赤羽に出没。今から10年前の2013年に初めて伺った『天ぷらあら川』さん。以前は東十条駅から5分ほど歩いたマンションの1階で営業されていたのだが、マンションが建替になり、2020年に赤羽に移転。しかし、コロナなどもあり、お邪魔出来なかったお店である。



赤羽駅からは東口に降り、みずほ銀行の前を行くとすずらん通り商店街という大きなアーケードがあるが、これを真っ直ぐ歩く。5分ほどで左側に大きな看板が見えてくる。

このお店は東京には3軒しかない山形県の銘酒『十四代』蔵直のお店で、十四代の銘柄で無いものがない。もちろんご主人は天一で腕を磨いた方でこちらも超一流である。


今回は5人でお邪魔したため、個室でワイワイ。まずは瓶ビールで乾杯。お通しの筍木の芽和えが実に美味い。



まずは刺身の盛り合わせとお酒はもちろん十四代。ランクが色々あって悩むが、『中取り無濾過』にする。一合入るぐい呑みから一口、いやこれは美味い。

直送だけあってフレッシュ、口に入れると香りが広がり、上品な甘み、喉越しもスルッと消える。新鮮な鰆の刺身をいただき、口に入れても相性抜群。美味い酒である。



続けて焼き筍、イカの塩辛、海老味噌をお願いする。焼き筍は甘味のある醤油味、柔らかく香ばしい。イカの塩辛や海老味噌を舐めると次の一合が欲しくなる。大将は3本一升瓶を出してくれ、右から『本生、原酒』『生酒、赤磐雄町上諸白』『生酒、山田錦上諸白』、これだけはなかなか並ばない。悩んで中々お目にかかれない『生酒。原酒』から頂く。

飲み終わると次は『生酒、赤磐雄町上諸白』、表現が稚拙で十分伝わらないかもしれないが、甘みと旨味のバランスの良さ、芳醇さにはたまらないものがある。焼き筍と合わせたが美味かった。

ここの店は天ぷらを食わねばと大将の荒川さんに揚げてもらう。大好きな甘鯛の松笠揚げ、筍、海老が2尾。甘鯛は身がほろほろ、皮はパリパリ、塩を付けて頂く。海老も頭はパリパリ、身は甘い。

山菜の女王様(?)、こしあぶら。タラの芽同様に香り高く、アクも強くない。

さらにグリーンアスパラ、メゴチ、小エビのかき揚げ。天ツユで頂く。天ツユも辛口で美味い、大根おろしをたっぷり入れてかき揚げを食べ、十四代を飲むとなんて美味いこと。ついつい穴子の天ぷらを追加してしまう。



『生酒、山田錦上諸白』を注いでもらう。もちろん美味い、上品な甘みがこれだけ飲んでいてもわかる。



締めは天茶、塩味が新鮮でここでもあら川特注の『南』のうすにごりを出してもらい、私はぐい呑み半分だけを頂く。もうかなり酔っているなと思ったらラストオーダー、しっかり2時間でたっぷりと頂きました。



お店には色々な十四代が博物館の様に並んでいてお酒好きとしてはこれを見るだけで楽しい。今はもう作っていない銘酒も見せてもらう。

もちろんお勘定はかなりのものでしたが、納得のあら川さんでした。大将、またよろしくお願いします。


あら川
北区赤羽2ー7ー2第五あら川ビル
0339121430あ

関東三十六不動尊⑨〜成田山川越別院

2024-05-07 05:00:00 | 霊場巡り
関東三十六不動尊巡り⑨、今回は少し遠出して埼玉県川越市にある第27番札所成田山川越別院に向かう。渋谷駅を7時に出ると8時過ぎにはJR川越駅に到着する。早すぎるので駅前で少しお茶を飲んでから路線バスで近くまで行く。


お寺の前を通る西武バスは1日1便しかないため、少し歩きが入る。本川越駅から来る道だが、松江町交差点を右に曲がり、そのまままっすぐ喜多院の方向に5分ほど歩く。すると右手に成田山川越別院が現れてくる。



このお寺の開祖である石川照温師は1805年下総の国葛飾郡生まれだが、厳しい生活を送るうちに両眼を病から失明してしまう。3度の自殺を試みるが、果たせず、『己を捨てることの出来なかったのは神仏の未だ己を見捨て給わぬため』と信じることにした。成田山新勝寺に登山して21日間の断食浄行に入る。すると少しずつ視力が回復して、満願の時には平癒したのである。これに感銘した師は成田山の照阿上人に従い、照温と称した。

その後、師は諸国巡歴の旅に出るが、川越に一宇の堂を建立、不動尊を安置し照招いたことから1850年に師が漸くこの地安住したのである。これが川越成田山の由来である。

その後、成田山新勝寺の末寺となり、明治10年に大本山の貫首が兼務住職となる事から成田山本行院となった。



境内に入ると正面に本堂があり、4月5日から開創記念特別大護摩供という看板が出ている。ちょうど10時の護摩が始まったところで堂内では火が焚かれ、僧侶が声を合わせて経を読み、若い僧侶が太鼓を叩く。これが中々の迫力である。



階段を降りるとすぐ左に開山堂、中には照温師の木像が置かれていて扉には『め』と書いた絵馬がたくさん吊るされている。これは故事に倣い、目の病気を治したい庶民が掛けたものである。



福寿堂には恵比寿天が大黒天と並んで祀られていて『小江戸七福神第4番』札所となっている。その隣が出世稲荷、可愛らしい狐の置物が多数奉納されていた。



大師堂には弘法大師と興教大師・理源大師が祀られている。

全てをお参りして最後に来て立派な納経所で御影や御朱印などを頂くことができた。






日本橋 吉〜日本橋ランチグルメ

2024-05-06 05:00:00 | グルメ
日本橋を歩いていてスタンドアローンの定食の店を発見。外にメニューが出ているが、殆どのメニューが1100円とリーズナブル。早速伺ってみた。


場所はCOREDO室町、福徳神社の近くにあり、『吉』というお店。入口の看板にはヒレカツ、ロースカツ、カニクリームコロッケ、鯖塩焼き+トロロ+マグロブツ、週替わり弁当が1100円、刺身定食は1500円のラインナップ。11時30分にも関わらず1階はほぼ満席。我々がようやく座ることができた。悩んだが、やはり色々とおかずが乗っている『週替わり弁当』をお願いした。

店は夜は割烹か居酒屋、昼はサラリーマン向けの定食という作り、食べている人も後から来る人も週替わりを頼む人が多い。

7、8分待って出てきた週替わり弁当は田の字に分けられたおかずは左上から時計回りに刺身、メンチカツ、野菜の炊き合わせ、鯖の塩焼き。ほかにワカメと油揚げの味噌汁、ご飯である。



まずは味噌汁、やはりこの手合いの店はちゃんと出汁を取っていて美味い。


刺身はハマチとタコ、ハマチは脂が乗っている。驚いたのはメンチカツ、揚げたてアツアツ、ソースを掛けて頂くが、ご飯が進む。

特に美味かったのが野菜の炊き合わせ、ニンジン、筍、大根、里芋、こんにゃくと鶏肉、厚揚げをやや甘めの出汁で炊き合わせたもの。いずれも手がかかっている。



鯖塩焼きも焼きたて、身ももちろん脂が乗ってうまいが、皮がパリッとしている。ご飯ももちろん美味く、色々なおかずが楽しい。

それにしても次々とお客さんがやってくる。ゆっくりお茶を飲んでいる訳にもいかず、次のお客さんに席を譲りました。ご馳走さま、再訪はもちろん、次回はカニクリームコロッケかな?



日本橋 吉
中央区日本橋本町3ー2ー2
0333421010

北品川〜五反田駅辺りの坂② まぼろしの坂探訪

2024-05-05 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その209。御殿山からまっすぐ歩くと『八ツ山の坂』に突き当たる。右手から左手に下って行く坂道はそれほど勾配は厳しくない。



説明板によると『武蔵野台地の突端にあたる丘陵で湾岸に突き出す砂州が8つあったことから八ツ山と呼ばれた。そのため、八ツ山の坂と名付けられた。』とのことである。

この先は坂は右に曲がっていて、そのオフィスビルが続くが、その真ん中あたりの右に上る坂を見るとここに崖線があることに気づく。(この坂には名前がない。)

第一興商ビルの右に入る道を行くと道はクネクネと曲がり、その先を右に折れると坂道が現れる。1段階目の坂自体も急坂だが、上り切ると左に折れて少し先にある2段階目の階段坂が続く。



上り切るとようやく勾配がなくなるが、この坂が『まぼろしの坂の隣にある坂』の先まで歩くと車道があり、その先にはセルビア大使館となる。



少し戻り、車道を右に少し行くと『この先車両の通り抜けはできません』の看板、この先にあるのが『まぼろしの坂』である。



その先の車止めから急に下り始め、少し平らになるが、再び急坂となる。左側の壁面は南欧風、端の部分は階段となる。ほぼ直角に左に曲がり、ようやく坂はおしまい。



ただ、さっき上った坂もほぼ同じくらいの傾斜があるような気がした。

(隣の坂)

私も以前に東京都東大和市にある傾斜37度の坂道に行ったこともあるが、こちらは29度だとか。23区内では最も急勾配である。

(傾斜37度の坂道)

坂下まで下りて元の広い道に出て、右の方に向かう。細い通りから右手を見るとかなり高いところが森のようになっていて島津山の高さを改めて知る。

さらに行くと五反田駅が見えてくる。駅前交差点から国道1号線で高輪台方向に上る坂が『相生坂』。説明板は坂の真ん中あたり、高輪台に向かい左側にようやく発見。



由来は『江戸時代から呼ばれていて、御殿山から宝塔寺(東五反田1丁目)前を通る道と中原街道が雉子神社(東五反田1丁目)の手前で合流していたことによるとされている。道路が改修されて急坂はなだらかな坂になった』とのこと。

城南五山(つまり八ツ山、御殿山、花房山、池田山、島津山の5ヶ所にある高台)のうち花房山を除く4山に沿ってある坂を歩く散歩となった。山手線の内側とは思えない自然が残り、とにかく閑静な住宅地でとにかく眺めはいい、しかし歩いて回るとなると大変な地区である。






心〜人形町ランチグルメ

2024-05-04 05:00:00 | グルメ
人形町にもイタリアンの店は沢山あるが、パスタを食べるならば専門店『心』が最も人気がある。晴れた日には11時半に行ってももう列ができていて、並んで食べるのが嫌いな私は中々ありつくことができない。

『心』は看板にも『by hashiya』とあるほど。このハシヤとは1972年に代々木八幡で創業した店で、これも伝説となった『壁の穴』出身の店主である。残念か2018年に閉店してしまっているが、ハシヤ系という店がその後たくさん世に出ている。パスタどはなく、スパゲッティなのである。『心』もその流れによる店で2007年の創業である。

先ほども述べたが、混雑していない時しか来ることはない。偶然、風と雨が強い日に早めに昼飯と条件が混んでるいるかと店の前に行くと待っているのは2人、これはいいと列の後ろにつく。並んでいる間にメニューをもらい、注文品を考えるが、いつも頼んでしまう『アサリとネギのスパゲッティ』『たらことウニのスパゲッティ』『ナスとベーコンのスパゲッティ』を外して考える。

目の前にオススメメニューが貼ってあり、ここから『ベーコンとたっぷりネギのペペロンチーノ』(1200円)を選択する。

ここからがかなり時間はかかるが、茹でたてスパゲッティはやむを得ない。周りの人はかなりのバラエティ、やはりアサリのスパゲッティは人気があるが、意外に多いのがミートソースである。

7、8分経過して注文の品が到着。思っていたよりたっぷりとベーコンが乗せられている。まずは麺を中心に一口、これは間違いなく美味い。アルデンテと言えばそれまでだが、麺にしっかりと味が入っていて美味い。

この店ではペペロンチーノ風に炒めたスパゲッティはこのメニューのみ。ペペロンチーノとはいうものの、ガーリックは効いているが、唐辛子は殆ど入っておらず、辛くはない。半分食べたところでタバスコ投入、これで辛くはなるが、やや酸味が出てしまう。しかし、食べているうちにこの食べ方も悪くない。味変化させて楽しむのも面白い。

青ネギとベーコンはたっぷりと入っていてボリュームは十分、麺増量をしなくのも十分満腹になる。スパゲッティは専門店で頂くと一味も二味も違う。大変美味かった。

次回は名物のアサリ入りのスパゲッティで攻めよう。食べ終わり、外に出たらやはり行列になっていた。 

中央区日本橋堀留町2ー2ー8
0332491557


GWは深大寺を歩く③〜神代植物公園へ

2024-05-03 05:00:00 | 日記
(深大寺続き)深大寺の参拝を終えて元三大師堂の横の出口から出る。坂を上るが、左側には動物の霊園がある。坂の上のお蕎麦屋さんは相変わらず混雑中。東京都が運営する公園は65歳になると250円と半額に割引となる。この恩恵を初めて受け、中に入る。4月29日は昔だったらみどりの日だったから無料だったことを思い出した。

ほぼ左前に歩いて行くとバラ園、とにかく良い天気で帽子を忘れたため、暑い。バラ園はかなり広く、真ん中に噴水があるが、見るだけで気持ち良さそうである。



ただ、まだバラの季節としてはまだ早く、もちろんサーモンピンクや黄色、白、赤などとりどりの色があるが、全体に咲き出すのはもう数週間後であろう。





バラ園の横には藤棚、長い花房を垂らしているが良く見ると八重咲の大粒の花と、房の長い品種など様々。早咲きのものが丁度盛りであった。



藤棚の近くには石楠花園、牡丹園などがある。石楠花は薬玉のように咲くツツジの一種だが、これが蕾というととんがった栗のような格好をしていてなぜこれが美しく大きな花になるのかと不思議になる。



ツツジ園は東京都では最も株数が多く、今を盛りに咲いている。良く見ると細長い花びらの品種などもある。

また、5段くらい階段を上る展望台が設えてあり、ここから見るとさらに素晴らしい。



しばらく歩くと並木のようになった道に出る。植えてある植物以外にもデルフィニウムやキンラン(金蘭)、ワスレナグサ(勿忘草)など雑草とも言えるが綺麗な花を付ける草も足元にたくさんある。

デルフィニウム

キンラン

ワスレナグサ

大芝生の横にはハンカチの木の花が風にはためいて美しい。花というか苞葉が白くまるでハンカチを振ったように見える。



植物のパンダと言われるように中国原産の珍しい木である。因みに隣はニュートンのリンゴである。



もう少し先に行くと10m近くある大木だが、今の季節は黄色いチューリップのような花をたくさん付ける。ただ、とにかく木が大きい割には花が小さく、下からはなかなか良く見えない。これがユリノキである。

実は久我山駅前のスーパーの駐車場にも生えていてこちらも今が花が見頃である。
他にも楓園、ウメ園、タケ園などがあるが、今日はこれで植物園を後にした。2年ぶりだが、やはり癒される場所である。


尻上がりに好調な阪神タイガース〜阪神ファンの戯言

2024-05-02 05:00:00 | 阪神タイガース
プロ野球ペナントレースも3月30日に開幕して約1ヶ月、セリーグの各チームは24〜27試合を消化、対戦も2巡目が終わり、3巡目に入る段階となった。

我が阪神タイガースのスタートはあまり芳しいものとは言えず、初めの14試合で5勝8敗1分と借金3であった。先発も全体的にピリッとせず、開幕は初戦青柳投手・2戦目大竹投手が投げて2連続完封負け、その後も昨年MVPの村上投手が3回ノックアウト(対DeNA)、伊藤将投手が2回ノックアウト(対広島)など厳しいスタートとなった。

しかし、阪神には底力がある。①まずは今年も3連敗がない(引分を挟むと1回のみ)点、②さらにローテーションも青柳→大竹→才木、村上→伊藤将→西勇輝と6人で回している点(25日のヤクルト戦の結果を受け、青柳が二軍落ちしたため、今週末は始めて異なる投手が先発する)が挙げられよう。先発6人のローテーションが固まったチームはセリーグには他にない。



では低迷の要因はというと打力不足、得点不足だろう。クリンナップである3番森下、4番大山、5番佐藤輝明の打順で3人とも1割台だったことすらある。4月7日から18日まで10試合で総得点が15点、1試合平均1.5点といった状態。しかし、得点が取れない時は守り勝てばいいという意思統一はできていて、この間の勝敗も4勝4敗2分と決して勝敗は悪くない。



打線の悪い状況が好転したのは4月19日の中日戦、初戦で7-0、さらに15-2、3-0と3タテしてからである。さらにこの中日戦以降は先程の青柳の負けが1つあるのみで13試合で10勝1敗2分できているのである。

先発投手の話を書いたが、リリーフ、セットアップ、クローザーも秀でている。肝心なところで相手のチャンスを最低限に抑える桐敷と加治屋、流動的に使いながら8回9回を抑える岩崎とゲラ、これだけのピッチングスタッフを揃えられるシーズンは滅多にないだろう。



他チームの中で怖いのはやはり巨人、数年前と異なり、ピッチングスタッフの若返りに成功している。ベテラン菅野はもちろん頑張っているが、戸郷、山崎伊織、高橋礼、横川の先発陣、クローザーの大勢、セットアップの中川、船迫、西舘、堀田と揃いつつある。ただ、一方ではグリフィン、メンデス、赤星あたりの出遅れ感は否めないが。打てない打線も岡本を中心に徐々に点を取ることができるようになりつつある。

一方でスタートは良かったが、投打とも全体的に調子を落とし始めた中日、打線はいいが投手力がついてこないヤクルト、先発投手に翳りが見えるDeNAなどは抜本的な対策が迫られるだろう。



阪神の4月を終わったところの成績を年度比較するとロケットスタートに成功した21年の20勝9敗・勝率.689には及ばないが、優勝した昨年の13勝10敗1分で勝率.565よりはかなりいい。(今年は15勝9敗3分、勝率.625)

今月28日からは苦手な交流戦が始まるが、昨年の7勝10敗1分は何とか上回る成績を残して欲しいものだ。(数字は4月30日までのもの)