三鷹にあるJA東京むさし三鷹緑地センターにポインセチアを買いに行く。この季節、シクラメンや千両などクリスマスやお正月を飾る植物が多く、あとはパンジーの仲間が幅を利かせている。
しかし、その中でオレンジ色の実をつけた柑橘類も多数並んでいる。
小さいほう、といっても実の大きさだが、キンカンは沢山の小さな実をつけている。
そして、ユズ。他の柑橘に比べ、ゴツゴツした感じだが、この木が一本あったら柚子湯に何度も入れそうと思うと欲しくなる。
苗の値段が高いのはゴールドオレンジ、これは神奈川県で全国生産の7割が栽培される甘いミカンで別名、黄金柑、黄蜜柑と呼ばれている。ピール(皮の砂糖漬け)も美味しいらしい。
さらに、夏ミカン、この命名は不思議である。というのは今でももう黄色い実はなっているが、今の時期はまだまだ酸が強すぎて食べることはできない。冬収穫し、貯蔵して酸を抜くか、初夏まで木成りで完熟させて酸を抜くかしないと食用にならないので夏ミカンと呼ばれるようになったらしい。だから、今も実はなっている。
最後に大きな実はカボス、これは果物でも果肉を食べることは少なく、もっぱら果汁を料理に使うことが多い。緑のうちから使えるが、完熟すると黄色くなる。昔、九州にいた頃は大分の取引先から良くもらったが、いつも焼酎に浮かべていた。
さらにハウスの外にはレモンや温州みかんなどの大きな苗木もあり、柑橘の種類には驚かされた。もう少し庭の日当たりが良ければ、植えて見たいものである。