年末が近くなると必ず浅草を訪れる。来週の三連休は行事が立て込んでいるため、家を3時半に出て浅草に向かう。新仲見世からいつもの通り正月の縁起物が飾られた仲見世に入る。
巨大なコマや羽子板、馬の飾り、餅などが飾られており、ここはクリスマスツリーでなく、寺であることを実感。間も無く、宝蔵門に到着、小舟町の文字が鮮やかに浮かぶ。
隣には五重塔もライトアップ。5時の閉門も近いため、慌てて本堂にお詣りする。賽銭箱の隣には大きな羽子板が奉納。本堂を出て振り返ると左手に大関、右手に月桂冠の四斗樽80個ずつが奉納されている。
仲見世に並行する細い通りを行くと手拭いの『ふじ屋』、毎年翌年の手拭いを2種類染め抜いているが、それを買うのが今日の最大の目的、縦型は馬と梅の木、横型は赤い鞍で飾られた馬の姿、悩んで後者を購入。早速、クリスマス終了後にも飾る予定。
次に新調した雷門の提灯を見に行く。10年毎に松下電器が奉納しているもので、11月に飾られたものが6代目で京都山科の山崎氏が中心となり、約1年かけ新調したものだが、さすがに立派である。さらに干支の置物などを冷やかし、今度は吾妻橋方面に向かうが、少し冷えてくる。
川を渡り、右斜め前に歩くが、佃煮の海老屋がアサリの朝だきなど懐かしいものを扱っている。
さらに次の信号を渡ると『こんぶの岩崎』の看板が見えてくる。ここのお目当ては朧昆布で出汁の元を包み、食べる際にはこれを柔らかくし、すまし汁になる『おぼろの実』を買いにきた。
あとはその近くに見付けた東京スカイツリーのよく見える歩道橋からじっくりツリーを眺める。
今日は赤と白でほぼ満月の月がすぐ上で輝いてました。うなぎでも食べて帰ろう。