以前から気になっていた東京駅構内のラーメン屋さんにお邪魔した。場所は八重洲地下中央口の改札口を入ってすぐ左手。待ち合わせの定番『銀の鈴』からもすぐである。
入口の左側に食券の券売機があるが、メインは醤油ラーメン、ほかに限定の塩ラーメン、豪華トッピング、具がないかけらぁ麺。トッピングは味玉、チャーシュー、海苔。サイドメニューは玉かけご飯とネギチャーシューご飯と至ってシンプルである。
タッチパネル券売機で塩ラーメン(1100円)を高いなあと思いつつチョイス、限定とつければ高い価格を設定しても良いのだろうかと疑問が湧く。
店は札幌の名店『Japanese Ramen Noodle Lab Q』とのコラボをして2020年8月にオープンしたお店らしい。
店内はカウンターに13席、奥にはオープンキッチンがあり、シェフの格好の人が2人働いている。BGMはジャズ、かなりお洒落な店である。
ラーメンは5分ほどして登場、綺麗に透き通ったスープに揚げネギが浮かび、麺の上には2種類のチャーシュー、さらに白髪ネギ、ゆずの皮が1つ、さらに海苔が1枚。テーブルには胡椒もないため、そのまま頂く。
まずは麺から。中太ストレート麺で喉越しも良い。ここでスープを一口、色々な出汁が絡み合っているのだろうが、いかんせん主張するものがなく、大人しい上品なスープに過ぎないと私は感じた。少なくとも塩味を抑えすぎていて物足りない。
味を変えようにもテーブルには何もなく、周りの人も納得して食べている中で中々注文も付け難い。チャーシューは小さい方が低温調理をしたものでこれは美味い。さらにバラもしっかりと味付けがなされていて救われた。
ただ、全体としては存在感の薄い、さっぱり味のラーメンのように感じた。得意の醤油ラーメンならば違うのかもしれないが。コスパもないし、次はいつのことになるかなあ。ともかく、ご馳走様。
凛トウキョウ
千代田区丸の内1ー9ー1東京駅グランスタB1階
0352202374