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『大正、昭和の建築物を訪ねて』その13。新富1丁目あたりを歩いている。新富町駅のすぐ近くに『井筒屋』という建物を発見。以前、築地の床屋さんにもあった『マンサール屋根』の三階建という珍しいもの。
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昔は和菓子屋兼甘味喫茶店だったらしい。かつては右側の建物も看板建築だったが、今はビルになってしまっている。
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新富稲荷神社の鳥居の前を通り、少し行くと立派な黒塀の料亭風の建物。看板等はなく、今は営業されていないようだが、由緒のある建物のようである。
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少し歩くと宮川商店(新富2ー15)の建物の裏に出る。正面に回ると鶏卵や鶏肉の加工などをする会社らしい。看板建築は側面や背後から見るとはっきりわかるお手本のような建物である。(銅板貼りで有名な築地の宮川食鳥鶏卵とは別の建物)
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次の道を左に曲がったところにもレトロな建物。今も現役の会社のようだが、看板等がないため詳細は分からなかった。
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同じ筋を少し戻ると『躍金楼(てっきんろう)』という現役の割烹料理屋さん。調べてみると明治6年創業とのこと。
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建てられたのは1949年で旧花街にある店舗兼住宅。昔の料亭の姿を偲ばせる。当時はいくつもこのようなあったのであろう。
この周辺にはもっと歩けばまだまだありそうだが、今回は時間も無くなったのでここまでとしたい。