東京駅八重洲口にある黒塀小路は名店揃いで『方舟』『繁の井』『ハゲ天』『黄木』『YEBISU BAR』などが地下一階に並んでいる。その中で『天津飯店』の前を通りかかった時、ついつい香りに誘われて入店した。
ランチは4種類、Aランチはラーメンと麻婆豆腐丼、Bランチは中華プレート、Cランチは本日のチャーハンと半ラーメン・春巻、Dランチは回鍋肉・エビチリ・青椒肉絲・酢豚から1品、スープ、ライス。これは悩むが、最終的には本日のチャーハンが『高菜とエビチャーハン』と聞いてCランチ(1200円)にしてしまった。
その後から次々に1人のサラリーマンが来店するがAかCで悩むようである。厨房では鍋を振る音がしたかと思うと私のランチが運ばれてきた。
まずは半ラーメンから、ちゃんとした中華料理店のラーメンといった風情で細い麺、チンゲンサイがたっぷり、トロトロの煮豚はさすがといった感じ。こういうセットの場合は、まずは麺を食べ、スープがわりにツユを残すことにしている。
チャーハンは主に高菜かな、と思ったが、中にエビがゴロッと3尾。写真では1尾しかないが、さすがに1200円取るだけのことはある。あっさりしているが、量もそれなり。また、春巻きは中身がたっぷり、添えられたカラシを付けて美味しくいただく。
最後に杏仁豆腐、手作り感満載で添えられた枸杞の実がアクセントとなり、さっぱり最後を締めてくれた。高いものには理由がある、外はバタバタしている八重洲口もここではゆっくりできる。
天津飯店 東京駅黒塀小路店
千代田区丸の内1ー9ー1
05058697826