軽井沢one beauty 片山農園の日々雑感

軽井沢で農業をしながら、ちょっとしたことをブログに書いてます

その後の子ぎつねと

2021-04-14 20:33:59 | 野菜
精米に行く。
家の方はどんより曇っていたが、途中からワイパーを使わないとダメなような天気になってきた。
家から3キロぐらいでこんなにも違うのか?
コイン精米所の軒下に大柄で若そうな男が立っているのが見える。
その脇にはマウンテンバイク。
雨宿りか?と段々と軽トラの僕はそこに進んで行く。
その大柄な男は頭を下げる。
誰?
マスクをしているので、誰か分からない。
軽トラを止めると男は軽トラに近付いて、再び頭を下げ助手席側のドアを開けようとする。
誰?と心の叫び。
一瞬男もマスク越しながら、あれ?っ怪訝そうになる。
軽トラから降り「誰‼️」
「◯◯さんですか?」とバックから何か取り出そうとする。
ハイって言ったら、いきなりナイフで刺されるのかな?
「違うよ」と答え、男が取り出したのは履歴書だった。
精米をしている間、男と話す。
「バイトの面接?」
「はい。ここで待ち合わせなんです」
「農業したいの?」
「太陽の下で働きたいんです」と僕が面接官でもないのに熱意を語る。
「家に来るか?」そう言う若い子は大切にしないと。
「良いんですか?」
◯◯さんに怒られるわ‼️
とりあえず名刺を渡し、「ダメだったら連絡してきな」と大人だわ。

精米を終え帰りに、昨日水路に置いたハシゴとコンパネを片付ける。
水路を眺め、子ぎつねが居ないことを再度確認。
良かった😄やっぱり居ないや。
お母さんに会えたかな?と畑を見ながらゆっくりと窓を開け軽トラを走らせる。
レタスの畑に近づくと、「ギャン、ギャン」と鳴き声が。
ん?昨日聞いた鳴き声だ。
軽トラを止める。
やっぱり鳴いている。
嘘⁉️
嘘だろ⁉️
マジか?
そんなことある?
昨日水路から救助した子ぎつねが再び違う水路に落ちるって。
鳴き声は昨日とは別の水路の方から聞こえる。
軽トラを降り、水路を覗き込む。
昨日の子ぎつねがキョトンとこっちを見ている。
「お主何をしとる?また落ちたの?」と語りかける。
水路と言っても水深1センチぐらい。そこをピチャッピチャッと足音を立てながら逃げる。
「そっちじゃないよ。こっち」ダメだ。再び軽トラに乗せたハシゴとコンパネを使うことになるとは😅


「はい。そこ上って。ダメ、ダメ、こっちじゃない。そっち行って」と子ぎつねに話しかける。
しかし、このコンパネの左側の隙間をすり抜け左側の土管の中へ。
そこを直進すればコンクリートの水路でなくなるので、子ぎつねでも上がれるであろうが、再び下流へ。
こりゃダメだ。
もっと大きいコンパネを取りに一旦帰る。
再び現場に戻り、下流から子ぎつねを探す。
すると上流から鳴き声が。
しめた!
このまま子ぎつねをどんどん上昇に追っていけば、知らず知らずの内に這い上がれるだろう。と子ぎつねを探す。
鳴き声は?
鳴き声は?
あれ?もう山にいるじゃん😊
良かった😄
でも、このままお母さんに会えないじゃないのかな?死んじゃうかな?
心配😢








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