ho999~死ぬ準備~

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おでん その3

2012年02月20日 | 日記・エッセイ・コラム

私が好きなおでんは「お多幸」系とでもいうでしょうか、濃口醤油の黒っぽいのです。おでんに限らず、関東の味付けは、色が黒く味も醤油臭くて素材の味が台無しだなどと、関西の人から言われます。私もその通りだと思いますが、それが?といった感じです。べつに素材そのものを食べたいわけではなく、醤油と渾然一体となった味が好きなのです。これは習慣の違いですからどっちが正しいということはないでしょう。
関西風以外に静岡、姫路など各地独特のおでんが存在します。松江ではおでんサミットというのも開催されました。それぞれ特色があり、出張の折には一応食べてみますが...そんな感じです。鰹だし、濃口醤油というのは案外少ないものです。静岡おでんが見た目似ていますが、鶏ガラや牛スジの出汁を使います。
種にも大きな違いがあります。私が好きな種は、ちょっとここで疑問。おでんはタネでなんで寿司はネタなのか?何故スシダネと言わないのか?何故客がお茶をあがりと呼ぶのか?なぜ1つではなく1貫なのか?戻りますが、竹輪麩とジャガイモです。西には両方ともなかったと記憶しています。特に竹輪麩はその存在すら知られていないようです。そもそもこの竹輪麩、落語の「時そば」で馬鹿にされている存在で、生き残っていること自体が不思議かもしれません。

ここでまた疑問。上方落語にはたしか「時うどん」があります。元々はそばをうどんに置き換えただけの話ではないのですが、竹輪麩は出てくるんでしょうか?
地方独特の種は好き嫌い関係なく、興味深いので必ず頼んでみますが、創作おでんは今一つです。私はおでんに関しては超保守的です。
そう言えば、コンビニおでんは結構いけると思います。ちょっと甘いですけど。
 
 
赤いお皿もお多幸系の特徴の一つです。

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