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零余子(むかご)
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「かきむしるように取り込む零余子かな」
遅すぎることはない
今が人生一番のチャンス・・と思えば
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ムカゴ・・・
子供ころに父親の転勤に伴い田舎で生活するようになって
ある日最初名前を聞いた時は
ムカデという虫が頭をよぎった(爆)
食べ物だと聞いてますます
なんだかまずそうなイメージ
知らないということは情けないものだ
やがてそれがどんなものか目の前にして
え?これが食べられるの?
どうやって食べるのかさえ想像がつかなかった
言われるままにいくらでもからみついた蔓に
ぶら下がっている黒い豆のようなものを
手当たりしだいつまみとってかごに入れた
それを持ち帰り
じいちゃんとばあちゃんがおいしいぞっ・・・と期待を持たせる
やがて土間のほうから・・ふかしイモのような香り
やがて皿に盛られた黒い物体
あっ・・あの蔓についてた・・ムカゴというやつだ
進められままに恐る恐る口に運ぶ
うぅん~ふかしイモに様な味だ・・
塩味でこれはいける・・次第に手が早く伸びる
するとばあちゃんが・・おいしいだろう~
田舎では誰でも食べるけれど
街の子は知らないだろうなって笑う
それ以来ムカゴを見ると田舎を思い出す
もうムカゴをとったおじいちゃんもおばあちゃんもいない
ムカゴが思い出の中で一緒に生きている
ムカゴは自然薯や長薯の蔓に出来る
小指の先ほどの肉芽
これをご飯と一緒にいれて炊き込みご飯にもします
ぱふぱふの
10月の旬な写真だけの
別ブログ・・・FocusTime5
今日の写真は・・・シモバシラの花
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