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知らせ
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庭の植木の手入れと言うほどでもないけれど
少し切りそろえたり
枯葉の処理やら
掃除をした
突然
指先で痛点が鳴る
チッ・・
ごくちいさないたみが
不意をつく
柔らかな小さな棘
光にかざすと
浮き出ている
予想を超えて
体と深くつながっている
1ミリの棘
注意深く
そおっと取り去る
赤い血をにじませて
痛みが指先を巡る
異物のかけらが
目の中に飛び込んでくる
子供なら
きっと涙が溢れてくるのだろう
でていけっって
叫んでいるように
でも大人
些細な痛みで
泣くほどでもない
でもその小さな小さな痛みは
知らない間に
雨降りの前の雲みたいな
ずっとおくの おくの
遠い
痛みに
つながっていると
突然気がついた
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今日の写真は
苔だって新芽の季節
音符のように
春を奏でます
楓の新芽の葉が
大木の葉の様に大きく見える