その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

こねこ

2008年10月03日 | Weblog

 

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こねこ

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我が家の猫は

 

代々ノラねこ

 

その中の

 

二年ほど前に拾った子猫の話

 

小さな三毛猫が

 

我が家の庭でないていた

 

我が家には既に

 

かなり立派な

 

オスのシマトラねこ

 

もしかして喧嘩するかと

 

でもなんと

 

とてもかわいがるので

 

飼う事に

 

名前をつけた

 

「チミ」

 

ちっちゃくてみっともない顔立ちだから

 

でも・・でも

 

チミは

 

跳ねることがとっても得意で

 

良く跳ねて飛びまわり

 

まるで足に

 

機械仕掛けのバネでも入ってるように

 

拾われたうれしさをあらわすかのように

 

二度と捨てられないための演技か

 

周囲に明るく笑いを振りまく

 

目は泣いていた

 

母のお乳の味か

 

命の恩人の情愛の味か

 

ミルクを舐めるチミの

 

後姿は寂しい

 

名前を呼んでも

 

振り向きもしない

 

振り向かない後姿が

 

いっそう寂しく

 

やせこけたからだか

 

さらに寂しい

 

二年前に病院で亡くなった

 

***

 

子猫はかわいいけれど

捨てる人の気持ちが許せない

捨てた子猫は

必死で生きるすべを探します

手助けしたくても限界がある

どうか猫を捨てないで・・

 

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今日の写真は

ただ跳ねるにつながるだけ

ゲンノショウコの

実がはじけたところ

祭りのみこしに似ているので

みこし花とも

フウロソウ科の花

下痢止めの薬になります

下痢に煎用すると

現の証拠が現れることからついた名前