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その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

山茶花

2012年11月16日 | Weblog

 

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山茶花

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観賞用に栽培されて広く家庭でも親しまれているツバキ科の花

数輪が咲き始めています

盛んになったのは江戸のころ

そのころにはもうすでに50種類もありますが

そのころは山茶花とは呼ばれず

椿の仲間で山茶花として区別されていませんでした

最近では種類も色も多くなっています

野生種は白一色の一重咲きです

最近ではなかなか自生種に出会えなくなっています 

冬の花の季語に載り沢山の句が詠まれています

「山茶花やいまの日暮れの旅に似て」 藤田湘子

「山茶花の咲きためらへる朝かな」 渡辺桂子

「山茶花のこぼれつぐなり夜も見ゆ」 加藤楸邨 

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枯れ葉

2012年11月15日 | Weblog

 

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枯れ葉

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 落葉樹は冬になると葉を落とし休眠します

散った枯れ葉は、その下の草の芽や越冬する虫

その他の生物を覆い隠し、木の根を守り

静かに春を待ちます

又地に落ちず、枝についたままの枯れ葉もあります

雨雪で腐った葉が「朽ち葉」

平安時代の襲色目(かさねのいろめ)では

表が赤みがかった茶色、裏が黄色という配色を

「朽葉」といいました

木の葉、落葉に比べ、枯れた色いあいを

強く感じさせる季語で、古来から多くの句が詠まれています

「夕照にひらつく磯の枯れ葉かな」 去来

「蓑虫の枯葉いちまいなるもよし」 小原啄葉 

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冬支度

2012年11月14日 | Weblog

 

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冬支度

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 間もなく訪れる厳しい冬の寒さに備え

衣食住全般にわたって、さまざまな準備・支度をします

「冬用意」といういい方もします

冬を迎えるにあたって、まず誰もがする暖房器具の準備

今ほど暖房器具が揃わなかった時代には

冷たい冬の夜をしのぐために

冬の布団の綿入れも冬支度でした

農家では、漬物を漬けたり、雪国では「雪囲」「雪吊」も

欠かせない冬支度です

このようにあれこれ準備することは

心の冬支度でもあったのです

「刺のある言葉交わしつつ冬支度」 波多野爽波

「空回りさせてリフトの冬支度」 古賀昭浩

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秋思

2012年11月13日 | Weblog

 

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秋思

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 実りの秋、収穫の秋とたとえられ

豊かさを持つ一方、花が実になり、ついに枯れたり

落ち葉となって装いを変えたりする秋

その去りゆくさまはなんともいえないもの悲しいものです

秋の移ろいに誘われて感じる

ものさびしい思いのことを「秋思」といいます

頬をなでる風はすっかり冷え、肩をすぼめながら見上げる空は

澄んだ空気中で燦然と月が輝きます

おきの夜長に寂しさは一層深くなります

春の季語には「春愁」というのがあります

春の和らぎに心浮き立ちながらも、半面憂いがももたげ

寂しく物思う気持ちを表すことで秋思と比べ

甘美でより情緒的です 

「髪解きて秋思こぼるる洗面器」 大島翔

「一のビル秋思の影が二のビルへ」 辻桃子 

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センブリ

2012年11月12日 | Weblog

 

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センブリ

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毎年10月頃に咲くこの花が

今年は少し遅れていたのがやっと咲きました

ほぼ1カ月遅れですが、咲いてくれてありがとう

今年は写せないかもとひそかに思っていたので余計にうれしい

この花の茎の断面は四角く、直立しています

花は小さな白地に紫の脈があります

花も白以外に赤色もあるのですが写真に写せていません

古来は薬草として、食欲不振、蹴り、腹痛などに効果がある

健胃薬として知られています

最近は自生している場所が減ってしまい

なかなか見る機会が少ないですが

れでもまだまだ里山に行けば見られます

街で見る花は、ほとんどが栽培品が出回っています

「千振の花を摘みたる旅の霧」 佐野まもる

「せんぶりの花も紫高嶺晴」 木村蕪城

「せんぶりの枯れ切らぬ花逆さ干し」 上野さち子 

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週末コラム 3

2012年11月10日 | Weblog

 

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週末コラム 3

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 烏景(うけい)

月にウサギがいると思われていたことは

皆様ご存知ですよね

では、太陽には何が住んでいると思われていたか

ご存んじですか?

それは、「烏(からす)」です

それもただの烏ではありません、三本足の烏です

このことから、烏は太陽を表すようになりました

金烏、赤烏、日烏・・・すべて太陽の異称です

また、烏景は、太陽の光のことです

これらは、中国の伝説によるものですが

日本の神話にも登場します

神武天皇が、熊野から大和へ抜ける山道

三本足の「八咫烏(やたがらす)」が現れて道案内をしたという

日の神「天照大神」の使いでもあるとか

「八咫(やた)」は「八咫(やあた)」が変化したもので

咫は長さの単位で、親指と中指(一説には人差し指)を

広げた長さだそうで、八咫ということですから

大きな鳥ということになります

今ではあまり好感を持たれない鳥ですが

実は、大変神聖な鳥だったわけです

烏兎といえば、太陽と月のことで、転じて年月のことを言います

月日のたつのが早いことを「烏兎怱々(うとそうそう)」

この「怱々」は慌てて急ぐことです

烏も兎も本当に逃げ足が早いですものね(笑)

 

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がまずみの実

2012年11月09日 | Weblog

 

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がまずみの実

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 スイカズラ科の落葉低木

初夏には白い小さな花が咲き特有の匂いに虫が集まります

秋は赤い実が沢山なり、鳥たちが集まります

好みは食べられますが、ものすごく渋いので

果樹酒として利用されています

この木の実はカンボクという木の実にそっくりなので

猛毒なので間違えて口にしないように

決して派手な赤ではないけれど

ひなびた風情を醸し出す風情があります

「がまずみのすっぱき宿場外れかな」 たなか迪子

「がまずみや山人いつもほっかぶり」 辻桃子

「がまずみや悲鳴のやうな鳥の声」 安部元気

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枯芒(かれすすき)

2012年11月08日 | Weblog

 

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枯芒(かれすすき)

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冬枯れた姿を詠む植物は多いですが

やはりその筆頭がススキでしょう

美しい穂も冬には枯れきって侘びしげな姿になります

「枕草子」第六十四段「草の花」は

「冬の末まで頭のいと白くおほどれたるも知らずむかし思ひで・・」

(頭が白くざんばらになっているのにも気づかず

むかしなつかしげに・・)と

やや苦い筆致で、枯芒を老人にたとえて描きます

しかし見ようによっては、枯淡ななかに

目の覚めるような新鮮な風情があり

床の間に飾っても絵になる気がします

「直立のまま焼かれけり枯芒」 藤森かずを

「道草をしつつしんがり枯芒」 国富 瑞子 

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カラタチの実

2012年11月07日 | Weblog

 

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枳殻(カラタチ)の実

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 ミカン科の落葉低木、中国原産で唐橘の意

実は黄色く熟して芳香があるけれど食べられない

カラタチに枳殻の字をあてるのは

別種にミカン科のキコク(枳殻)があるので

誤りだといわれています

最も寒さに強く、北海道でも育つそうです

鋭い刺と真ん丸な実の取り合わせが

写真素材としても妙味

「少年に詩心芽生ゆ枳殻の実」 坂口敏

「からたちが実となり杭を打つ音す」 高橋謙次郎

 

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茶の花

2012年11月06日 | Weblog

 

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茶の花

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 中国、日本が原産地

現在はほとんどが茶の葉をとるために栽培されています

日本茶、紅茶、中国茶の茶葉を作ります

日本へは遣髄使、遣唐使お茶を伝えたと考えられています

ツバキやサザンカの仲間ですが

派手さがなく控えめな花はまさに茶人好みです

垣根や畑の仕切りに植えられたりもしています

佐賀県には樹齢300年を超える木があるそうです

天然記念物「嬉野の大チャノキ」として有名

「茶の花や雨にぬれたる庭の石」 正岡子規

「茶の花に月より降りし時雨かな」 島村元 

 

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