遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

厳島神社

2007年05月09日 | 山歩き~
 それまでは厳島神社なんてほとんど関心はなかった。いにしえの神社があるところ、毛利元就が陶氏を急襲し打ち負かした場所・・・ぐらいの認識しかなかったし、日本三景の一つとはいっても、人ゴミのなかは好きではないのでたいして行きたいとは思ってはいなかった。
 なぜ行ったかと言えばやはり建築設計を志す甥っ子の影響が大きいだろう。
満潮に海水が溢れてきても、渡り廊下が浮かないように板と板との間にすきまがあったり、一本の木を二、三本にわけて、それもきれいに丸くそれぞれが一本の木のようにして柱として使っていたり。
 海のなかに浮かぶ大鳥居も自らの重さで立っているしくみになっているとか、人の智慧の奥深さに驚きもする。

 ぼくが行ったときは干潮の時間帯で残念ながら大鳥居は砂のうえに鎮座していた。そのまわりに多くの観光客が歩いていた。
 商店も多く住んでいる人も多いようだ。昔は神住まう島として、人が住むことは許されなかったらしい。それが神に仕える人が住むことを許されてから、とめどもなくその範囲は広がっていった。
 今は神様も喧騒に追われてほかの場所に移ったのではあるまいか(~_~;)。

 ところで、日本三景のもう一つは仙台の松島だけどもう一つはどこだっけ?

 厳島から船のかえりみち、牡蠣の養殖棚が目についた。安芸の牡蠣は本場だ。